安井侑子
日本のロシア文学者
安井 侑子(やすい ゆうこ、1938年3月21日[1] - 2019年2月8日[2])は、日本のロシア文学者。神戸市外国語大学名誉教授。ソ連文学を専攻。
略歴編集
本姓・渡辺。安井郁の娘として東京に生まれる。母方の曾祖父は九鬼隆義、祖父は九鬼隆輝。1958年お茶の水女子大学哲学科在学中、国際レーニン勲章を受けた父の通訳としてモスクワに行き、そのままモスクワ大学卒、同大学院修了と、七年間滞ソ。渡辺雅司と結婚。1985年神戸市外国語大学助教授。1990年教授。2003年定年。墓地は神奈川県三浦郡葉山町長柄1600-6本立寺。
著書編集
翻訳編集
- ショーロホフ「世界文学全集 20世紀の文学 第13 ドン物語」小野理子共訳 集英社 1966
- オクジャワ「現代ソヴェト文学18人集 第3」「少年兵よ、達者で」新潮社 1967
- アクショーノフ「新しいソビエトの文学 第5」編「パパなんて読むの」「一九四三年の給食」「いかした警帽野郎」「いつでも売りますー戯曲」勁草書房 1968
- ミハイル・ブルガーコフ『悪魔とマルガリータ』新潮社 1969
- ベラ・アフマドゥーリナ「世界詩人全集 第22」新潮社 1969
- アレクサンドル・グリーン『波の上を駆ける女』晶文社 1972 文学のおくりもの
- Z.メドヴェージェフ『ソルジェニーツィンの闘い 『イワン・デニーソヴィチの一日』から十年』新潮選書 1974
- マンデリシュターム『時のざわめき』中央公論社 1976
- ウラジーミル・ヴォイノーヴィチ『兵士イワン・チョンキンの華麗なる冒険』パシフィカ 1977
- ヴォイノーヴィチ『同志イワニコの偉大なる権力』長谷川蟻共訳 パシフィカ 1979
- アレクセイ・M・レーミゾフ『小悪魔』世界幻想文学大系 第25巻 国書刊行会 1981
脚注編集
- ^ 『現代日本人名録』1987
- ^ “安井侑子さん死去 神戸市外国語大名誉教授”. 産経ニュース (livedoor ニュース). (2019年2月9日). オリジナルの2019年2月10日時点におけるアーカイブ。 2019年2月10日閲覧。