大超寺 (伊賀市)

大超寺（だいちょうじ）は、三重県伊賀市上野寺町にある浄土宗の寺院。山号は仏生山。本尊は阿弥陀如来。法然上人伊賀二十五霊場25番札所。

歴史

1608年（慶長13年）に創建。当初は大善寺という寺号で、開山は粉河（現在の和歌山県紀の川市）の超誓寺住職・暁誉である。藤堂高虎が付き人である暁誉と共に愛媛県今治市に大善寺を建立し、その後、伊賀を統治した際に同名の大善寺を開基した^[1]。

1877年（明治10年）に大善寺と超誓寺が合併し、大超寺と寺号を改めた^[1]。津藩の家老である藤堂現蕃家の菩提寺であり、境内には巌倉水電社長で実業家の田中善助の墓や大津事件で知られる津田三蔵の墓がある^[2]。