年貢橋(ねんぐばし)は、かつて愛知県小牧市の原川に掛かっていた石橋である。慶長年間の名古屋城築城の際、橋の北西側にある岩崎山から石垣用のが採掘され用いられた。その石を運ぶ際、加藤清正が命令して建設させたと言う伝承から、「清正橋」(きよまさばし)とも呼ばれている。現在、橋は原川にかかっていない。2005年1月に区画整理事業に伴う県道拡張工事の為、解体。その後2006年3月に、橋があった場所から北へ数百メートルの場所にある本田公園内に移設復元された。

年貢橋移設展示施設(本田公園)
年貢橋跡地

歴史 編集

  • 2005年平成17年)1月 - 道路拡張工事のため解体工事開始
  • 2006年(平成18年)3月 - 本田公園内に移設復元

所在地 編集

旧・所在地

愛知県小牧市大字岩崎地内 原川上

現・所在地

愛知県小牧市大字岩崎字本田 本田公園内

交通手段 編集

関連項目 編集

  • 原川の落し石 - 1982年に年貢橋近くで見つかった3つの巨石。同じく岩崎山の石であり、名古屋城石垣に用いられる予定だったものではないかと考えられている。

参考文献 編集

  • 「郷土史料 岩崎山の歴史探訪」栗木英次(岩崎事務所、2009年

外部リンク 編集