千歳市循環型コミュニティバス

日本のコミュニティバス

千歳市循環型コミュニティバス(ちとせしじゅんかんがたコミュニティバス)は、かつて北海道千歳市運行していたコミュニティバスである。愛称は「ビーバス」。2002年9月2日より本格運行開始。2016年9月30日をもって廃止[1]

2代目車両(Aコース)
日野・ポンチョ
2代目車両(Bコース)
日野・ポンチョ
初代車両(Bコース)
オムニノーバ・マルチライダー
千歳相互観光バス運行便の代車対応時

概要 編集

千歳市内の主要施設を8の字型に循環運行する。Aコースは「30」、Bコースは「31」の系統番号が付けられていた。

千歳市の発表によると、2012年度の利用者は117,543人で、2004年(平成16年)度に134,231人を記録し、2010年度に一度上昇に転じたものの、前年度の利用者を下回っていた[2] [3]

市内のバス路線再編に伴い、2016年9月末をもって運行を終了した[1]

運行受託事業者 編集

社会実験 編集

2009年12月23日までビーバスでは社会実験を行った。

  • 通常、土曜、日曜、休日は運休となる始発便と最終便を復活。

沿革 編集

  • 2001年(平成13年)9月 - 試験運行開始。
  • 2002年(平成14年)9月2日 - 本格運行開始。
  • 2004年(平成16年)4月1日 - 千歳市内線の再編に併せて系統番号を新設。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 運賃改訂。
  • 2010年(平成22年)4月1日 - バス停の新設等が行われる[4]
  • 2012年(平成24年)4月1日 - 停留所の新設と名称変更が行われる。
  • 2016年(平成28年)9月末日 - 運行終了[1]

運賃・乗車券類 編集

  • 大人180円(中学生以上)、小人90円(小学生以下)の均一料金。障がい者等は手帳提示で半額。
  • 専用回数券が発売されており、大人用2,000円(利用額2,250円)、小人用1,000円(利用額1,130円)がある。この回数券で一般路線バスは利用できないほか、各社が独自に発行している回数券や定期乗車券は利用できない。また、中央バスカードや北海道中央バス千歳市内線でも導入されているIC乗車券SAPICAも利用できない。
    • ビーバス廃止に伴い、2017年(平成29年)3月31日まで回数券の払い戻しを受け付ける[1]
  • 千歳市発行の福祉乗車券(北海道中央バス用および千歳相互観光バス用)での利用も可能。ビーバスに限り運行会社の区別なく利用できる。

路線 編集

2012年4月1日現在。

平日8往復(計16本)、土曜・休日・年末年始6往復(12本)が設定され、Aコースは富丘先回り→北栄先回り→富丘先回り、Bコースは本町先回り→青葉先回り→本町先回り、の経路で運行される。

  • Aコース(系統番号:30)
富丘先回り 千歳駅前→市民病院→青葉中学校前→千歳川河川事務所前→千歳駅前
北栄先回り 千歳駅前→北栄2丁目→緑小学校前→図書館前→市役所前→千歳駅前
  • Bコース(系統番号:31)
本町先回り 千歳駅前→市役所前→図書館前→緑小学校前→北栄2丁目→千歳駅前
青葉先回り 千歳駅前→千歳川河川事務所前→青葉中学校前→市民病院→千歳駅前

千歳駅前に到着するごとに、5分程度の時間調整を行う。

車両 編集

Aコース(北海道中央バス)がオレンジ色、Bコース(千歳相互観光バス)が水色の車両で運行していた。

運行当初よりオムニノーバ・マルチライダーを使用していた。27名乗り(15席)、車椅子用スペース2台分あり。

2007年9月より、日野・ポンチョを使用していた。31名乗り(14席)。

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集