安国論寺

神奈川県鎌倉市にある寺院

安国論寺(あんこくろんじ)は、神奈川県鎌倉市大町名越)にある日蓮宗の寺院。山号は妙法華經山。旧本山は比企谷妙本寺。池上・土富店法縁

安国論寺
所在地 神奈川県鎌倉市大町4-4-18
位置 北緯35度18分41.23秒 東経139度33分31.4秒 / 北緯35.3114528度 東経139.558722度 / 35.3114528; 139.558722座標: 北緯35度18分41.23秒 東経139度33分31.4秒 / 北緯35.3114528度 東経139.558722度 / 35.3114528; 139.558722
山号 妙法華經山
宗派 日蓮宗
本尊 久遠実成本師釈迦牟尼仏
創建年 建長5年(1253年[1]
開山 日蓮
正式名 妙法華經山安國論寺
別称 松葉ヶ谷霊跡安國論寺
妙法華經山安國論窟寺
妙法山安國寺
公式サイト https://ankokuronji.org/
法人番号 7021005001834 ウィキデータを編集
安国論寺の位置(神奈川県内)
安国論寺
テンプレートを表示
本堂
御小庵
日朗荼毘所

概要

編集

長勝寺妙法寺と並び、日蓮が鎌倉で布教するに際して拠点とした松葉ヶ谷草庵の跡とされ、松葉ヶ谷霊跡安国論寺とも言う。開山は日蓮とするが、弟子の日朗文応元年(1260年)に、日蓮が前執権北条時頼に建白した「立正安国論」を執筆した岩穴(法窟)の側に安国論窟寺を建てたのが始まりである。

その他、南面窟(松葉ヶ谷法難時に、白猿に導かれて避難した場所)や日朗上人荼毘所(日朗が出家剃髪した場所で荼毘に伏して欲しいとの遺言による)がある。裏山の富士見台からは由比ガ浜海岸を含む市内を一望でき、日蓮が富士山に向け題目を唱えたとされる。

なお東芝社長や経団連会長を務め、熱心な法華信者であった土光敏夫の菩提寺(墓所)でもある[2]

第51世玉川日薩師は、霊跡本山比企谷妙本寺第81世に晋山。

境内には、鎌倉市天然記念物に指定されている

  • 妙法桜(日蓮の杖が根付いたとされる市原虎の尾という品種のヤマザクラ)
  • 海棠(カイドウ)
  • 山茶花(サザンカ) - 樹齢350年と言われる。

があり見所となっている。

寺宝

編集

文学

編集

赤羽尭著「古都鎌倉殺人事件」(トクマノベルス)の舞台になっている。

交通

編集

脚注

編集

参考文献

編集

外部リンク

編集
  •   ウィキメディア・コモンズには、安国論寺に関するカテゴリがあります。