伊号第四十五潜水艦
日本の一等潜水艦
(伊号第四五潜水艦から転送)
伊号第四十五潜水艦(いごうだいよんじゅうごせんすいかん、旧字体:伊號第四十五潜水艦)は、日本海軍の潜水艦。伊四十型潜水艦(巡潜乙型改一)の6番艦である。ただし、艦艇類別等級別表においては伊十七型潜水艦の26番艦[2][3]。1944年(昭和19年)、フィリピン方面で戦没。
艦歴 | |
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計画 | 昭和17年度計画(マル急計画) |
起工 | 1942年7月15日 |
進水 | 1943年3月6日 |
就役 | 1943年12月28日 |
その後 | 1944年10月28日戦没 |
除籍 | 1945年3月10日 |
性能諸元 | |
排水量 | 基準:2,230トン 常備:2,624トン 水中:3,700トン |
全長 | 108.7m |
全幅 | 9.30m |
吃水 | 5.20m |
機関 | 艦本式1号甲10型ディーゼル2基2軸 水上:11,000馬力 水中:2,000馬力 |
速力 | 水上:23.5kt 水中:8.0kt |
航続距離 | 水上:16ktで14,000海里 水中:3ktで96海里 |
燃料 | 重油 |
乗員 | 94名[1] |
兵装 | 40口径14cm単装砲1門 25mm機銃連装1基2挺 53cm魚雷発射管 艦首6門 九五式魚雷17本 |
航空機 | 零式小型水上偵察機1機 (呉式1号4型射出機1基) |
備考 | 安全潜航深度:100m |
艦歴
編集- 1941年 - マル急計画第375号艦。
- 1942年7月15日 - 佐世保海軍工廠で起工。
- 1943年3月6日 - 進水。
- 1944年3月25日 - 第15潜水隊に編入、呉を出港。
- 1945年3月10日 - 除籍[5]。
撃沈総数1隻、撃沈トン数1,350トン。
歴代艦長
編集※『艦長たちの軍艦史』414-415頁による。
艤装員長
編集- 田上明次 中佐:1943年10月15日 -
艦長
編集- 田上明次 中佐:1943年12月28日 -
- 関戸好蜜 少佐:1944年6月10日 -
- 河島守 大尉:1944年9月5日 -
脚注
編集- ^ 乗員数は『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』より。
- ^ 昭和18年2月5日付 海軍内令 第195号。「昭和18年1月~4月 内令 1巻(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12070175400 。海軍艦船要覧 2013, p. 90
- ^ 当時はすでに、伊号第十五潜水艦の除籍に伴い伊十五型から伊十七型と改称されていた。昭和17年12月24日付 海軍内令 第2381号。「昭和17年9月~12月 内令(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12070174200 。海軍艦船要覧 2013, p. 90
- ^ a b c 海軍艦船要覧 2013, p. 99.
- ^ 昭和20年3月10日付 海軍内令 第228号。海軍艦船要覧 2013, p. 99
参考文献
編集- 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』光人社、1990年。ISBN 4-7698-0462-8
- 外山操『艦長たちの軍艦史』光人社、2005年。ISBN 4-7698-1246-9
- 福井静夫『写真日本海軍全艦艇史』ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1
- 渡辺博史『海軍艦船要覧 艦艇・特務艦艇・特設艦船・その他』ブックショップマイタウン、2013年4月5日。ISBN 978-4-938341-86-2。