越来朝福(ごえく ちょうふく、生没年不詳)は琉球王国第二尚氏王統第三代国王尚真の第四王子。唐名は尚龍徳、称号は越来王子、名乗りは朝福、童名は眞三郎金、號は雲休。

概要 編集

第二尚氏王朝の第三代国王尚真の四男。嘉味田殿内の元祖。成化年間、嘉靖年間、越来間切総地頭職。

嘉味田家家譜には「成化年間、嘉靖年間、越来間切総地頭職を授かり王朝に事うといえども、歴代久しくてその詳細をしらず、故に略す。」と記されている[1]。 生年不詳であるが、兄:尚維衡・浦添王子朝満(尚真王の長男)の生年が弘治7年(1494年)で、弟にあたる尚清王(尚真王の五男)の生年が弘治10年(1497年)であることから、1494年から1497年の間に生まれていることが推測される。

玉陵の碑文には、玉陵に入る有資格者としてその名が刻まれている。

墓所は那覇市首里の玉陵

系譜 編集

  • 父:尚真 (第二尚氏王統3代国王)
  • 母:名不詳
    • 兄(長男):尚維衡・浦添王子朝満小禄御殿一世、母は妃)
    • 姉(長女):真鍋樽・佐司笠按司(高級祝女(佐司笠)、母は銘苅子の娘、尚魏鼎・見里王子朝易室)
    • 兄(次男):尚朝栄・大里王子
    • 兄(三男):尚韶威・今帰仁王子朝典具志川御殿一世)
    • 弟(五男):尚清・中城王子(母は華后)(第二尚氏4代国王)
    • 弟(六男):尚享仁・金武王子
    • 弟(七男):尚源道・豊見城王子


参考文献 編集

  1. ^ 沖縄門中大辞典

外部リンク 編集

  • 向姓家譜(嘉味田家)[1]

関連項目 編集