上舟入停留場(かみふないりていりゅうじょう)とは、かつて広島県広島市(現在の中区)に存在した広島電鉄江波線路面電車停留場である。

上舟入停留場
かみふないり
Kami-funairi
土橋 (- km)
(- km) 舟入仲町
所在地 広島県広島市
所属事業者 広島電鉄
所属路線 江波線
キロ程 - km(土橋起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1943年(昭和18年)12月26日
廃止年月日 1947年(昭和22年)11月1日
備考 キロ程および隣接駅間距離は不明。
1944年(昭和19年)6月10日より休止。
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歴史 編集

上舟入停留場は1943年(昭和18年)12月、江波線の開業に合わせて開設された[1]。しかし開業から1年も経たない翌年の6月に休止される[1]。加えて1945年(昭和20年)8月6日には原爆投下により江波線自体も不通となった[1]。路線はその後1947年(昭和22年)11月に復旧を果たしたが、当停留場は復活することなくこのとき廃止された[1]

周辺 編集

停留場は江波線の土橋 - 舟入仲町(1952年ごろ舟入町に改称)間に置かれていた[1]

当停留場廃止後、この区間には舟入百米道路停留場(ふないりひゃくめーとるどうろていりゅうじょう)という停留場が開設されたことがある[2]。この停留場は江波線と平和大通り100m道路)の交差点あたり(土橋起点0.3 km地点)に置かれ、1955年(昭和30年)8月7日に開設、翌8日に廃止という臨時の停留場であった[2]

隣の停留場 編集

広島電鉄
江波線
土橋停留場 - 上舟入停留場 - 舟入町停留場

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年、150-157頁。ISBN 4-533-05986-4 
  2. ^ a b c d e 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、18,38頁。ISBN 978-4-10-790029-6