孤独の7

虫食い算の問題のひとつ

孤独の7(こどくの7、英語: Solitary 7[1])とは、E・F・オドリング (E. F. Odling) が作成した虫食い算である。割り算の筆算を一つの7を手がかりにして完成させる数学パズルである。

「孤独の7」の問題

歴史編集

『孤独の7』は、A・S・E・アッカーマン(A.S.E.Ackermann)によって1925年に発行された Scientific Paradoxes and Problems(邦題『科学のパラドックスと問題』)に掲載されている[2][3]。これが初出とされることが多いが、実際には1923年の The Mathematical Gazette 7月号にオドリングによる記事が存在している[1]

日本での初出は不明だが、1946年(昭和21年)に出版された『虫喰ひ算大會』(佐野昌一著)に掲載されている[4][5][6]

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× 8□
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「孤独の8」, 下平 1991, p. 909

この作品を由来として、1個の数字のみが提示されている虫食い算のことを「孤独のn[7]」と呼ぶ[8]

主な解き方編集

方針
割る数を絞り込んで行く。
4桁-3桁の部分の1000の位は1である。
解答
佐野昌一『虫喰い算大会』:新字新仮名 - 青空文庫の【例題七】を参照[9]
下平和夫「VII. 数学特論、3. 興味ある数学問題、§3.3 虫食い算」『新数学事典』を参照[10]

脚注編集

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  1. ^ a b The Mathematical Gazette 1920年代の記事
  2. ^ Ackermann 1925
  3. ^ 大駒, 武 & 丸尾 1985, p. 201
  4. ^ 佐野昌一『虫喰い算大会』:新字新仮名 - 青空文庫 【例題七】と第十五会場(4)
  5. ^ 佐野 1977, pp. 35–40, 112
  6. ^ 下平 1991, pp. 909–910
  7. ^ nには0から9の1桁の整数を入れて、「孤独の4」や「孤独の8」などと呼ばれる。
  8. ^ 大駒, 武 & 丸尾 1985, p. 63
  9. ^ 佐野 1977, pp. 35–40
  10. ^ 下平 1991, p. 910

参考文献編集

  • 大駒誠一、武純也、丸尾学 『虫食算パズル700選』共立出版、1985年4月。ISBN 978-4-320-01339-1 
  • 佐野昌一 『推理学校 虫食い算大会』学生社〈数のライブラリー 10〉、1977年10月。ISBN 978-4-311-41810-5 
  • 下平和夫 著「3. 興味ある数学問題」、一松信・竹之内脩 編 編 『新数学事典』(改訂増補)大阪書籍、1991年11月、903-952頁。ISBN 978-4-7548-4006-8 
  • Ackermann, A.S.E. (1925), Scientific paradoxes and problems and their solutions, simultaneously broadcast from 2LO, Old Westminster press, NCID BA64713722 

外部リンク編集