岡 熊臣(おか くまおみ、天明3年3月9日1783年4月10日) - 嘉永4年8月6日1851年9月1日))は、幕末に活躍した日本の国学者石見国鹿足郡木部村(現・島根県鹿足郡津和野町)出身。

来歴

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富長山八幡宮の神官・岡忠英の子として生まれる[1]本居宣長の影響を受け、村田春門の下で国学を学ぶ[1]。1811年から神職自祭葬運動を展開した。1815年には家塾の桜蔭館を開いた[1]。1849年、津和野藩校養老館初代国学教師に就任[1]。津和野国学隆盛の礎を築いた。

本居宣長と平田篤胤の思想を折衷し、独自の論考を構築した『千世の住処』、『古事記伝』を模した『日本書紀私伝』などの著書を著した[1]

1907年、従四位を追贈された[2]

主な著作

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  • 『日本書紀私伝』[注釈 1]
  • 『学本論』
  • 『兵制新書』
  • 『千世の住処』
  • 『読淫祀考』
  • 『読淫祀論』
  • 『農家童子訓』

脚注

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注釈

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  1. ^ 太皷谷稲成神社所蔵

出典

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  1. ^ a b c d e 岡熊臣|津和野文化ポータル”. 津和野文化ポータル. 津和野町教育委員会. 2023年10月1日閲覧。
  2. ^ 田尻佐 編『贈位諸賢伝 増補版 上』(近藤出版社、1975年)特旨贈位年表 p.22