今井絢

日本将棋連盟所属の女流棋士

今井 絢(いまい あや、2001年10月25日 - )は、日本将棋連盟所属の女流棋士女流棋士番号は83。愛知県名古屋市出身。杉本昌隆八段門下。同志社大学在学中[1]

 今井絢 女流初段
名前 今井絢
生年月日 (2001-10-25) 2001年10月25日(22歳)
プロ入り年月日 2023年2月1日(21歳)
女流棋士番号 83
出身地 日本の旗 日本愛知県名古屋市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 杉本昌隆八段
段位 女流初段
女流棋士DB 今井絢
2023年8月20日現在
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棋歴 編集

棋風 編集

得意戦法は居飛車[2]だが、対抗形が好きで振り飛車も指す[3]。AIでの研究は自分の将棋の解析や棋譜並べで参考にしている[3]

兄弟子の藤井聡太は1学年下で、藤井少年とは子ども大会や東海研修会で数多く指したことがある[3]

女流棋士になるまで 編集

父から教わって将棋を始めた[2]

2016年6月に関西奨励会に中学3年で入会[3]。四段昇段を目指し女性奨励会員ながら1級まで昇級したが、「満21歳の誕生日までに初段になれなかった場合は退会」の規定をクリアできずに奨励会を退会[3]。退会後に師匠の杉本昌隆八段や両親、奨励会幹事の先生とも相談し、女流棋士となることを決意[3]

女流棋士として 編集

2023年2月1日、女流1級の女流棋士としてプロ入り[2]。デビュー戦から初黒星を喫するまで7連勝を飾る[4]

2023年8月20日、第31期倉敷藤花戦でベスト4に入り、女流初段に昇段[5]

昇段・昇級履歴 編集

  • 2016年06月00日 - 関西奨励会 6級(新入会)[6]
  • 2022年11月00日 - 関西奨励会 退会(奨励会1級在籍、退会時21歳[7]
  • 2023年02月01日 - 女流1級(プロ入り)[2][1][8]
  • 2023年08月20日 - 女流初段(倉敷藤花戦ベスト4)[5]

主な成績 編集

女流棋士成績 編集

女流タイトル戦
- 第51期 女流名人リーグ入り
- 第31期(2023) ベスト4(第32期本戦シード)

年度別成績 編集

公式棋戦成績
年度 対局数 勝数 負数 勝率 (出典)
2022 2 2 0 1.0000 [1]
2023 26 18 8 0.6923 [2]
(小計) 28 20 8 0.7142
通算 28 20 8 0.7142
2023年度まで

人物 編集

同志社大学に在学中(3年次、2023年2月当時)。学業と両立しており、将棋に費やす時間は1日約5時間[9]。 大学では文化情報学部(芸術史研究室)に所属[3]

上橋菜穂子辻村深月アガサ・クリスティーなど、1日に3冊読む程に小説を読むのが好き[3]。また、文章を書くのも好き[3]

スポーツ観戦も好きで、大好きな大相撲では豊昇龍霧馬山を応援する[3]。サッカーでは、地元の名古屋グランパスエイトや海外サッカーも見る[3]

脚注 編集

  1. ^ a b 将棋の今井絢さん、名古屋初の女流棋士に 藤井聡太五冠と同門”. 中日新聞Web (2023年2月1日). 2023年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月1日閲覧。
  2. ^ a b c d 今井絢さんが2月から女流棋士1級に|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2023年1月31日). 2023年1月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 藤井聡太竜王の妹弟子が女流棋士に 今井絢さんが語る「藤井先生」』朝日新聞デジタル、2023年2月1日。
  4. ^ 将棋の今井女流1級、デビュー8戦目で初黒星 西山女流三冠と大熱戦』朝日新聞デジタル、2023年7月7日。
  5. ^ a b 今井絢女流1級が女流初段に昇段|将棋ニュース|日本将棋連盟” (2023年8月21日). 2023年8月21日閲覧。
  6. ^ 関西奨励会”. 日本将棋連盟. 2020年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧。
  7. ^ 奨励会規定では、21歳までに初段に昇段出来なければ退会となる。
  8. ^ 奨励会規定の「奨励会2級以上で退会の場合は、退会時の段級位でそのまま女流棋士の資格を得る」により女流1級でプロ入り。
  9. ^ 今井絢女流初段が初の女流名人リーグ入り 加藤桃子女流四段もリーグ復帰』スポーツ報知、2024年3月7日。

関連項目 編集

外部リンク 編集