坂田山(さかたやま)は、神奈川県中郡大磯町にある山。標高111メートル[1]

坂田山
坂田山(2010年6月6日撮影)
標高 111 m
所在地 日本の旗 日本
神奈川県中郡大磯町大磯
位置 北緯35度18分52秒 東経139度18分42秒 / 北緯35.31444度 東経139.31167度 / 35.31444; 139.31167座標: 北緯35度18分52秒 東経139度18分42秒 / 北緯35.31444度 東経139.31167度 / 35.31444; 139.31167
山系 大磯丘陵
坂田山の位置(神奈川県内)
坂田山
坂田山の位置(日本内)
坂田山
プロジェクト 山
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東海道本線大磯駅の裏手にあり、湘南平に連なる。元々の名前は「羽白山[2]」だったが、1932年にここで発生した慶應義塾大学の男子学生と静岡県裾野の資産家令嬢との心中事件(坂田山心中事件)の第一報を報じた東京日日新聞の記者が、「詩情に欠ける山名」ということで[2]、大磯駅近辺の小字名「坂田山付」を冠して、勝手に「坂田山」と命名した。この心中が後にセンセーションを巻き起こしたことで、「坂田山」の名前も定着することになった(現在は「坂田山(羽白山)」と併記されることもある)。なお、この山は三菱財閥の創始者である岩崎家の私有地であった[3]。この年、坂田山では6月から12月までの7か月間に20組もの心中事件が発生。山の所有者が入山禁止にした時期もあった[4]

脚注 編集

  1. ^ 地理院地図に基づく。
  2. ^ a b 大磯町郷土資料館だより35”. 大磯町郷土資料館. 2024年2月9日閲覧。
  3. ^ 坂田山(羽白山)”. イソタビドットコム (2013年6月11日). 2013年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月30日閲覧。
  4. ^ 『私と昭和』奥田修、文芸社, 1998

関連項目 編集