二線路通り

長野県長野市の長野駅前と中央通りとを結ぶ街路の通称

二線路通り(にせんろどおり)は、長野県長野市長野駅前と中央通り(善光寺表参道)とを結ぶ街路の通称。全線が長野市道長野西202号線である。

二線路通り長野駅側入口(C-one手前の並木道が二線路通り)

1888年明治21年)の長野駅開業に際し、街路整備の一環として駅前から放射状に建設された道路のうち「(第)二線路」に当たったことが名称の由来である。なお、一線路は現在の末広通り、三線路は現在の千歳町通りにあたるが、専ら末広町・千歳町という町名で呼ばれ、「一線路」「三線路」という呼称は廃れている。一方で、二線路にも石若町(いしわかちょう)という町名がつけられた[1]ものの、こちらは逆に町名が廃れ、「二線路」の呼称が残ることとなった。

細街路だがカラー舗装電線類地中化なども行われている。駅前の商業集積(ながの東急百貨店C-oneステーションビルMIDORIなど)と中央通りの商業集積(西友など)を結ぶ形態であり、また千石街と呼ばれる歓楽街へのアクセスルートにもなることから終日多くの通行人で賑わう。

車両の通行は一部時間帯を除き可能だが、中央通り方面への一方通行である。

交差する道路 編集

沿道 編集

脚注 編集

  1. ^ 三上真助『善光寺独案内』三上真助、1897年。 
  2. ^ 長野市街地に西友オープン 信州産の品ぞろえ充実 信濃毎日新聞、2021年6月12日閲覧。

関連項目 編集

  • 国道143号 - 「長野県道第二線路」として建設されたため、いまでも「二線路」と呼ばれることがある。
  • 二線路