中国国鉄HXN3型ディーゼル機関車

HXN3型ディーゼル機関車(エイチエックスエヌ3がたでぃーぜるきかんしゃ、和諧3型内燃機車)とは、中華人民共和国鉄道部(中国国鉄)が2008年から製作した電気式旅客·貨物用ディーゼル機関車である。EMDでの社内呼称はJT56ACe

和諧3型ディーゼル機関車
懐柔北駅附近を走行する0111号機
懐柔北駅附近を走行する0111号機
基本情報
運用者 中華人民共和国鉄道部
製造所 エレクトロ・モーティブ・ディーゼル、大連機車
型名 JT56ACe
製造年 2008年
製造数 300両
主要諸元
軸配置 Co'Co'
軌間 1,435 mm
長さ 22,250 mm
3,370 mm
高さ 4,705 mm
機関車重量 150.0 t (自重)
車輪径 1,050 mm
軸重 25 t
動力伝達方式 電気式
機関 16V265H
発電機 AT20/CA9
主電動機 A2938-5
最高速度 120 km/h
定格速度 30 km/h
出力 6,000 hp
定格引張力 620 kN (起動)
598 kN (定格)
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HXN3型の技術的な原型車—-米国EMD SD90MAC形

概要

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本形式は幹線貨物用大出力交流モーターの内燃機関車である。アメリカ合衆国エレクトロ・モーティブ・ディーゼル(以下EMD)が開発した。鉄道部は2005年にEMDと大連機車との提携協議、新型交流モーター駆動のディーゼル機関車の研究開発に調印した。本形式の形式番号はHXN3(数字部分は製造会社を表し、3は大連機車を指す)で、中国語では一般に“和諧”3型内燃機車と呼ばれる。初号機は2008年7月に大連機車を出場した。

本形式は交流電動機システムを採用し、6,000馬力の電子制御直噴ディーゼルエンジン1台と6台の交流モーター、車載コンピューター制御システム、発電併用空気ブレーキシステムを搭載している。また三重連運転機能を備えている。平坦線において単機で5,000tの貨物列車を最高速度の120km/hで運行する事ができ、軸配置はCo-Coである。

本形式はEMDが初めて大陸中国に販売したディーゼル機関車で[1]、生産はEMDからの技術移転を受けた大連機車にて行なわれる。鉄道部は先ず300両を購入し、初号機(HXN30001)は2008年7月2日に出場、瀋陽鉄道局通遼機関区に配置され、幹線貨物列車牽引で運用されている。

参考資料

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外部リンク

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