吉永 雅弘(よしなが まさひろ)は、日本吹奏楽指揮者

略歴 編集

演奏 編集

  • 吹奏楽レパートリーの根幹としての行進曲とミリタリー・バンドの研究および演奏をライフワークとし、『吉永ヴァージョン』と呼ばれる独自のアレンジを施して、行進曲に新たな生命を吹き込む。
  • 特にアメリカの行進曲王ジョン・フィリップ・スーザの研鑽を深める。かつて指導した陸上自衛隊第1音楽隊は、スーザの死とともに幻となったスーザ吹奏楽団の演奏スタイルを再現したコンサートでファンに知られる。2002年(平成14年)には演奏可能なスーザの行進曲135曲を完全収録した『スーザ・マーチ原典大全集 全10巻』(日本クラウン)を完成している。
  • 「自衛隊体操」のピアノ伴奏を作曲。本人によるピアノ伴奏の録音テープが今も使用されている。
  • 作編曲を得意とし、いくつかの作品が自衛隊音楽隊により演奏されているう

おもなCD 編集

  • スーザ・マーチ原典大全集 2002年 日本クラウン
2000年2月から2002年3月までの約2年をかけて録音された、吉永と陸上自衛隊第1音楽隊、スーザ研究家高橋誠一郎との集大成。演奏可能な135曲の行進曲が収録されている。スーザが、スーザ吹奏楽団の秘伝として自作の行進曲に施し、スーザの死とともに消滅したスーザ・アレンジを、当時のSP録音やスーザ吹奏楽団員の証言、最新の研究論文などをもとに、可能な限り復元して演奏している。