卑南渓(ひなん-けい)は、台湾南東部を流れる河川台東県内の主要な河川であり、卑南大渓と呼ばれることもある。卑南の名前は、原住民である卑南族の頭目を意味する。

卑南渓
卑南渓と小黄山
水系 卑南渓
種別 中央管河川
延長 84.35 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 1,603.21 km²
水源 中央山脈
水源の標高 3,293 m
河口・合流先 太平洋台東市
流域 台東県
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卑南渓
各種表記
繁体字 卑南溪
簡体字 卑南溪
拼音 Bēinán Xī
注音符号 ㄅㄟ ㄋㄢˊ ㄒㄧ
発音: ベイナン シー
台湾語白話字 Pi-lâm-khe
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中央山脈の卑南主峰を水源とし、鹿野渓、鹿寮渓などの支流と合流し、台東市から太平洋に注いでいる。この間、池上郷海端郷関山鎮鹿野郷延平郷卑南郷と、台東県の7つの郷鎮市を流れ、台東平野の灌漑に大きな役割を果たしている。日本統治時代、この河川から水を引き、卑南大圳という灌漑水路が建設された。

流域で最も著名な景勝地として、卑南郷の山里から台東市岩湾までの河段がある。この河段の西岸は独特の景観で、約4kmにわたって続く複雑に削られた地形は「台東の赤壁」と呼ばれ、或いは中国の景勝地黄山に似ていることから「小黄山」とも呼ばれている

支流 編集

  • 鹿野渓
  • 鹿寮渓

外部リンク 編集