喜劇 ここから始まる物語
喜劇 ここから始まる物語(きげき ここからはじまるものがたり)は、1973年に、渡辺プロと松竹が制作、松竹が配給した植木等主演、斎藤耕一監督の映画。
喜劇 ここから始まる物語 | |
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監督 | 斎藤耕一 |
脚本 | 田波靖男 |
製作 | 渡辺晋 |
出演者 |
植木等 山口いづみ |
音楽 | 青山八郎 |
撮影 | 坂本典隆 |
編集 | 富宅理一 |
製作会社 |
渡辺プロ 松竹 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1973年5月2日 |
上映時間 | 89分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
概要
編集植木等が主演のためか、タイトルに喜劇と付いてあるが、東宝クレージー映画のような喜劇色はあまり無い。1973年という年代からすると、植木が喜劇俳優から性格俳優へ本格進出した初期の作品といえる。
ストーリー
編集小説を書いている植田順平は、とある公会堂で有名小説家と称して自分の小説を話しはじめた。
「週刊誌の記者・植島順一が列車の中で知り合った少年・次郎にすすめられ、強引に途中下車した。その直後、列車が転覆、植島は命びろいした。次郎に不思議な予知能力があることを知った植島は、霊感の力で、特ダネは掴むし、かねてから好意を寄せていた同じ社の直美とも結婚し、出世していきかつての上司だった編集長と地位が逆転になった。そんなある日、植島が帰宅した時、次郎は置手紙を残して失踪していた。その時、直美から子供ができたことを聞いた。植島は、生まれてくる子供が次郎の生まれ変りだと信じ続けるのだった。」
と、こんな感じの小説であった。数ヵ月後、植田は、ある日靴みがきのサトシ少年に出会うのだが・・・。