大統領保安局 (ロシア)

ロシア連邦大統領保安局（ロシアれんぽうだいとうりょうほあんきょく、SBP, ロシア語: Служба безопасности президента Российской Федерации(СБП)）は、ロシア大統領およびロシア首相とその家族や住居の警護に関する任務を担う連邦政府機関である。

ロシア連邦大統領保安局 Presidential Security Service of Russian Federation Служба безопасности президента Российской Федерации
通称	大統領保安局
略称	SBP
組織の概要
設立	1993年11月(27年前)
前身機関	第9局 (KGB)
職員数	2,500
年間予算	機密
管轄
連邦機関	ロシア
活動管轄	ロシア
関係法	国家保護に関する法律
一般的性格	連邦法執行
本部	モスクワ、クレムリン
運営幹部	アレクセイ・ルベジノイ, 局長
親機関	ロシア連邦警護庁 (FSO)
子機関	心理保安局
著名な事項
記念日	November 11

その起源はソ連のKGB第9総局に遡る。同局は1993年11月にボリス・エリツィン大統領によって設立され、 KGB将軍のアレクサンドル・コルジャコフが局長を務めた。

歴史

大統領保安局は、 1991 年7 月 19 日付けの ロシア大統領令第13号によって設立された。

ロシア連邦大統領保安局の元職員であるデニス・クラムツォフは、1993年11月に設立された大統領保安局の特別目的センターについて次のように回想している。これは、当時解散した「ヴィンペル、ある程度、クラムツォフの創設を「アルファ」グループに代わるものでした。 「1993年の出来事の間、有名なグループは命令に従うことを拒否した」という事実。特定の状況では、より信頼できる構造が必要であることが明らかになりました。そこでコルジャコフはエリツィンに同様の部隊を創設する必要があると説得した。彼らはB.N. エリツィンからの命令を直接実行しなければならなかった。 」

1994年末、 SBP内に「K」部門と「P」部門が設置され、それぞれクレムリン政権と政府内の汚職を調査した。

1995年7月28日付けのロシア連邦大統領令第 773号は、ロシア連邦大統領治安局をロシア連邦大統領行政内の国家機関とみなすことを決定した。

1996年6月20日のロシア連邦大統領令第 964 号により、ロシア連邦大統領治安局長官の職務はロシア連邦警護庁長官ユーリ・クラピビンに委任された。

1996年7月2日のロシア連邦大統領令 第 1013 号により、ロシア連邦大統領治安局はロシア連邦警護庁に組み込まれた。

1996年に解散されたが、2001年4月にロシア連邦警護庁の組織単位として再編成された。このサービスの機能は連邦法「国家安全保障法」に準拠している。その権限には、国家元首とその家族の安全を確保することが含まれている。

組織

西側諸国の報道によれば、2007年にはこの機関の人員は約2,500人であった。

心理保安局は大統領保安局の一部門であり、大統領の生命に対する脅威に関する情報の分析を担当している。同局は、GRU、FSB、SVRなど、複数の諜報機関の専門家で構成される委員会を運営している。

大統領保安局長

• アレクサンダー・コルジャコフ（1991–1996）
• ユーリ・クラピヴィン（代行、1996）
• アナトリー・クズネツォフ（1996–2000）
• ヴィクトル・ゾロトフ（2000年5月18日～2013年9月）
• オレグ・クレメンティエフ（2013年9月～2015年6月）
• ドミトリー・コチネフ（2015年6月～2016年5月）
• アレクセイ・ルベジノイ（2016年6月より）

脚注

関連項目

• 大統領連隊

外部リンク

• Информация о СБП на сайте Agentura.Ru
• 11 ноября — День рождения Службы безопасности президента РФ