大房岬
日本の千葉県南房総市富浦町にある岬
大房岬(たいぶさみさき)は、千葉県南房総市富浦町多田良にある館山湾と富浦湾の境目に突き出た岬。 「大房」から「たいぶさ」は連想しにくく、難読地名の一つとされている。
大房岬 | |
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場所 |
日本 千葉県南房総市富浦町多田良 |
沖合水域 | 浦賀水道 |
地理
編集浦賀水道に突き出した長さ2kmの岬。南房総市最西端に位置する。周囲は県立の大房岬自然公園となっている。自然が多く、海水浴、森林浴、登山など市内一大の観光スポットとなっている。
岬が山となっており、81mの山に展望台を合わせ最高地点は95mとなる。 散歩道としても使われていて、岬へと通ずる市道は坂が急こう配である。
先端部の海食崖や、伝説を持つ洞穴などの見所がある。景色もよく、館山湾、富浦湾、西には晴れた日は夕日、富士山を望むことができる。
歴史
編集黒船来襲の時代から太平洋戦争まで、日本の防衛の砦として使用された。今も大房岬砲台跡(東京湾要塞)が残っている。そのため、昭和初期には軍部の方針などで地図から大房岬の存在が消されていたこともあるという[1]。
周辺
編集アクセス
編集脚注
編集- ^ 存在消された謎の岬、絵はがきは要塞司令部検閲 読売新聞 2013年9月23日閲覧