亀井万喜子(かめいまきこ、1855年(安政2年3月6日) - 1927年3月24日)は、三省堂創業者。

江戸駿河台に生まれる。両親を幼くして亡くして明治維新となり、困窮を極めた。養子に亀井忠一を迎え、履物屋など、様々な商売を営んだが、1882年に神保町に移って始めた商売が古書店で、これが三省堂書店の礎となった[1]

当時、主に学生を相手に書籍を売り買いしていたが、ほとんどが洋書で、それはドイツ語英語だった。万喜子も忠一もそれらを読むことができず、学生に騙され、高く買い、安く売ることが少なくなかった。そのため、万喜子はそれらを習うことにした。毎日、店を閉め、家事を終えてから出かけた。まず、ドイツ語、次に英語を身に付けた。これは、 「ウエブスター氏 新刊大辞書和訳辞彙」などの出版にも役立つこととなった。

参考文献

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  • 三省堂百年記念事業委員会「三省堂の百年」 1982年 三省堂
  • 齋藤精輔「辞書生活五十年史」 1991年 図書出版社 ISBN 4-8099-0502-0

外部リンク

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脚注

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