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北条氏邸・円成寺跡

静岡県伊豆の国市にある国指定史跡

北条氏邸跡(円成寺跡)(ほうじょうしていあと(えんじょうじあと))は、静岡県伊豆の国市にある国指定の史跡である。

目次

概要編集

鎌倉幕府執権を務めた北条氏本貫地(平安時代 - 鎌倉時代)の居館跡である。北条氏滅亡後(室町時代初期)は北条高時の母である覚海円成が一族の女性たちと共に韮山の地に移り住み、一族の菩提を弔う寺院「円成寺」を建立した。室町時代には関東管領上杉氏の娘などが尼僧としてこの寺に入っていたが、寛正元年(1460年)にそれまで御所としていた国清寺を火災で失った堀越公方足利政知が円成寺を接収して御所とした。この時、大幅に寺域が縮小したとみられる[1]。その後、廃寺となった。

伊豆の国市教育委員会により、史跡整備のための発掘調査により、非公開である。入口は狩野川沿いにあるが、調査中のため立ち入り禁止となっている。入口の南側にある守山登山道を途中まで登ると、林越しに中の様子を見ることができる。2007年現在、発掘調査は休止しており、調査地区は砂で埋め戻されている。2007年春に守山登山道入口脇に案内看板が設置され、調査の概要や全景写真などが掲載され、紹介されている。

発掘調査の結果編集

円成寺の遺構編集

いくつかの建物の跡と、それぞれを区切る区画溝、池の跡などが検出されている。

北条氏邸の遺構編集

現在、調査中のため詳細は不明。

脚注編集

  1. ^ 杉山一弥「堀越公方の存立基盤」『室町幕府の東国政策』(思文閣出版、2014年) ISBN 978-4-7842-1739-7(原論文は『國學院大學紀要』46号(2008年))

関連項目編集