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市立名古屋動物園(しりつなごやどうぶつえん)は、かつて名古屋市鶴舞公園に存在した動物園1918年大正7年)に市立鶴舞公園附属動物園として開設されたが、1937年昭和12年)の東山動物園設立に伴い廃止された。

市立名古屋動物園
市立名古屋動物園の通用門
施設情報
前身 浪越教育動植物苑
専門分野 総合
所有者 名古屋市
開園 1918年4月
所在地 愛知県名古屋市(鶴舞公園内)
位置 北緯35度9分13.2秒 東経136度55分2秒 / 北緯35.153667度 東経136.91722度 / 35.153667; 136.91722座標: 北緯35度9分13.2秒 東経136度55分2秒 / 北緯35.153667度 東経136.91722度 / 35.153667; 136.91722
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歴史編集

1890年明治23年)、名古屋市の動物商・今泉七五郎は浪越教育動植物園を名古屋市元田町(現在の名古屋市中区千代田四丁目)に設立、その後1910年(明治43年)に同門前町(現在の中区大須)へと移転していた。同年より名古屋市は同動物園に補助を開始するようになった。

今泉は動物園を市に寄付することを希望し、市側も六大都市の一つとして市立動物園を設ける必要から[1]1917年(大正6年)、市会にて全会一致で受け入れを決定、鶴舞公園に動物園の設立を決定した。

1918年(大正7年)、鶴舞公園内の3,242坪の施設に鶴舞公園附属動物園として開園した。開園時の動物は獣類79頭、鰐類2頭、鳥類273羽、亀類27頭、蛇類48頭、魚類52尾であり、すべて今泉七五郎の寄付であった。その後、1929年(昭和4年)4月1日に市立名古屋動物園に改称した。

初年度の入園者は547,483名と好評であり、1919年(大正8年)からは夜間開園も開始、1925年(大正14年)には3,650坪に拡張した。その後も動物園を拡張する動きは広がり、1937年(昭和12年)1月に現在の東山動植物園に移転し、同年3月に閉園した[2]

移転後も東山の群れと同化できなかった猿を保護するため、猿園舎が鶴舞公園内に昭和50年代まで残されていたという[3]。撤去後には「こどもの広場」が設置された[3]

施設・動物一覧編集

『市立名古屋動物園要覧 昭和7年』(1932年)によれば、1931年(昭和6年)現在、下記の動物が存在した。

  • 哺乳類 53種 113頭
  • 鳥類 178種 470羽
  • 爬虫類 6種 11頭
  • 両生類 1種 3尾
  • 魚類 6種 190尾

計244種 787点

関連人物編集

  • 歴代園長

ギャラリー編集

脚注編集

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  1. ^ 東京の恩賜上野動物園は1882年、京都市動物園は1903年、大阪市天王寺動物園は1915年に開園していた。なお、神戸市の諏訪山動物園は1928年(市への移管は1937年)、横浜市野毛山動物園は1951年の開園である。
  2. ^ 名古屋の公園100年のあゆみ編集委員会 2010, p. 54.
  3. ^ a b 名古屋国際高等学校社会科 1999, p. 130.

参考文献編集

  • 『市立名古屋動物園 要覧 昭和3年』1928年
  • 『市立名古屋動物園 要覧 昭和7年』1932年
  • 『昭和区の歴史』名古屋国際高等学校社会科、1999年2月10日(日本語)。ISBN 487161056X
  • 『名古屋の公園 100年のあゆみ 資料編』名古屋の公園100年のあゆみ編集委員会、2010年(日本語)。全国書誌番号:22062457
  • 『東山動物園日記』