中沢晶洞(中澤晶洞 なかざわしょうどう)とは、滋賀県大津市田上山にある大型のペグマタイト晶洞である。発見者である中沢和雄(中澤和雄)にちなみ名付けられた。

概要 編集

滋賀県田上山(別称 太神山、たのかみやま、たなかみやま)は、明治時代から、花崗岩中のペグマタイトより良質のトパーズが産出することで、世界的に知られていた。

この田上山で、1974年3月15日に中沢和雄(実名 中澤和雄)によって発見された晶洞である。

洞内からは重さ6.2kgの国内最大のトパーズの巨晶や、長さ38cmに及ぶ両錐の煙水晶等が発見された。

この晶洞は発見者にちなみ中沢(中澤)晶洞と呼ばれている。

中沢晶洞からは大型のトパーズや煙水晶益富雲母などの雲母類、長石ジルコン結晶が多く産出した。

後に他の鉱物採集者らに掘り進められ、発見当初は6メートル余りだったが、現在は全長10メートルに及び、晶洞としても国内最大規模の大晶洞となった。


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