前田 正裕(まえだ まさひろ、1920年9月12日[1] - 没年不詳)は、日本の外交官

経歴 編集

高知県に生まれる。1938年福岡県中学修猷館[2]、1941年旧制福岡高等学校文科甲類[3]を経て、1943年高等文官試験に合格し[4]東京帝国大学法学部政治学科を卒業[5]

卒業後、外務省に入省。1961年科学技術庁原子力局国際協力課長、1963年在フィリピン大使館一等書記官、1964年同参事官、1967年在スウェーデン大使館参事官、1969年駐マレーシア公使、1971年駐大韓民国公使、1974年2月衆議院事務局渉外部長を経て、1978年10月駐ドミニカ共和国大使に就任。ジャマイカ大使、バハマ大使を兼務。1984年3月退官。1985年1月ラテンアメリカ協会理事長に就任[4]

1991年勲二等旭日重光章[4]

著書 編集

  • 『コロンブスの野心と挫折:カリブ海で何が起こったか!』(世界の動き社、1992年)
  • 『ラテン・アメリカと海:近世対日関係外史』(近代文藝社、1995年)

出典 編集

  1. ^ 『高知年鑑 昭和41年版』(高知新聞社、1965年)p.770
  2. ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』(修猷館同窓会、2020年)同窓会員37頁
  3. ^ 『福岡高等学校一覧 第19年度(自昭和15年4月至昭和16年3月)』(福岡高等学校編、1941年)124頁
  4. ^ a b c 『人事興信録第43版』(興信データ、2005年) マ-24頁
  5. ^ 『東京帝国大学一覧(昭和17年)』(東京帝国大学、1943年)學生生徒姓名579頁