人食い犬
『人食い犬』 (Hair of the Dog) は、スコットランドのハードロックバンド、ナザレスが1975年にリリースした6枚目のアルバム。アルバムは、イギリス、ケントのエスケープ・スタジオで収録、ロンドンのAIRスタジオで追加収録・ミキシングが行われた。バンドの代表作であり、最も多い200万枚を売り上げるアルバムとなった[1]。
『人食い犬』 | ||||
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ナザレス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年-75年 | |||
ジャンル | ハードロック、ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | ムーンクレスト・レコード (UK)、A&Mレコード (US) | |||
プロデュース | マニー・チャールトン | |||
ナザレス アルバム 年表 | ||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
* Allmusic [1] | |
*Rolling Stone | (Not Rated) [2] |
ディープ・パープルのロジャー・グローヴァーが3枚のアルバムをプロデュースした後、マニー・チャールトンがその役に就き、続くいくつかのアルバムでもプロデュースを務めた。
これは、『ラザマナズ』の小ヒットを除いて、ナザレスの最初の大ヒットアルバムであり、タイトル曲、「ラヴ・ハーツ」(アメリカ盤に収録)、「ベガーズ・デイ」、「うらぎり」のような代表曲が収録されている。
フロントマンのダン・マッカファーティーによれば、アルバムタイトルは『Son of a Bitch』になる予定だった(「Hair of the dog」のコーラス"now you’re messing with a… a son of a bitch! " から)。 しかし、レコード会社は彼らのプロジェクトに『Son of a Bitch』と名付けるのを許さなかった。そこで『Hair of the Dog』(son of a bitch=犬の子=heir of the dog)が妥協案として選ばれ、彼らのキャリアを決定づける名盤への最後の仕上げとなった[2]。 このアルバムタイトルは「the hair of the dog that bit you」(二日酔いには迎え酒を)を縮めたものだとしばしば誤解されている[注釈 1]
1990年代の中頃に、ボーナストラックを収録したCDリマスター盤がリリースされた。
収録曲
編集特に記載のないものは、マニー・チャールトン、ダン・マッカファーティー、ピート・アグニュー、ダレル・スウィートによる作曲・作詞。
- 人食い犬 (Hair of the Dog) – 4:11
- ミス・ミザリー (Miss Misery) – 4:40
- ギルティー (Guilty) – 3:38
- 作曲・作詞: ランディ・ニューマン
- チェンジン・タイムス (Changin' Times) – 6:03
- ベガーズ・デイ~荒野のバラ (a: Beggars Day / b: Rose In The Heather) – 6:31
- 作詞・作曲: ニルス・ ロフグレン (a)
- ウィスキー・ドリンキン・ウーマン (Whiskey Drinkin' Woman) – 5:29
- うらぎり (Please Don't Judas Me) – 9:48
- ラヴ・ハーツ (Love Hurts) – 3:53
- 作曲・作詞: ブライアント夫妻
クレジット
編集バンドメンバー
編集- ダン・マッカファーティー – リードヴォーカル、トーキング・モジュレーター (人食い犬)
- マニー・チャールトン – ギター、シンセサイザー
- ピート・アグニュー – ベースギター、コーラス
- ダレル・スウィート – ドラム、コーラス
追加ミュージシャン
編集- マックス・ミドルトン – ピアノ (ギルティー)
- サイモン・フィリップス – タブラ (うらぎり)
- ヴィッキー・ブラウン、ライザ・ストライク、バリー・セント・ジョン – コーラス (ギルティー)
- ヴィッキー・シルバ – コーラス (うらぎり)
出典
編集- ^ 昔、狂犬病の治療法として、自分を噛んだ犬の毛を傷口に貼れば治るという迷信があり、二日酔いを治すには同じ酒を飲めばよいという同様の治療法(迎え酒)のことが、hair of the dogと呼ばれるようになった。