吉田久一
吉田 久一(よしだ きゅういち、1915年[1]9月10日[2] - 2005年10月16日[1][3])は、日本の社会福祉学者。
経歴
編集新潟県生まれ[1]。大正大学文学部史学科卒業[1]。1943年応召し中国、満洲、沖縄、石垣島などに駐屯。戦後は日本社会事業大学助教授、教授を務め、1981年定年退任[1]。日本社会事業大学名誉教授[3]、東洋大学教授。「福祉と宗教と平和」をテーマとして社会福祉と近代仏教を専攻とした[1]。2003年に第37回仏教伝道功労賞を受賞[1]。
著書
編集- 『近代社会事業の歴史』社会事業講座 福祉春秋社、1952
- 『八重山戦日記』私家版、1953 ニライ社、1999
- 『日本近代仏教史研究』吉川弘文館、1959
- 『日本社会事業の歴史』勁草書房、1960
- 『清沢満之』人物叢書 吉川弘文館、1961
- 『日本近代仏教社会史研究』吉川弘文館、1964
- 『日本の近代社会と仏教』評論社、1970 日本人の行動と思想
- 『昭和社会事業史』ミネルヴァ書房、1971 社会福祉選書
- 『社会事業理論の歴史』一粒社、1974 社会福祉と諸科学
- 『現代社会事業史研究』勁草書房、1979
- 『日本貧困史 生活者的視点による貧しさの系譜とその実態』川島書店、1984
- 『吉田久一著作集』全7巻 川島書店、1989-93
- 1. 日本社会福祉思想史 1989
- 2. 日本貧困史 改訂版 1993
- 3. 現代社会事業史研究 改訂増補版 1990
- 4. 日本近代仏教史研究 1992
- 5-6. 日本近代仏教社会史研究 改訂増補版 1991
- 7. 社会福祉・宗教論集 1993
- 『日本の社会福祉思想』勁草書房、1994
- 『日本社会福祉理論史』勁草書房、1995
- 『日本の貧困』勁草書房、1995
- 『近現代仏教の歴史』筑摩書房、1998/ちくま学芸文庫、2017
- 『社会福祉と日本の宗教思想 仏教・儒教・キリスト教の福祉思想』勁草書房、2003
- 『新・日本社会事業の歴史』勁草書房、2004
共編
編集参考文献
編集- 長谷川匡俊「吉田久一氏の訃(学界消息)」『日本歴史』第693号、吉川弘文館、2006年、138-139頁。
- 「吉田久一教授略年譜および業績目録」(五味百合子教授・吉田久一教授退任記念号) 『社会事業の諸問題』1983-03