大島信
明治期の内務官僚、政治家
大島 信(おおしま しん、1853年10月18日(嘉永6年9月16日[1])- 1899年(明治32年)3月14日[2][3])は、明治期の日本の内務官僚、政治家。衆議院議員。
経歴
編集琉球国薩摩藩領大島郡瀬名方中勝村[4](鹿児島県[2]大島郡中勝村、龍郷村[3][5]を経て現龍郷町中勝)で生まれた。造士館[4]、駒場農学校、専修学校で学んだ[2][3]。
埼玉県属に就任[2][3][4][5]。その後、内務属に転じ[2][3][4]、佐賀県東松浦郡長に就任した[2][3][5]。
1887年(明治20年)、奄美大島の黒砂糖を鹿児島商人が独占していることを批判した「大島郡糖業意見」を発表した[1]。
1892年(明治25年)2月、第2回衆議院議員総選挙(鹿児島県第7区)で初当選し[4][6]、以後、第4回総選挙まで再選され[6][7]、最後に公同会に所属して衆議員議員に連続3期在任した[2][3]。奄美大島への海底電線敷設に尽力した[1]。
国政選挙歴
編集- 第1回衆議院議員総選挙(鹿児島県第7区、1890年7月、大成会)次点落選[6]
- 第2回衆議院議員総選挙(鹿児島県第7区、1892年2月、中央交渉会)当選[6]
- 第3回衆議院議員総選挙(鹿児島県第7区、1894年3月、国民協会)当選[6]
- 第4回衆議院議員総選挙(鹿児島県第7区、1894年9月、国民協会)当選[7]
脚注
編集参考文献
編集- 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
- 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
- 南日本新聞社編『郷土人系 上』春苑堂書店、1969年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 鹿児島県姓氏家系大辞典編纂委員会編著『鹿児島県姓氏家系大辞典』角川日本姓氏歴史人物大辞典46、角川書店、1994年。