下宇美駅

かつて福岡県宇美町にあった日本国有鉄道の鉄道駅

下宇美駅(しもうみえき)は、かつて福岡県糟屋郡宇美町にあった日本国有鉄道(国鉄)勝田線廃駅)である。勝田線の廃線により、1985年昭和60年)4月1日に廃駅となった。

下宇美駅*
下宇美駅跡。写真左側の遊歩道が廃線跡。手前が吉塚方向、奥が筑前勝田方向。右は県道68号線
しもうみ
Shimo-Umi
志免 (2.9 km)
(0.8 km) 宇美
地図
所在地 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美
北緯33度34分22.7秒 東経130度30分22.1秒 / 北緯33.572972度 東経130.506139度 / 33.572972; 130.506139座標: 北緯33度34分22.7秒 東経130度30分22.1秒 / 北緯33.572972度 東経130.506139度 / 33.572972; 130.506139
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 勝田線
キロ程 10.2 km(吉塚起点)
電報略号 シミ←シウミ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1919年大正8年)10月12日*
廃止年月日 1985年昭和60年)4月1日
備考 無人駅
* 1. 下宇美停留場として開業した後、1936年昭和11年)に宇美八幡停留所へ改称
* 2. 1944年(昭和19年)に信号場へ降格後、1950年(昭和25年)1月10日に駅として再開業
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歴史 編集

駅構造 編集

かつては、三菱鉱業勝田鉱業所専用線も接続していた大きな駅であったが、閉山後急速に寂れて駅も小さくなり、末期は単式ホーム1面1線のみを有する簡素な無人駅となった。ちなみに当駅の待合所バス停留所のそれに近いものであった。廃駅後に周辺は遊歩道となったが、駅のホームは残っている。

駅周辺 編集

宇美八幡宮の最寄駅であった。なお駅は福岡県道68号福岡太宰府線に面していて、駅前にバス停が設けられていた。そちらのほうが便数も多いことからよく使用されていた。

隣の駅 編集

日本国有鉄道
勝田線
志免駅 - 下宇美駅 - 宇美駅

脚注 編集

  1. ^ 「地方鉄道停留場設置」『官報』1919年10月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、698頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 『地方鉄道及軌道一覧. 昭和18年4月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ 『宇美町誌』1975年、875頁
  5. ^ 大蔵省印刷局(編)「日本国有鉄道公示 第6号」『官報』第6895号、国立国会図書館デジタルコレクション、1950年1月9日。 
  6. ^ 「八駅の業務を民間委託 門鉄」『交通新聞』交通協力会、1963年4月3日、1面。

関連項目 編集