光と影のバラード」(ひかりとかげのバラード)は、泉洋次の楽曲及びシングルアルバム

光と影のバラード
泉洋次シングル
初出アルバム『光と影のバラード』
B面 VAGABOND STORY
リリース
規格 7インチレコード
SM07-202
ジャンル ロック
時間
レーベル SMS Records
作詞・作曲 作詞:門谷憲二
作曲:泉洋次
泉洋次 シングル 年表
あ・な・た・に・(TO YOU)
1981年
光と影のバラード
(1981年)
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解説 編集

1981年10月 (1981-10)SMS Recordsよりシングルとして発売された、関西テレビフジテレビ系時代劇『影の軍団II』のエンディングテーマ曲。

ジャケット写真は、『影の軍団II』主演の千葉真一が忍者装束に身を包み、日本刀を持っている写真となっている。また、泉洋次本人がメイン・ジャケットの、同一規格品番も存在する。

2022年1月現在、A面曲「光と影のバラード」をCD音源化として聴けるのは、『影の軍団 音楽編』のみとなっている。

収録曲 編集

SIDE A 編集

  1. 光と影のバラード  – (4:04)

SIDE B 編集

  1. VAGABOND STORY  – (4:05)

収録アルバム 編集

アルバム 編集

光と影のバラード
泉洋次スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル SMS Records
泉洋次 アルバム 年表
HARDER WE GO
1981年
光と影のバラード
1982年
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解説 編集

記載以外、作詞・作曲は泉洋次。規格品番は、SM28-5085。未CD化。

  • 『時間という、いたずらな空間は、想い出というひとこまを心の中にしまいこみながら、容赦なく過ぎ去ってゆく。その中には苦しみ、悲しみ、喜び、愛、友情、出会い、走馬燈のように、現われ消える。
  •  
  • (昭和)53年春、神戸に別れを告げた。坂のある街、もう二度と踏むまいと思った。5年間、青春をかけたBANDを離れ、2年間のブランクののち、やっと1本のデモテープが完成した。15万かかった。なにもかも一人でやった。新しい土地へ。旅立ちと野望に、胸の中は赤く燃えていた。旅立ちの朝、恋人の瞳は朝露に光っていた。「すぐ会えるよ。3時間あれば会えるんだから、ね、ね!」。たった3時間という時間と、離れ離れの月日は、結局、愛という絆を引き裂いてしまった。
  •  
  • 上京。すべてがちがう。言葉も、街並みも、人波も。なんのコネも知り合いもいない土地で一からやり直すのは、思っていたより大変だった。デモ・テープをもってレコード会社を歩きまわった。反応はすごく良かった。少し、自信ができた。これから東京でやれるそう思った。デビュー、54年秋。上京してから、ちょうど一年半だった。長いようで短かったアルバイトの日々。休みの日に会って話すディレクターとのはったりの日々。長距離電話で恋人との口論の日々。歩きまわった日々。無口がなおった日々。とにかく、たくさんの人との出会いがあった。
  •  
  • レコードデビューと同時に、キャンペーン、ライブ活動開始。東京へきて1年半、神戸での2年間のブランク。その間ためこんできた曲は200曲を上まわった。それらが認められレコード盤になり、ライブで歌える。うれしかった。ほんとにうれしかった。今までたまっていた何かが一度に吹きとんだ。ステージに立つ、人前でうたう。またよみがえってきたのあの瞬間、あのライブの感動。
  •  
  • デビューして2年半の月日が流れた。いろんなことにチャレンジした。デパートのコマーシャルソングを手がけた。映画の主題歌も認められた。昨年秋からのTV主題歌もヒットチャートに入った。爆発的なヒットはまだ、ない。でも今こうしてライブ活動をやれて、いろんなことにチャレンジできて、少しずつほんとに少しずつだけど、皆んなに認められてきたと思う。
  •  
  • 東京に来て、もう4年目になる。音楽をやりたくて家をとびだして今年の4月でちょうど10年、今まではばっちり基礎をみがいてきた。おちるとこまでおちたからこわいものは、何もない。これから10年が応用編だ、なにかおもしろいことをやれそうな気がしている。日本のROCK界にも、もっと陽光がさすべきだ。そういう時代が少しずつだけど近づいてきている気がする、そうなったら、今度こそ、俺の出番だ!』[1]

パッケージ、アートワーク 編集

アルバムのには以下のキャッチコピーが記載されている。

"影の軍団II"主題歌を含む泉洋次の決定盤!!

収録曲 編集

SIDE-A (LIGHT SIDE) 編集

  1. あ・な・た・に・(TO YOU)  – (3:06)
  2. LOVE COOL  – (3:40)
  3. エキゾチック・LOVE・KOBE  – (3:42)
    • 編曲:中島正雄
  4. VAGABOND STORY  – (4:05)
  5. THE CHANCE  – (4:36)
    • 編曲:後藤次利

SIDE-B (DARK SIDE) 編集

  1. 光と影のバラード  – (4:04)
    • 作詞:門谷憲二、編曲:渡辺茂樹
  2. かかえきれないほどの夢を  – (4:43)
    • 編曲:後藤次利
  3. 人生は迷路  – (4:14)
    • 編曲:中島正雄
  4. 酒と天使  – (4:25)
    • 編曲:中島正雄
  5. ハンドルはまかせろ  – (5:53)
    • 編曲:後藤次利

関連項目 編集

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ アルバムライナーノーツより

外部リンク 編集