大阪焼き
大阪焼き(おおさかやき)は、縁日の屋台などで売られる小麦粉を主材とした鉄板焼き料理の、主として東日本地域における呼称である。
名称
編集日本各地で見られるが、大阪を中心とする近畿地方では「大阪焼き」という名称では販売されず、そもそもその存在を知らない者も多い[1]。西日本では「リング焼き」や「○○焼き」(まるまるやき)と称される事が多く、また東京のアメ横では「アメ横焼」(あめよこやき)の名で売られているなど、地域によって呼称が異なる。
製法
編集今川焼き用の鉄板や直径10cm前後の金属製セルクルを使用して、お好み焼きのような具材を型に入れて焼く[2]。このスタイルは、千日前の千房が1990年に開催された国際花と緑の博覧会で「チボット」という商品名で販売したのが最初と言われている。
今川焼きの鉄板を使用する製法では、2つ1組の焼型を使用する場合と、1つずつ使う場合とがある。2つで1組の場合の作り方は、熱した今川焼き用の鉄板の一方のくぼみに卵を割って落とし、もう一方のくぼみにはお好み焼きと同じく小麦粉主体の生地を流し入れ、キャベツ、豚肉、アミエビ、天かす、紅しょうがなどの具を入れて焼き、最後に両者を合わせて焼き上げる。1つしか使用しない場合は、上記の2つで1組の場合の作り方の卵の方を省くか、または、1つのくぼみに卵を含めて全て入れる。焼きあがった後もお好み焼きと同じく、お好み焼き用のソース、青のり、マヨネーズなどをかけて供される。
その他
編集台湾では、お好み焼きのことを「大阪燒」と呼んでいる。
→詳細は「zh:什錦燒」を参照
脚注
編集- ^ コナモンの魅力を語る第2回「もっと暮らしにたこ焼きを」[リンク切れ]
- ^ タカマチ産業株式会社 大阪焼きの道具