専想寺

大分県大分市にある浄土真宗本願寺派の寺院

専想寺(せんそうじ)は、大分県大分市森町豊後国大分郡高田郷臼杵領森町組森町村(森町)、別保村森町、鶴崎町鶴崎市の一部)にある浄土真宗本願寺派寺院山号は龍華山。本尊阿弥陀如来

専想寺せんそうじ
所在地 大分県大分市森町549
位置 北緯33度13分35.2秒 東経131度40分53.6秒 / 北緯33.226444度 東経131.681556度 / 33.226444; 131.681556座標: 北緯33度13分35.2秒 東経131度40分53.6秒 / 北緯33.226444度 東経131.681556度 / 33.226444; 131.681556
山号 龍華山
宗旨 天台宗浄土真宗
宗派 浄土真宗本願寺派
本尊 阿弥陀如来
開基 傳教大師最澄
中興 天然淨祐
正式名 龍華山專想寺
法人番号 2320005000630 ウィキデータを編集
専想寺の位置(大分県内)
専想寺
専想寺
専想寺 (大分県)
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概要 編集

伝教大師(最澄)が創建した後、衰微し、周防国山口出身で大内教弘の子とされる天然浄祐によって再興されたとも[1]、天然によって開かれたとも[2]伝えられる。いずれにしろ、天然は1476年(文明8年)にこの寺に移り、はじめ浄土宗を伝えた。しかし、その後上京すると、蓮如の弟子となって浄土真宗に改宗。1484年(文明16年)に九州での伝道を命ぜられ、豊後に戻って専想寺を拠点に九州・中国地方への布教を行った。これは九州における浄土真宗の起源とされ、専想寺は九州最古の真宗寺院とされる。

1975年(昭和50年)2月19日に火災で本堂を焼失し、現在の本堂は1981年(昭和56年)3月に再建されたものである。

境内にあるの木は樹齢約150年、高さ約5m、幹の周囲約1.8mの古木で、1974年(昭和49年)2月1日に「専想寺の槙の木」として大分市の名木に指定されている。

脚注 編集

  1. ^ 大分歴史事典 - 専想寺(せんそうじ)”. 大分放送. 2009年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月21日閲覧。
  2. ^ 専想寺”. 大分市地域コミュニティネット. 2015年3月21日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集