大綱木工区
概要
編集2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故により周辺の国道6号をはじめとした幹線道路が通行止めになった影響で、阿武隈高地を縦断する国道349号が最寄の迂回路となり、交通量の増大がみられたが、川俣町南部の大綱木地内の区間は狭隘で急カーブの連続する区間が続き、安全な通行の妨げとなっていた。通行規制が解除されたあとも円滑な交通を実現し、被災地域を周辺地域から強力に支援するために「ふくしま復興再生道路」の一つとして当区間が指定され事業化された。大綱木字九日田を境に起点側が大綱木1工区(2.0km)、終点側が2工区(2.2km)として整備が進み、1工区の一部供用開始を経て後に全線の供用が開始された。起点では岩代拡幅区間終端部の口太山トンネル北側坑口に、終点では高根川の河川改修に伴う架け替えで新道が建設されていた仁井町橋に隣接する。
- 起点:伊達郡川俣町大綱木字上境木
- 終点:伊達郡川俣町字仁井町[1]
- 延長:4.2km
- 幅員:6.5(10.25)m
- 事業費:75億円
沿革
編集道路施設
編集- 川原田橋
- 全長:30.0m
接続路線
編集沿線
編集- 広瀬川
脚注
編集- ^ 復興への主な取り組み(川俣町) - 復興庁
- ^ 国道349号 大綱木1工区 - 福島県土木部
- ^ 国道349号 大綱木2工区 - 福島県土木部
- ^ 国道114号(山木屋1・2・3工区)・国道349号(大綱木1・2工区)完成式を開催します - 福島県土木部
- ^ 福島県報 令和6年4月2日付 定例第469号 - 福島県