八大夜叉大将(はちだいやしゃたいしょう)とは仏教における夜叉鬼神の事で、特に毘沙門天眷属とされる。

毘沙門天との関連性編集

夜叉羅刹は、古代インド神話上における悪鬼の総称。夜叉については、別項目内部リンクを参照のこと。毘沙門天は、元々暗黒界に住する夜叉鬼神の長とされ、毘沙門天(クベーラ)が仏教に帰依したことにより、悪鬼羅刹夜叉などの類も仏教に帰依する形となった。元々悪鬼であった夜叉等は、善神として毘沙門天やその他の神々と共に祀られるようになった。

その配下に属する夜叉は5000とも云われ、その頂点に立つのが八大夜叉大将である。常に毘沙門天の指示に随い、祈願する者を守護すると云われるが故に、守護八大夜叉神とも称される。同じ眷属中に、毘沙門天二十八使者なども存在する。千手院の毘沙門天二十八使者が有名である。

八大夜叉大将編集

 
田村宗立『毘沙門天曼荼羅』 
1862年 毘沙門堂勝林寺蔵
第二院(第二枠)にいるのが八大夜叉大将と竜王

なお、経典によっては若干の名称違いが存在し、必ずしも一定ではない。

その他の夜叉編集

この他にも、仏教に帰依し、信仰の対象とされる夜叉神も存在する。

有名なものでは、子供の守り神とされる鬼子母神薬師如来の眷属の十二神将大般若経の守護神である深沙大将などがいる。

関連項目編集