公邸

特定の幹部級公務員等が居住に使用するために設けられた官舎

公邸(こうてい)は、特定の幹部級公務員が居住に使用するために設けられた官舎である。

元首首相などの幹部級公務員が執務する庁舎である官邸とは異なる施設であるが、広義の意味では官邸と同義的に用いる[1]

日本における公邸編集

国家公務員編集

国家公務員の公邸は国家公務員宿舎法で規定されている。公邸については、いすやテーブル等公邸に必要とする備品を無料で貸与と規定されている。

国家公務員の公邸に関して明示があるものは、次の通りである。但し、明示があるものであっても、予算の範囲内で設置することになっているので[2]、現在設置されていないものもある。なお、これらの公邸付近には警備派出所が設けられている場合もある。

ギャラリー編集

 
衆議院議長公邸
 
参議院議長公邸
 
総理大臣公邸

一覧編集

地方公務員編集

ローマ教皇公邸編集

ローマ教皇には古くから公邸があり、13世紀末にサン・ジョバンニ・イン・ラテラノの公邸が荒廃したためバチカンに公邸は移された[4]。ただし、マルティヌスエウゲニウスは安全上の理由などからバチカンには住まずにローマ内の教会堂のパラッツォに居住することが多かった[4]

ローマ教皇公邸はバチカン宮殿の最上階にあり執務にも利用されている[5]

国連事務総長公邸編集

国連事務総長公邸はアメリカ合衆国ニューヨークマンハッタンのサットン地区にある4階建ての建物[6]

国連の財政難により売却が検討されたが、国連本部受入国の米国との協定で事務総長には公邸を売却する権利がないことがわかり中止された[6]

脚注編集

  1. ^ 総理大臣官邸と公邸はどう違うのですか。 - 首相官邸
  2. ^ 国家公務員宿舎法第10条柱書。
  3. ^ a b c d e f 第2回幹部公務員の給与に関する有識者懇談会関連資料(平成15年7月28日)
  4. ^ a b 稲川直樹、桑木野幸司、岡北一孝『ブラマンテ 盛期ルネサンス建築の構築者』NTT出版、2014年、213頁
  5. ^ 新ローマ法王、豪華公邸には入居せず 当面はホテル暮らし CNN、2019年6月5日閲覧。
  6. ^ a b 国連事務総長、米NYの公邸売却を一時検討 財政難への対応で AFP、2019年6月5日閲覧。

関連項目編集