千里馬(チョルリマ、チョンリマ、朝鮮語: 천리마)とは、朝鮮伝説上の[2]漢文で「名馬」を意味する概念が土着化したもの。を持ち、一日に千を駆けるという。「チョンリマ」と発音されることがあるが、朝鮮語にはパッチムによる流音化があるため発音は「チョリマ」[1]のほうが近い。

千里馬
平壌の千里馬像
各種表記
チョソングル 천리마
漢字 千里馬
発音 チョリマ[1]
日本語読み: せんりば
せんりま
RR式 cheollima
MR式 ch'ŏllima
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概要

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「千里馬」という言葉自体は、中国をはじめ漢字圏全体に古くからある。(例:『史記』巻24の「汗血馬」についての説明[3]や、ことわざ「千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず」[4]

北朝鮮の「千里馬運動」において、民族主義および社会主義体制の象徴、プロパガンダの材料として喧伝された。平壌万寿台には千里馬の銅像がある。万寿台大記念碑にある金日成の巨大銅像の向かって右側にあり、すぐ下を走る勝利通りを見下ろしている。

脚注

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  1. ^ a b "천리-마" NAVER. 2023年12月14日閲覧。
  2. ^ 平凡社 世界大百科事典 第2版『千里馬』 - コトバンク
  3. ^   中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります:史記/卷024
  4. ^ 千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず』 - コトバンク

関連項目

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