岩国徴古館
山口県岩国市にある博物館
岩国徴古館(いわくにちょうこかん)は山口県岩国市にある市立博物館[1]である。正式名称は岩国市立博物館岩国徴古館[2]。
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![]() 2018年撮影 | |
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施設情報 | |
正式名称 | 岩国市立博物館 岩国徴古館 |
管理運営 | 岩国市 |
所在地 |
〒741-0081 山口県岩国市横山2丁目7-19 |
プロジェクト:GLAM |
概要編集
- 1940年(昭和15年)に吉川報效会の理事会で設立が可決。岩国藩藩主吉川経健の弟の吉川重吉が「郷土に図書館と博物館を」という遺志を実現したものと伝えられ[2]、太平洋戦争中の1942年(昭和17年)に起工。終戦直前の1945年(昭和20年)3月に竣工。陸軍燃焼廠治療所、図書館として一時利用を経て、1950年(昭和25年)に開館[2]。1951年(昭和26年)に岩国市に寄贈[3]。
- 現在の山口県立岩国高等学校出身の早稲田大学教授の佐藤武夫が設計[4]。フランスの新古典主義建築型で、戦争中は灯火管制があったため、天窓から自然光を採用した[3]。
- 館内には藩政時代の貴重な宝物・錦帯橋に関する資料[3]・所蔵している県指定文化財がある[5]。
- 竹筋コンクリート造りで[6]、1998年(平成10年)1月に国の登録有形文化財に指定された[7]。2020年(令和2年)7月7日にDOCOMOMO japan主催の「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の一つに選定された[8]。