公募推薦(こうぼすいせん)とは推薦入学の方法の一つであり、大学短大専門学校等が一定の条件の下、全国の高等学校を対象に面接小論文学力試験などを課して合否を判定する入学試験の制度の一つ。指定校推薦と異なり、大学が求める出願条件を満たし、高等学校長の推薦があれば出願できる[1]。原則として現役生が対象ではあるが、浪人生も受験が可能な学校もある。

概要 編集

公募推薦は「公募制一般推薦」と「公募制特別推薦」に大別できる[2]。前者は、大学ごとの出願資格を満たして、出身学校の校長から推薦された生徒が受験可能であり、評定平均値に基準があることが多い[2]。後者はスポーツや文化活動における実績などが評価され、評定平均値に基準があることは少ない[2]。毎年6月頃に募集要項が出始め、11月から12月の中頃ぐらいの時期に選抜が行われる[3]

大学への編入学試験において、多くの国立大学の理系学部(工学部理学部など)が短大生、高専生を対象に公募推薦入試を行っている[4]

2021年度から公募推薦と指定校推薦は学校推薦型選抜と名称が変わる。

公募推薦の各制度や類似制度については、関連項目を参照のこと。

脚注 編集

  1. ^ 学校推薦型選抜(私立大学・国立大学・短期大学) | 高校生のための進学ガイド”. マイナビ進学. 2020年5月31日閲覧。
  2. ^ a b c 推薦入試の仕組み|マナビジョン|Benesseの大学・短期大学・専門学校の受験、進学情報”. manabi.benesse.ne.jp. 2020年5月31日閲覧。
  3. ^ 私立大入試スケジュール|マナビジョン|Benesseの大学・短期大学・専門学校の受験、進学情報”. manabi.benesse.ne.jp. 2020年5月31日閲覧。
  4. ^ 編入学するには? - 大学編入・大学院入学|進路ナビ”. 大学・短期大学(短大)・専門学校の進学・進路情報なら進路ナビ. 2020年5月31日閲覧。

関連項目 編集