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前谷 惟光(まえたに これみつ、1917年(大正6年)12月8日 - 1974年(昭和49年)10月23日)は日本漫画家東京出身。父は「子供の科学」を主宰した原田三夫東京高等工芸学校(現千葉大学工学部)中退。

来歴編集

日本画家尾竹国観に師事。1939年召集、中国ビルマ戦線を転戦、九死に一生を得る。復員ののち東宝に勤務するが、東宝争議に伴い退社。その後科学雑誌の挿絵画家を経て、1951年『火星の八ちゃん』(「少年少女読売」)、『トッピ博士』(寿書房)で児童漫画デビュー。1955年から「ロボット三等兵」シリーズを発表して人気を得た。「すごいのが出たね」「いやなことをいうね」[1]などのセリフやその絵柄などの模写で、秋本治など、オマージュやパロディの対象にする漫画家は多い。それ以降も落語や童話の漫画化作品を多数発表した。1974年、没。

主な作品編集

  • トッピ博士(日の丸)
  • ポン助とコン吉(少年画報)
  • 戦国竜虎伝(少年画報)
  • ロボット三等兵シリーズ(少年倶楽部
    • ロボット三等兵
    • ロボット特攻隊(ロボット少尉) - ロボット三等兵が敵軍の爆撃機に潜入し、その爆撃機を奪うことに成功。9階級躍進で少尉になったロボットは、人間を部下に持つ小隊長となる。
    • ロボット捕物帖 - 江戸時代、譜代小藩の家老・大久保三太夫は大量の人員整理を決断。ロボットを主人公に描いたドタバタギャグ漫画。
    • ロボット二挺拳銃 - アメリカ西部開拓時代、カリフォルニア州にある無法地帯。そこへ二挺拳銃が自慢のロボットがやって来て大暴れ。
    • ロボットサラリーマン
    • ロボットGメン - 時はアメリカの禁酒法時代。Gメンに任命されたロボットが暗黒街のギャングを相手に奮戦。
    • ロボットスター - 映画スターになることを決心したロボットが、大東京撮影所へと入所する。
  • 火星の八ちゃん(ぼくら)
  • ごくらく紳士少年倶楽部
  • ロボットくん(ぼくら)
  • ダイラケ二等兵(ぼくら)
  • 落語漫画第一集~第九集(不明。kindle版がイーブックイニチアティブジャパンから復刊)
    • まんが寄席:古典落語傑作選(木耳社。上記のものの傑作選)

脚注編集

  1. ^ 四方田犬彦は「いやなこというね」(『日本の漫画への感謝』潮出版社、2013年pp.42-52)という前谷惟光の批評を書いている。