年速(ねんそく)とは、1年間に進む距離[1]日本語の方言の伝播速度についても使われた[2]が、人類の地球上の拡散や、狩猟農業の技術伝播についても使われる。1年につき 1 km やそれ以下のゆっくりした速度について言う。

言語学者の徳川宗賢は、日本における方言の言い方が京都でいつから使われはじめたか、また20世紀にどこまで広がったかを計算して、年速 1 km 以下だったと考えた[3]

脚注 編集

出典
  1. ^ 福富雅夫, 平形■, 浜田正博「アマゾン流域におけるコショウ胴枯病および根腐病の過去における発生の実態」『関西病虫害研究会報』第24巻第0号、関西病虫害研究会、1982年、20-27頁、doi:10.4165/kapps1958.24.0_20ISSN 0387-1002NAID 130004642649 
  2. ^ 井上史雄「ことばの伝わる速さ : ガンポのグロットグラムと言語年齢学」『日本語の研究』第5巻第3号、日本語学会、2009年7月、17-32頁、doi:10.20666/nihongonokenkyu.5.3_17ISSN 1349-5119NAID 110007530476 
  3. ^ 徳川 (1993)

参考文献 編集