中華人民共和国国家安全部

中華人民共和国の情報機関

中華人民共和国国家安全部(ちゅうかじんみんきょうわこくこっかあんぜんぶ、簡体字:中华人民共和国国家安全部、繁体字:中華人民共和國國家安全部、英語:Ministry of National Security of the People's Republic of China)は、中華人民共和国情報機関国務院に所属する政府機関で、1983年7月に党中央調査部を主体とし、国務院公安部政治保衛局・党統戦部・国防科学技術工業委員会の関係部署を統合して成立した。北京市東城区東長安街14号に本庁舎を設置し、各地に国家安全局を配置する。階級呼称は公安部のそれに準じている。

国家安全部
Ministry of State Security of the People's Republic of China.svg
国家安全部徽章
表記
簡体字: 中华人民共和国国家安全部
繁体字: 中華人民共和國國家安全部
英語: Ministry of State Security of the People's Republic of China
英略称: MSS
上位機関
中華人民共和国 国務院
下位機関及び監督・監視対象団体[1]
報道機関 新華社
協会 中国人民対外友好協会
中国国際交流協会
中国国際友好協会
中国国際人才交流協会
旅行 中国国際旅行社
企業 ホテル
貿易関係企業
その他

歴代国家安全部長編集

  1. 凌雲(1983年6月20日 - 1985年9月6日)
  2. 賈春旺(1985年9月6日 - 1998年3月18日)
  3. 許永躍(1998年3月18日 - 2007年8月30日)
  4. 耿恵昌(2007年8月30日 - 2016年11月7日)
  5. 陳文清(2016年11月7日[2] - )

組織構造編集

 
湖北省武漢市にある湖北省国家安全庁の庁舎

国家安全部各局の主要工作任務編集

  • 第一局(機要局)暗号通信及び管理
  • 第二局(国際情報局)国際戦略情報収集
  • 第三局(政経情報局)各国政治経済・科学技術情報収集
  • 第四局(台港澳局)香港、マカオ、台湾情報工作
  • 第五局(情報分析通報局) 情報分析通報、情報収集業務指導
  • 第六局(業務指導局)所轄各省庁業務指導
  • 第七局(反間諜情報局)対スパイ情報収集
  • 第八局(反間諜偵察局)外国スパイの追跡・偵察・逮捕等
  • 第九局(対内保防偵察局)渉外組織の防諜、監視、内部反動組織や外国組織の告発
  • 第十局(対外保防偵察局)外国駐在組織人員及び留学生の監視・告発、域外反動組織活動の偵察
  • 第十一局(情報資料センター局)文書・情報資料の収集と管理
  • 第十二局(社会調査局)民意調査及び一般的社会調査
  • 第十三局(科学的偵察技術局)科学的偵察技術・機器の管理・研究開発
  • 第十四局(技術偵察局)郵便物検査と電気通信偵察告発
  • 第十五局(総合情報分析局)総合情報分析・調査研究
  • 第十六局(映像情報局)衛星情報判読を含む各国政治経済軍事関連映像の情報
  • 第十七局(企業局)担当組織所属企業、事業ユニットの管理

下部組織編集

直轄市に置かれる国家安全局と、各に設置されている国家安全庁などがある。

海外での活動編集

アフガニスタン

2021年1月に、アフガニスタンにて、スパイ容疑などで中国人の集団が拘束された。拘束された集団は中国の情報機関である国家安全省と関係があり、の国際テロ組織ターリバーン内の最強硬派「ハッカーニ・ネットワーク」と接触していたとされる[3]

脚注編集

  1. ^ 中共國家安全部組織與運作模式之研究 鄭宇欽撰(台灣淡江大學國際事務與戰略研究所)臺北縣 2005(D 599.732/8738)
  2. ^ 中国財政相に肖捷氏、国家安全相は陳文清氏=新華社
  3. ^ 「中国スパイ集団」異例の摘発 ウイグル独立派対策で活動か―アフガン:時事ドットコム

関連事項編集