初夢漬(はつゆめづけ)は、千葉県匝瑳市の伝統和菓子[1]ナス砂糖漬である[2]皇室に献上されたこともある[3]

鶴泉堂の初夢漬

概要

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1781年の創業の鶴泉堂の看板商品である[1]坂本総本店(匝瑳市)では初夢の商品名で販売されている[2]

材料は、ナス砂糖だけで、鶴泉堂の初代が考案し[3]、江戸後期から作られている[1]

初夢に見ると縁起が良いとされる「富士茄子(いちふじ にたか さんなすび)」から名付けられた[1][2]。縁起物として正月の贈答用や茶道の茶請けとして親しまれている[1]

作り方

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レシピはなく、一子相伝で作り方を伝えている[3]

1か月以上をかけて秋ナスを砂糖蜜で煮込み、雪に見立てた白砂糖をまぶす[3]

出典

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  1. ^ a b c d e 高木潔「千葉)匝瑳の伝統和菓子「初夢漬」 台風にめげず今年も」『朝日新聞』2019年11月22日。2024年5月7日閲覧。
  2. ^ a b c Collection12 下総の隠れた銘菓 縁起物のナスの砂糖漬”. 日本自治体労働組合総連合 (2015年4月3日). 2024年5月7日閲覧。
  3. ^ a b c d 12/22放送 「伝統の和菓子・初夢漬」 匝瑳市”. フジテレビ (2019年12月22日). 2024年5月7日閲覧。

外部リンク

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