小二田誠二(こにた せいじ、1961年[1] - )は、日本の日本文学研究者静岡大学教授。専門は日本の近世文学、および江戸時代の文化[2]

来歴

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千葉県出身[1]1984年埼玉大学教養学部日本文化コース卒業。1987年学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。1990年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学[3]。同年に静岡大学人文学部専任講師を経て、1993年より静岡大学人文学部言語文化学科助教授。現在、静岡大学人文社会科学部言語文化学科教授[4]

著書・論文

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著書

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共著

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  • 『駿府・静岡の芸能文化』、小二田誠二・上利博規、2003年
  • 『駿府・静岡の芸能文化』第2巻、小二田誠二・上利博規、2004年
  • 『駿府・静岡の芸能文化』第3巻、小二田誠二・上利博規、2005年

論文

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  • 旧制静岡高等学校関係資料の整理作業に関する経過報告」(『地域研究』 3, 17-25, 2012年)
  • 「真実は虚構であること」(『日本文学』 61(1), 34-43, 2012年)
  • 「物語としての『おくのほそ道』」(『文学』 8(1), 169-180, 2007年)
  • 「ジャーナリズムと小説と―戊辰戦争期の新聞から」(『国文学』、学燈社, 50/6, 102-108, 2005年)
  • 「江戸戯作の『連載』構想」(『日本文学』, 53/11, 2-10, 2004年)
  • 「軍記から戦争報道へ―『東山新聞』の位相」(『江戸文学』, 29/, 158-170, 2003年)
  • ニュース言語の江戸・明治」(『文学』, 4/1, 70-83, 2003年)
  • 「実体小説は小説か―事実と表現への試論」(『日本文学』, 50/12, 31-39, 2001年)
  • 「根本仏教説話のリアリティ―『死霊解脱物語聞書』再考」(『江戸小説と出版メディア』、笠間書院, 124-137, 2001年)
  • 「歴史・伝説・実録・小説―二つの地蔵譚から」(『国文学』、学燈社, 46/7, 107-113, 2001年)
  • 「『おくのほそ道』「汐越の松」」(『日本文学』, 48/8, 58-62, 1999年)
  • 「中村先生のこと」(『富士フェニックス論叢』 特別号, 51-52, 1998年)
  • 怪談もの実録の位相―『四谷雑談』再考」(『近世文学俯瞰』、汲古書院, 275-294, 1997年)
  • 「ヨミの口演―江戸軍談から実録類まで<由井正雪の場合>」(『講座日本の伝承文学』、三弥井書店, 4/, 167-185, 1996年)
  • 「平井権八伝説と実録・読本」(『日本文学』, 43/2, 43-53, 1994年)
  • 「事実(てん)から小説(せん)へ―膏薬奴の敵討を素材に」(『江戸文学』, 8/, 71-86, 1992年)
  • 「『盟三五大切』 -南北作品論へのアプローチ」(『靜大国文』 35, 18-32, 1991年)
  • 「本所 為永春水『春色梅児誉美』」(『国文学 解釈と教材の研究』 35(9), p96-98, 1990年)
  • 「仇討小説試論」(『日本文学』, 38/8, 75-83, 1989年)
  • 「録体小説の人物像 -『天一坊実記』を中心に」(『日本文学』 37(8), p30-39, 1988年)
  • 「実録体小説の生成 -天一坊1件を題材として」(『近世文芸』 (48), p24-39, 1988年)
  • 「実録体小説の原像 -『皿屋舗弁疑録』をめぐって」(『日本文学』 36(12), p49-59, 1987年)

外部リンク

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脚注

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  1. ^ a b 小二田誠二の記事一覧”. モダンタイムス. モダンタイムス. 2024年1月26日閲覧。
  2. ^ 小二田誠二さん:こんにちは:読み物/L-wave(えるウェーブ)~リビング静岡~”. www.s-liv.com. 2020年2月8日閲覧。
  3. ^ 教員紹介 | 静岡大学人文社会科学部”. 2020年2月8日閲覧。
  4. ^ マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2020年2月8日閲覧。