岩渕 幸洋(いわぶち こうよう、1994年12月14日 - )は日本パラ卓球選手。2016年リオデジャネイロパラリンピック2020年東京パラリンピック出場。

岩渕 幸洋
協和キリン
基本情報
よみがな いわぶち こうよう
ラテン文字 IWABUCHI Koyo
生年月日 1994年12月14日
国籍 日本
生誕地 東京都練馬区
身長 162cm
体重 57kg
経歴
学歴 早稲田大学
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経歴 編集

1994年12月14日東京都練馬区に生まれる。先天性の両下肢機能障害を持つが、幼少期から、スキーや野球など、さまざまなスポーツに取り組んだ[1]早稲田実業中等部に入学後[1]、中学1年生から卓球を始め、高校3年生でパラ卓球の国際大会に初めて出場した[2]。その後、国内外の大会で活躍し、2016年リオデジャネイロパラリンピックに日本代表として出場した[3]。2017年に早稲田大学教育学部を卒業後[4]協和キリンに所属。

競技活動のほか、パラ卓球をPRする活動も行っており、2020年11月には、クラウドファンディングで資金を集め、パラ卓球選手同士の試合や健常者の卓球選手とパラ選手の試合を行う卓球イベント「IWABUCHI OPEN」を東京都内で開催した[5][6]。2020年東京パラリンピックにも連続出場し(クラス9 立位)、谷真海と共に開会式で日本選手団の旗手を務めた[7]

戦型はシェーク前陣速攻型を得意とする[2]

主な成績 編集

2014年 編集

  • インチョン2014アジアパラ競技大会(韓国) 男子シングルス 3位[2]

2015年 編集

  • ハンガリーオープン 男子シングルス 1位[2]
  • スペインオープン 男子シングルス 1位[2]
  • チェコオープン 男子シングルス 1位[2]

2016年 編集

  • リオデジャネイロパラリンピック 男子シングルス 予選敗退[3]

2017年 編集

  • イタリアオープン 男子シングルス 3位[2]
  • ITTFパラ世界選手権(スロバキア) 男子団体 2位[2]
  • ドイツオープン 男子団体 1位[2]
  • アジア選手権(中国) 男子シングルス 2位[2]、男子団体 2位[2]
  • ベルギーオープン 男子シングルス 2位[2]、男子団体 2位[2]

2018年 編集

  • インドネシア2018アジアパラ競技大会(インドネシア) 男子シングルス 2位[2]、男子団体 1位[2]
  • ITTFパラ世界選手権(スロベニア) 男子シングルス 3位[2]

2019年 編集

  • アジア選手権(台湾) 男子シングルス 2位[2]、男子団体 3位[2]

2021年 編集

  • 東京パラリンピック 男子シングルス 予選敗退[8]

脚注 編集

  1. ^ a b “壁なき世界へ飛躍、旗手の2人、闘志抱く――卓球・岩渕選手、目標「金メダル以上」(Tokyo)”. 日本経済新聞. (2021年8月25日) 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 岩渕幸洋選手 卓球 (選手一覧)”. 日本財団パラリンピックサポートセンター. 2021年8月26日閲覧。
  3. ^ a b リオ 2016 パラリンピック競技大会/日本代表選手団成績”. 日本パラリンピック委員会. 2021年8月26日閲覧。
  4. ^ 岩渕幸洋 IWABUCHI Koyo (2017年教育学部卒業) (早稲田大学オリンピック・パラリンピック事業推進室)”. 早稲田大学. 2021年8月26日閲覧。
  5. ^ “パラの魅力 届ける 旗手・岩渕選手「目標は『金』以上」 今夜開会式”. 読売新聞. (2021年8月24日) 
  6. ^ “東京パラ卓球内定の岩渕幸洋が主催「IWABUCHI OPEN」開催 ゲストに吉村真晴”. Sponichi Annex. (2020年11月23日) 
  7. ^ “東京パラリンピック開幕 4400人出場、コロナ下で無観客”. 朝日新聞. (2021年8月25日) 
  8. ^ 東京パラリンピック 卓球 男子シングルス(立位9) 1次リーグ”. 日本パラリンピック委員会. 2021年9月25日閲覧。

外部リンク 編集