妻恋道中 (橋幸夫のアルバム)
『妻恋道中』は、1969年1月にビクターレコードより発売された、橋幸夫のLP盤でのオリジナルアルバム(SJX-12)である。2000年7月、CDで再発売されている(VICL-62228)。
概要
編集- 『橋幸夫傑作集』(第1集~第9集)、『橋幸夫ステレオハイライト』(第1集~第7集)など30種以上のベストアルバムを出した橋が、『橋幸夫 民謡をうたう』に続いて出した2枚目のオリジナルアルバム[1]。
- 主に戦前の股旅歌謡のヒット曲を唄うという企画になっている。ビクターの名ディレクターで、『日本の流行歌 : 歌でつづる大正・昭和』の著作で知られる音楽評論家の上山敬三の解説が付属している。 各楽曲が誕生した背景などを簡潔に紹介し、「股旅歌謡でデビューした橋が)往年大ヒットした数々のまげ物と取り組んだ、この上ない取り合わせ」と表している。
- かつて東海林太郎や上原敏、田端義夫らに多くの時代歌謡を提供した藤田まさとは、「以前から橋君に昔のヒット曲を歌ってもらいたい、と考えていました。歌唱力の強い橋君が、現代の感覚で歌って、古い歌が新作のように蘇りました」とコメントを寄せている[2]。
- 編曲は近藤進が4曲、寺岡真三が8曲で、二人とはその後もアルバムだけでなくシングルでも共演している。
収録曲
編集A面
- 妻恋道中
- 作詞:藤田まさと、作曲:阿部武雄、編曲:近藤進
- 野崎小唄
- むらさき小唄
- 作詞:佐藤惣之助、作曲:阿部武雄、編曲:寺岡真三
- 弥太郎笠
- お駒恋姿
- 作詞:藤田まさと、作曲:大村能章、編曲:寺岡真三
- 勘太郎月夜唄
- 作詞:佐伯孝夫、作曲:清水保雄、編曲:寺岡真三
B面
出典
編集- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 220,223頁
- ^ アルバム付属資料より