半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)とは、漢方方剤の一種。出典は時代の『脾胃論』。

ツムラ半夏白朮天麻湯エキス顆粒(医療用)
ツムラ半夏白朮天麻湯(医療用)を開封し顆粒を示したところ

概要

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水毒の治療に用いられる漢方薬で、血の道症などでも使われる。胃腸虚弱で、下肢の冷え、頭痛に適応がある[1]

組成

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陳皮(ちんぴ)3.0g、沢瀉(たくしゃ) 1.5g、半夏(はんげ)3.0g  人参(にんじん) 1.5g、白朮(びゃくじゅつ)3.0g、  黄柏(おうばく)1.0g、茯苓(ぶくりょう)3.0g、乾姜(かんきょう)1.0g、天麻(てんま)2.0g、生姜(しょうきょう)0.5g、黄耆(おうぎ)1.5g 、麦芽(ばくが)2.0g[1][2]


副作用

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発疹蕁麻疹[1]

脚注

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  1. ^ a b c ツムラ半夏白朮天麻湯エキス顆粒(医療用)
  2. ^ 本来はそれらに加えて蒼朮も含む。

関連項目

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  • ツムラ - 37番が半夏白朮天麻湯エキス
  • クラシエ - EK-37、KB-37が半夏白朮天麻湯エキス