妖怪少年探偵團シリーズ

妖怪少年探偵團シリーズ』(ようかいしょうねんたんていだんシリーズ、英語: Yōkai Detective Boys Series)は、KADOKAWAMF文庫Jより発行されているてにをはによる日本のライトノベルのシリーズ。

妖怪少年探偵團シリーズ
ジャンル ライトノベル
小説
著者 てにをは
イラスト ロウ
出版社 KADOKAWA
レーベル MF文庫J
刊行期間 2014年9月25日 - 2015年5月25日
巻数 全2巻
漫画
原作・原案など てにをは、ロウ
作画 双葉はづき
出版社 KADOKAWA
掲載サイト pixivコミック
レーベル MFコミックス ジーンシリーズ
発表期間 2014年7月25日 - 2017年3月27日
巻数 既刊1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学

概要 編集

昭和の東京を舞台にしたライトノベルのシリーズ。妖怪関係の事件の解決を主要なテーマとし、妖怪専門の探偵社を営む少年探偵とその仲間たちのコミカルな推理小説として描く。舞い込んでくる依頼に妖怪少年探偵團が挑むという構成が特徴。2014年に『モノノケミステリヰ』として漫画化された。

シリーズ作品 編集

モノノケミステリヰ
異変があるという特急列車にまつわる謎に探偵團が挑む様子が描かれている。
モノノケミステリヰ2
イギリスからやって来た吸血鬼の護衛を依頼される探偵團の様子が描かれている。

登場人物 編集

月岡春足(つきおか はるたり)
神楽坂7丁目で月岡探偵社を営む少年探偵。妖怪を専門に扱う「冥」探偵である。
鉄輪弥人(かんなわ やひと)
寡黙な活字中毒の少年。妖刀「かぎろひ」を操る探偵團の荒事担当。
南方うつひ(みなかた うつひ)
憑き物筋の家系の生まれで、イズナ使いの少女。探偵團の情報担当。

作風とテーマ 編集

妖怪関係の事件(あるいは謎)の解決を主要なテーマとしている。毒舌な少年探偵とその仲間たちが事件の解決に向けて尽力したり、怪異の原因である物の怪と対峙して戦ったり、あるいはコミカルなかけ合いをしたりする様子が描かれている。

制作背景 編集

てにをはが制作したVOCALOIDを用いた楽曲(ボカロ曲)のうち、人気の高い「モノノケミステリヰ」を始めとする『妖怪少年探偵團シリーズ』の世界観を楽曲制作者であるてにをは自身が小説化した。動画投稿サイトへの楽曲の投稿、同楽曲をもとに執筆されたいわゆる「ボカロ小説」の発売、そして同小説をコミカライズした漫画の連載が並行して行われた、『女学生探偵シリーズ』に続くメディアミックス作品である。

漫画 編集

双葉はづきにより『モノノケミステリヰ』の一部がコミカライズされ[1]、『pixivコミック』(KADOKAWA〈月刊コミックジーン〉)において2014年7月25日から2017年3月27日まで連載された[2]

書誌情報 編集

小説 編集

てにをは(著)・ロウ(イラスト)、KADOKAWA〈MF文庫J〉、全2巻

  • 『モノノケミステリヰ』、2014年9月25日発売[3]ISBN 978-4-0406-6994-6
  • 『モノノケミステリヰ2』、2015年2月25日発売[4]ISBN 978-4-0406-7407-0

漫画 編集

てにをは(原作)・ロウ(キャラクター原案/デザイン)・双葉はづき(作画)KADOKAWA〈MFコミックス ジーンシリーズ〉、既刊1巻

翻訳版 編集

漫画版が中国語繁体字)に翻訳され、東立から発行されている[6]

脚注 編集

  1. ^ 双葉はづき (2014年7月26日). “【pixivコミック】モノノケミステリヰ 第壱話”. pixiv. 2021年3月7日閲覧。
  2. ^ 月刊コミックジーン公式アカウント [@comicgene] (2014年7月25日). "本日より、pixivコミックにて『モノノケミステリヰ』コミカライズ連載開始です!! こちら、なんとpixivコミックでのみ読むことができます…!! いますぐ下記よりチェック!!! comic.pixiv.net/magazines/1". X(旧Twitter)より2021年3月7日閲覧
  3. ^ KADOKAWA. “モノノケミステリヰ”. KADOKAWA. 2021年3月3日閲覧。
  4. ^ KADOKAWA. “モノノケミステリヰ2”. KADOKAWA. 2021年3月3日閲覧。
  5. ^ KADOKAWA. “モノノケミステリヰ 1”. KADOKAWA. 2021年3月3日閲覧。
  6. ^ 東立出版集團有限公司. “妖怪少年偵探團#1”. 東立香港. 2021年3月3日閲覧。

外部リンク 編集