廃墟からの復活

旧ドイツ民主共和国(東ドイツ)の国歌

廃墟からの復活: Auferstanden aus Ruinen)は、ドイツ民主共和国(東ドイツ)の国歌ヨハネス・ロベルト・ベッヒャー作詞[1]ハンス・アイスラー作曲[1]

Auferstanden aus Ruinen
和訳例:廃墟からの復活
Nationalhymne der DDR.svgg
「廃墟からの復活」の出版譜(1954年)より

国歌の対象
東ドイツの旗 東ドイツ

別名 廃墟より甦れ
作詞 ヨハネス・ロベルト・ベッヒャー
作曲 ハンス・アイスラー
採用時期 1949年
採用終了 1990年
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概要編集

詩人であり、東西ドイツ分断後にドイツ民主共和国の文化大臣を務めたベッヒャーにより作詞された[1]。歌詞には、ドイツの統一と第二次世界大戦による荒廃からの復活の願いがこめられている[1]

当初は公の場で歌唱していた[1]が、1970年代に入りソビエト連邦から「einig Vaterland(アイニヒ・ファーターラント、一つの祖国)」という歌詞が東西分裂の現状にそぐわないと圧力が掛かったため、歌唱が禁じられ[1]東西ドイツの統一を果たした1990年まで曲のみが演奏されることとなった[1]

歌詞編集

  1. Auferstanden aus Ruinen
    und der Zukunft zugewandt,
    laß uns Dir zum Guten dienen,
    Deutschland, einig Vaterland.
    Alte Not gilt es zu zwingen,
    und wir zwingen sie vereint,
    denn es muß uns doch gelingen,
    daß die Sonne schön wie nie
    über Deutschland scheint, über Deutschland scheint.
  2. Glück und Friede sei beschieden
    Deutschland, unserm Vaterland.
    Alle Welt sehnt sich nach Frieden,
    reicht den Völkern eure Hand.
    Wenn wir brüderlich uns einen,
    schlagen wir des Volkes Feind.
    Laßt das Licht des Friedens scheinen,
    daß nie eine Mutter mehr
    ihren Sohn beweint, ihren Sohn beweint.
  3. Laßt uns pflügen, laßt uns bauen,
    lernt und schafft wie nie zuvor,
    und der eignen Kraft vertrauend
    steigt ein frei Geschlecht empor.
    Deutsche Jugend, bestes Streben
    unsres Volks in dir vereint,
    wirst du Deutschlands neues Leben.
    Und die Sonne schön wie nie
    über Deutschland scheint, über Deutschland scheint.

日本語訳編集

1
廃墟から蘇り
未来へ向かって
一つの祖国ドイツに
公共のため奉仕しよう
克服されるべき過去の苦境は
団結して乗り越えてゆこう
私達は必ず成功して
そして太陽はかつてなく美しく
ドイツを照らしていく ドイツを照らしていく

2
平和、幸せを祖国ドイツをもたらそう
全世界は平和を望んでいる
人々に手を差し伸べていこう
我々が同胞として団結すれば
人民の敵を破ることができる
平和の光を輝かそう
母がもう二度と息子の死を
悲しまない世へ 悲しまない世へ
3
かつてないほど耕そう、建設しよう、学ぼう、働こう
そして力を信じた、自由な世代が立ち上がる
ドイツの若者よ
人民は君らのもとで団結し最善を尽くす
君はドイツの新しい命となり
そして太陽はかつてなく美しく
ドイツを照らしていく ドイツを照らしていく

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g 弓狩匡純『国のうた National Anthems of the World』文藝春秋、2004年、186-187頁。ISBN 978-4163659909

関連項目編集

外部リンク編集