冒険者
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冒険者(ぼうけんしゃ、英: Adventurers)とは、なにかの目的で、それが名誉、利益のために、あるいはなんらそれがもたらすものがなくても冒険それ自体のために危険な企て、冒険、試みに敢えて挑戦を試みる人たちのこと。あるいはかかる事件、事態に目撃者として遭遇した人たちも含めて言うことがある。
新大陸の発見、未知の民族や文化の探検、政治的な事件、革命の目撃、ジェット機での音速の壁への挑戦やオートバイや気球での大旅行の敢行など、さまざまな冒険のかたちがある。
歴史上の冒険者編集
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歴史上の冒険者としては、古代世界においては、不老不死の秘薬を求めて旅をしたギルガメシュ叙事詩の主人公に、古代ギリシアの英雄オデュッセウスのトロイア戦争からの帰国の旅を叙述した『オデュッセア』、あるいは中世の「ニーベルンゲンの歌」や「ローランの歌」の登場人物たちがまず挙げられるだろう[独自研究?]。 近世では、地理上の発見に貢献した人たち、クリストファー・コロンブスからヴァスコ・ダ・ガマ、また商業上の目的や地理的な探検、文化的な使節の職務として困難な旅に敢えて挑んだその他の人々、マルコ・ポーロ、「さまよえる湖」のスヴェン・ヘディン、仏教を日本に伝えた唐僧鑑真など。そのほかの人々や新しい技術、科学的な発見に寄与した人たちも広義では冒険者の範疇に算入できるかもしれない[独自研究?]。自動車や航空機でスピードに挑戦した人々や宇宙空間への挑戦を試みた人々も、現代的な意味での冒険者の名に値するかもしれない[独自研究?]。
政治的な冒険編集
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19世紀、20世紀を通し、植民地戦争から第一次、第二次の世界大戦に至る時代、民族自立やロシア革命以降、政治的激変の時代に、ジャーナリストやカメラマンとして、あるいは外国政府の外交官などの職務上、その渦中に入って、その生き証人として記録や映像にそれを残した人々も、目的としてはジャーナリズムであるとしても、その行動の性格は冒険といってもいいかもしれない[独自研究?]。「アラビアのロレンス」と称されたトーマス・エドワード・ロレンスやロシア革命の目撃者となったジョン・リードをその代表的な例としてあげておく[独自研究?]。
フィクションの中の冒険者編集
フィクションの中では、冒険小説の主人公やピカレスク小説(悪漢小説)の主人公が存在することがある。冒険小説もさまざまな出会い、遍歴を通して、富や恋愛、戦いなどの出来事が織り成されていく。冒険者は、実に現実的であったり、貧困に陥ったりしていて、金銀財宝に目がなく、時にはそれを得るためには陰謀や詐欺も辞さないというメンタリティをもつことも少なくない。スペインの悪漢小説は、15世紀半ばにその起源を発しているとされる。『ラサリーリョ・デ・トルメスとその幸運と逆境の生涯』は、ヨーロッパ中に大きな影響を与えたといわれる[要出典]。18世紀には、こうしたスペインの文学モデルを元に富や栄光、幸福を追い求め、因習的な道徳の殻を破り、冒険心にあふれ不道徳な主人公を配した冒険小説が数多く執筆されるようになった[要出典]。
またヴィクトリア朝時代の道徳の中には、しばしばお金のための結婚といった不道徳的な輩も許容されるようなところがあったのもこれとつながりがあるといってもよいだろう[独自研究?]。
ゲームの中の冒険者編集
ロールプレイングゲームでは、プレイヤーキャラクターはしばしば職業的な旅人や冒険者として設定されていることも見られる。冒険を通して富や名声を得ようとする賞金稼ぎや海賊、空賊、傭兵の類である。彼らは、命の危険のある依頼仕事、廃坑や廃墟の探索、兇暴なモンスターの討伐など、イベントをこなすことで成長する。このようなステレオタイプが、強調つきの「冒険者」であり、ほとんどプレイヤーキャラクターと同義のものとして理解されている。しかし、冒険者でありながら、プレイヤーキャラクターではないタイプのもの(ノンプレイヤーキャラクター)も実際には存在し、プレイヤーにとって彼らとの出会いは面白いストーリー展開の切っ掛けとなることも少なくない。
著名な冒険者たち編集
地理上の発見・航海者編集
- クリストファー・コロンブス
- レイフ・エリクソン
- ヴィトゥス・ベーリング
- ジェームズ・クック
- フランシス・ドレーク
- ヴァスコ・ダ・ガマ
- フェルディナンド・マゼラン
- アベル・タスマン
- ナイノア・トンプソン
- 鄭和
- 堀江謙一
- 間宮林蔵
- 斉藤実
極地・奥地探検家編集
- アレクサンダー・フォン・フンボルト
- 櫻井進嗣(ケイビング)
- ジャック・カルティエ
- 関野吉晴
- 角幡唯介
- デイヴィッド・リヴィングストン
- ベア・グリルス
- 河野兵市
- 上温湯隆
- 永瀬忠志
- 白瀬矗
- ロアール・アムンセン
- 大場満郎
登山家編集
- エドモンド・ヒラリー
- テンジン・ノルゲイ
- ジョージ・マロリー
- 植村直己
- ラインホルト・メスナー
- 三浦雄一郎
- 長谷川恒男
- 小西政継
- 野口健
- 竹内洋岳
- 山野井泰史
- 田部井淳子
- 加藤文太郎
- 加藤保男
- 谷口けい
- 平山ユージ
- 尾崎隆
- 山田昇
- 田中陽希
- ヴォイテク・クルティカ
自転車編集
犬ぞり編集
パイロット・宇宙飛行士編集
西部開拓史編集
政治的冒険家編集
その他編集
題材とした作品編集
手記編集
映画編集
- 冒険者 (1920年)
- 冒険者たち (1967年)
- 冒険者 (1970年)
- 小さな冒険者 (1971年)
- 冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE- (1981年)
- 南極物語(1983年)
- 冒険者たち ガンバと7匹のなかまたち (1984年)
- 風の谷のナウシカ(1984年)
- 植村直己物語(1986年)
- 魔女の宅急便(1989年)
- 菊次郎の夏(1999年)
- トゥームレイダー (映画) (2001年)
- 長州ファイブ(2006年)
小説編集
- ※は複数の小説や映画など作品化されたもの
- ロビン・フッド ※
- インディ・ジョーンズ シリーズ ※
- 英雄コナン ※
- ログ・ホライズン
- フォーチュン・クエスト(無印、新装版、II、リミテッド、など)
- 海底二万マイル
- 孤高の人
- 地底旅行
- 三銃士
- モンテ・クリスト伯
- アラスカ物語
- ゲド戦記
- 芙蓉の人
- 十五少年漂流記
- 宝島
- 精霊の守り人
- トムソーヤの冒険
- ハックルベリーの冒険
- 八十日間世界一周
- かいけつゾロリ
- アルスラーン戦記
- 神々の山嶺
- ガリバー旅行記
- おろしや国酔夢譚
- 母を訪ねて三千里
- ニルスの不思議な旅
- 花が咲くとき
- スタンド・バイ・ミー
- 老人と海
- 甲賀忍法帖
- 雪の女王
- 二分間の冒険
文芸・古典作品編集
テレビドラマ編集
漫画・アニメ・ゲーム編集
- 赤ずきんチャチャ
- あずみ
- アリスSOS
- アルスラーン戦記
- 犬夜叉
- うしおととら
- 宇宙兄弟
- 宇宙戦艦ヤマト
- 宇宙船サジタリウス
- 海のトリトン
- お〜い!竜馬
- 黄金勇者ゴルドラン
- かいけつゾロリ
- 岳 みんなの山
- カムイ外伝
- ガンバの冒険
- 鬼神童子ZENKI
- 銀河鉄道999
- 銀牙伝説WEED
- 銀牙 -流れ星 銀-
- キングダム
- クラッシュバンディクー
- ゴールデンカムイ
- コロッケ!
- サイボーグ009
- サバイバル
- シャーマンキング
- ジャングル大帝
- ジョジョの奇妙な冒険
- スーパーマリオ
- スペースコブラ
- スレイヤーズ
- 聖闘士星矢
- 宗谷物語
- 宇宙よりも遠い場所
- タンタンの冒険旅行
- 中華一番!
- ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ
- デジモンシリーズ
- DRAGON QUEST -ダイの大冒険-
- ドラゴンボール
- トリコ
- 七つの海のティコ
- 七つの大罪
- NARUTO -ナルト-
- ニルスの不思議な旅
- 忍ペンまん丸
- 鋼の錬金術師
- HUNTER×HUNTER
- ピコリーノの冒険
- 氷壁の達人
- FAIRY TAIL
- 不思議な海のナディア
- ふしぎ遊戯
- 双子の騎士
- 不滅のあなたへ
- ブラッククローバー
- ベルセルク
- 冒険王ビィト
- 北斗の拳
- ポケットモンスター
- マギ
- 魔法騎士レイアース
- 魔神英雄伝ワタル
- 魔法陣グルグル
- みつばちマーヤの冒険
- みなしごハッチ
- 未来少年コナン
- ヤマノススメ
- 勇者シリーズ
- 幽遊白書
- ユニコ
- 落第忍者乱太郎
- ラディアン
- リボンの騎士
- ルパン三世
- RAVE
- ONE PIECE
ラジオドラマ編集
人形劇編集
脚注編集
- ^ たんけん【探検/探険】の意味 - goo辞書(デジタル大辞泉)