Rance
『Rance』(ランス)は、1989年からアリスソフトから発売されているアダルトゲームのシリーズ作品。
Rance | |
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
開発元 | アリスソフト |
発売元 | アリスソフト |
主な製作者 | TADA、ぷりん、織音、他[1] |
1作目 |
Rance -光を求めて- (1989年7月15日) |
最新作 |
Rance X -決戦- (2018年2月23日) |
映像外部リンク | |
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概要編集
1989年の第1作から続いているアダルトゲームシリーズである本シリーズは、「世界中の美女は俺様のもの」が信条の鬼畜戦士ランスと奴隷の魔法使いシィルが繰り広げる冒険活劇である。
ランスシリーズは、一般的な大作RPGシリーズとしては極めて珍しい、同一キャラクター群が、同一世界観で、継続した物語を展開している。各作品において、世界観、登場人物、物語が全てつながっており、商業RPG作品として類例を見ない大河ストーリーとなっている。シリーズ第1作発売以来30年を越える年月を経て展開されているが、魅力的なキャラクターとストーリー、そして独創的なギミックに富んだ世界観等が、新規プレイヤーを獲得しつづけた結果、今なお多くの支持を集める人気シリーズとなっている。
2018年にはナンバリングタイトル最終作となる『Rance X -決戦-』が発売され、大河ストーリーの完結をみた。
また、現在では入手困難、もしくは動作環境の用意できない初期シリーズのうち、『鬼畜王ランス』までの一部タイトルは配布フリー宣言により無料化されているほか、一部のタイトルはリメイク版が発売されている。
シリーズ1作目から『Rance X -決戦-』の売り上げを含めたシリーズ累計販売本数は100万本を超え、『ランス10』発売から3ヶ月後の2018年5月末時点で115万9193本の売上を記録した[2]。
作品リスト編集
本編編集
Ranceシリーズ本編は完結作となる『Rance X -決戦-』まで発表され、これまでにリーザス、自由都市地帯、ゼス、JAPAN、ヘルマンで冒険が展開されてきた[3]。その全てが同一の世界観と歴史で構成されたシリーズとなっているが、各作品の物語は独立しておりストーリーは一作ごとに完結する。
『ランス4.2』発売後に、それまでに用意された設定を集大成した外伝として『鬼畜王ランス』が発売されている。ただし、その後のシリーズ展開にあたり、ゲームシステムとの整合性などから修正が加えられた設定も存在している。
このため正史にあたるナンバリングタイトルの設定が、『鬼畜王』の設定より優先されており、ナンバリングタイトルで確定した設定が、以後、本設定として継続されている。
1989 | Rance -光を求めて- |
1990 | Rance II -反逆の少女たち- |
1991 | Rance III -リーザス陥落- |
1992 | |
1993 | Rance IV -教団の遺産- |
1994 | |
1995 | ランス4.1 -お薬工場を救え!- ランス4.2 -エンジェル組- |
1996 | 鬼畜王ランス |
1997 | |
1998 | |
1999 | |
2000 | |
2001 | |
2002 | ランス5D -ひとりぼっちの女の子- |
2003 | |
2004 | Rance VI -ゼス崩壊- |
2005 | |
2006 | 戦国ランス |
2007 | |
2008 | |
2009 | |
2010 | |
2011 | ランス・クエスト |
2012 | ランス・クエスト マグナム |
2013 | ランス01 -光をもとめて- |
2014 | Rance IX -ヘルマン革命- |
2015 | ランス03 -リーザス陥落- |
2016 | |
2017 | |
2018 | Rance X -決戦- |
ナンバリング | タイトル | 発売日 | ジャンル | 備考 |
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1 | Rance -光を求めて- | 1989年7月15日 | RPG | 配布フリー宣言対象ソフト |
ランス01 -光をもとめて- | 2013年9月27日 | リメイク OVA化作品 | ||
2 | Rance II -反逆の少女たち- | 1990年5月15日 | RPG | 配布フリー宣言対象ソフト |
3 | Rance III -リーザス陥落- | 1991年11月15日 | タクティカルRPG | 配布フリー宣言対象ソフト |
ランス03 -リーザス陥落- | 2015年8月28日 | RPG | リメイク | |
4 | Rance IV -教団の遺産- | 1993年12月11日 | タクティカルRPG | 配布フリー宣言対象ソフト |
5 | Rance V | 未発売 | ||
ランス5D -ひとりぼっちの女の子- | 2002年10月25日 | ボードゲーム風のRPG | ||
6 | Rance VI -ゼス崩壊- | 2004年8月27日 | 3DダンジョンRPG | |
ランスVI 廉価版 | 2009年3月19日 | 低価格版 内容に変化は無い | ||
7 | 戦国ランス | 2006年12月15日 | 地域制圧型シミュレーション | |
戦国ランス 廉価版 | 2014年12月19日 | 低価格版 内容に変化は無い | ||
8 | ランス・クエスト | 2011年8月26日 | フィールドRPG | |
ランス・クエスト マグナム | 2012年2月24日 | ランス・クエストのアペンドディスク | ||
ランス・クエスト マグナム 統合版 | 2018年9月28日 | ランス・クエストとランス・クエスト マグナムのセット 低価格版、ダウンロード販売のみ | ||
9 | Rance IX -ヘルマン革命- | 2014年4月25日 | タクティカルRPG | |
10 | Rance X -決戦- | 2018年2月23日 | 大戦争RPG | |
外伝 | 鬼畜王ランス | 1996年12月19日 | 地域制圧型シミュレーション | 配布フリー宣言対象ソフト ランスシリーズ本編のIF |
ランス4.1 -お薬工場を救え!- | 1995年12月1日 | RPG | 配布フリー宣言対象ソフト Rance IV -教団の遺産- 後日談 | |
ランス4.2 -エンジェル組- | 1995年12月8日 | |||
戦国ランス〜三匹が斬ったり突いたり燃やしたり -slash!thrust!burn!- | 2008年4月11日 | すごろく | フリーソフト |
Rance -光を求めて-編集
対応機種 |
オリジナル:PC-8800シリーズ、PC-9800シリーズ、X68000、FM TOWNS、MSX ALICEの館4・5・6収録版:Windows |
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発売元 | アリスソフト |
発売日 | 1989年7月15日 |
備考 | 「配布フリー宣言」対象ソフト |
『Rance -光を求めて-』は、1989年7月15日に発売されたアダルトゲームであり、ランスシリーズ第1作であると同時にアリスソフトブランドのデビュー作でもある。当初は『クレセントムーンがぁる』も加えた3本同時発売の予定であったが、『Intruder』と2本同時に発売された。現在はアリスソフトの「配布フリー宣言」対象ソフトであり、ストーリーをまとめたダイジェスト版も配布されている。
- あらすじ
- 鬼畜戦士の異名を持つランスは、行方不明のリーザスの名家のお嬢様を捜す依頼を受けた。彼の相棒シィルは学生としてパリス学園に侵入するが、調査を妨害する忍者と出くわす。
- システム
- AVG+RPGという形ではあったものの、RPG要素は少ない。移動は全てコマンドで行い、戦闘は1対1。他のRPGの要素としてはお金を貯めてヒントを買うことが出来ることなどがある。また、 本作ではランスはシィルとHすることにより魔法を使うことが出来るようになっている。
- 開発
- 本作は、RPG調のファンタジーAVGとして企画されたものの、元々アリスソフトにはRPGの開発環境が無く、経験値を計算するためのプログラムなどを用意することが出来なかった。このため、レベル屋(後のレベル神)といったシステム面での工夫により、無理矢理RPGとしての体裁を整えた。
- TADAは作品の出来について、「チャンピオンソフトでの経験はあったんですが、いま思うと「よくあれを発売したなあ」というレベルでしたね。(中略)学生時代に作れなかった同人ソフトを社会に出てから作ったようなものですね。」2019年の電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で振り返っており、「アリスの館」という制作者のコメントコーナーを入れたのも、チャンピオンソフト時代に発売したディスクマガジンのノリだったと話している[4]。
- セッティング
- TADAは様々なRPGをプレイする中で、主人公が得た力を世界や人々のために使う点に疑問を抱き、普通はまず手に入れたすごい力を自分のために使うだろうという考えから、ランスという傍若無人でスケベな主人公を作り上げた[5]。当初、TADAは相棒のシィルを「勇敢で元気な魔法使い」として設定していたが、グラフィッカーのYUKIMIの提案により、奴隷という設定が追加された[5]。さらに、TADAはスライムやエルフといったファンタジー作品によく出てくる種族をそのまま登場させるのではなく、ハニーやカラーといったオリジナルの種族に置き換えた[5]。のちにこれらの工夫はランスシリーズでの特色と成っていった。
- パッケージの表紙を飾るトマト・ピューレは本編には全く出てこないものの、続編の『ランス2』に薬屋として登場。『ランス・クエスト』ではパッケージで描かれた衣装で登場し、パーティキャラクターになる。
- 反響
- 『I』の初期ロットは約600本という少ない本数だったが、徐々に売り上げを伸ばし、最終的には当時のチャンピオンソフトの基準で「売れた」と判断できる本数にまで達した[4]。
- 移植・リメイク
- 1997年12月に発売された『ALICEの館4・5・6』には、Windows向けの移植版が収録されている。
- 2013年9月27日にはリメイク版である『ランス01 光をもとめて』が発売された。
ランス01 -光をもとめて-編集
対応機種 | Windows XP(SP2以降)/Vista/7/8 |
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発売元 | アリスソフト |
プロデューサー | TADA [5] |
ディレクター | いってんちろく(兼ゲームデザイナー)[5] |
キャラクターデザイン | 魚介[5] |
発売日 | 2013年9月27日 |
メディア |
DVD-ROM ダウンロード販売 |
備考 | パッケージ版は限定販売 |
- システム
- 『ランス01 光をもとめて』のシステムは、コマンド選択型AVGとRPGを組み合わせたものとなっており、戦闘シーンでは冒険で手に入れた武器や防具、アイテムや仲間キャラクターなどの「チップ」を選び敵と戦う独特なものとなっている。
- 開発(『01』)
- TADAはリメイクを考えたきっかけについて、「ここまで『Rance』のシリーズも長く続いたので、「最初のほうを遊びたい」という方もいるだろうと考えたのが発端です。」とインタビューの中で述べており、オリジナル版を試しにプレイしたところ、あまりの古さと恥ずかしさにそのままでは出せないと判断したと振り返っている[3]。TADAが社内で募集をかけたところ、『大帝国』の開発に参加したいってんちろくと、『闘神都市III』などににサブ原画として参加した魚介が手を挙げた[3]。
- メディアミックス
- このリメイク版を元にアニメ化したOVA『ランス01 光をもとめて THE ANIMATION』がのちに発売された。
- また、コミカライズとして夕霧による24ページの読み切り版がコミックメガストアα 2014年3月号に掲載された。
Rance II -反逆の少女たち-編集
対応機種 |
オリジナル:PC-8800シリーズ、PC-9800シリーズ、X68000、FM TOWNS、MSX 『ALICEの館4・5・6』収録版:Windows |
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発売元 | アリスソフト |
ジャンル | RPG |
発売日 | 1990年5月15日 |
レイティング | 18禁 |
備考 |
ハードディスク対応 「配布フリー宣言」対象ソフト |
『Rance II -反逆の少女たち-』は、1990年5月15日に発売されたアダルトゲームである。
- あらすじ
- 突然自由都市地帯にある町ひとつがまるまる消えてしまうという事件が起こった。真相解明の依頼を受けたランスが町のあったところに行ってみると消えた町は地下に沈み込んでいた。町の人たちに話を聞いてみるとどうやらこの町にはスタム四魔女という4人の悪い魔女がいてその仕業らしい。そこで4人の魔女を順番に退治していくことにした。
- システム
- システムは前作『I』と同様だが、戦闘が集団戦に変更された。
- 開発
- 前作同様、『II』もアドベンチャーゲームのシステムで無理矢理RPGとしての体裁を整える形で開発された。たとえば、キャラクターがマップを歩く場面は、BASICのPAINTという命令を用いて「キャラクターが歩く度に地面の色が変わる」という形で表現された[4]。
- 同作に登場するカスタム四魔女の一人・魔想志津香は黒いローブと大きな帽子という出で立ちであり、デザイナーのYUKIMIがファンタジー作品をよく知らなかったため、このようなデザインになった[5]。
- ヒント集にかわる「ヒントディスク」が初めて制作されたほか、、同作のマニュアルには、初めてランス世界の大陸全体の姿が明らかにされた。
- その他
- パッケージとマニュアルの表紙は『Rance VI』までストーリー上は全く出てこないナギのイラストになっている。
- 現在アリスソフトの「配布フリー宣言」対象ソフト。ストーリーをまとめたダイジェスト版も配布されている。
- 『II』にてHシーンのテーマソングとして「我が栄光」が使われた。同楽曲は、ドイツ民主共和国の国歌である「廃墟からの復活」のメロディを引用したものであり、のちのシリーズでも多く使われるようになった。
- 移植
- ゲームシステム、グラフィックなどは全てそのままでwindowsに移植されたものが1997年12月発売の『ALICEの館4・5・6』に収録された。
- グラフィックと一部のシナリオテキストをリニューアルした『Rance02 -反逆の少女たち-』が2009年12月18日発売の『アリス2010』に収録された。なおシナリオを大幅にリニューアルした『02改』も存在するが、単体では入っておらず、『02』に『アリス2010』に収録されているパッチファイルをあてることによりプレイできる。
Rance III -リーザス陥落-編集
『Rance III -リーザス陥落-』は、 1991年11月15日に発売されたアダルトゲームであり、ランスシリーズの第三作である。 2015年8月28日にはリメイク版である『ランス03 -リーザス陥落-』が発売された[6]。 TADAとともに同作の世界観を構築したぷりんが正統派RPGに由来する設定を組み込んだ結果、物語の深みが増し、同作を初出とする設定群は以降のシリーズの基礎となった[4]。
Rance IV -教団の遺産-編集
対応機種 |
オリジナル:PC-9800シリーズ Windows版:Microsoft Windows 95 |
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発売日 |
オリジナル:1993年12月11日 Windows版:1997年4月 |
備考 |
PC-9800シリーズ版はハードディスク専用ソフト 「配布フリー宣言」対象ソフト。 |
対応機種 |
FD版:PC-9800シリーズ CD-ROM版:PC-9800シリーズ/FM TOWNS/Windows95[5] |
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発売日 |
4.1:1995年12月1日 4.2:1995年12月8日 |
メディア |
フロッピーディスク CD-ROM |
備考 | 「配布フリー宣言」対象ソフト。 |
『Rance IV -教団の遺産-』は、1993年12月11日に発売されたアダルトゲームで、ランスシリーズの4作目に当たる。 1995年12月には短編作品『ランス4.1 〜お薬工場を救え!〜』と『ランス4.2 〜エンジェル組〜』が発売された。
- あらすじ
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- 『IV』本編
- 前作のラストで、ランスは冒険の途中で光の神のブロマイドを踏んづけてしまったことをとがめられ、シィルと二人で謎の浮遊都市イラーピュまで飛ばされる。実はそこはかつて魔王に戦いを挑み敗れた人類統一国家「聖魔教団」の巨大浮遊都市「闘神都市」のなれのはてであった。ランスとシィルは帰る方法を見つけるため探索を始める。そこにリーザス・カスタム連合のランス・シィル救助隊とヘルマンからのイラーピュ探索隊がやってきた。
- 『4.1』/『4.2』
- 体力回復薬「世色癌」シリーズを作っているハピネス製薬。その工場周辺に魔物が出てくるというので、ランスは社長の依頼でその退治を請け負った。内職中で家を空けられないシィルに代わり、ランスはあてな2号を連れて魔物退治に乗り出した。
- システム
- ダンジョン探索が再びコマンド式となり、仲間の行動指定や入れ替えが可能になった。時間の概念があり夜8時になると必ず脱出しなければならないが、翌日同じ地点から再開出来るためデメリットは少ない(日付もあるが、早解きする必要は無い)。夜にメシ屋に帰ると魔法ビジョンで番組鑑賞が出来、学園ドラマ、ニュース、雑学が聞ける天気予報、キースギルドやアリスソフトの広告が楽しめる。
- 開発
- 『IV』は開発中止となったメガCD用ソフト『闘神都市ユプシロン』を元に開発された[5]。
- 『III』でのマップ移動や、『DALK』でオートバトルが実現できたことを受け、『IV』に様々なシステムが取り入れられた結果、容量が大きくなりすぎてしまい、画面スクロールなどの機能が削られていった[4]。それでも、数枚組のフロッピーディスクで販売できないほど容量が大きかったため、『IV』は当時としては珍しいハードディスク専用ソフトとして売り出された[4]。TADAは『IV』について「アリスソフトのゲームシステムは、ここまでは順調に発展してきたんですが、自分の中では『RanceIV』は、自分たちの力を過信して失敗した最初のタイトルになっています(後略)」と電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で振り返っている[4]。
- 短編作品である『ランス4.1 〜お薬工場を救え!〜』、および『ランス4.2 〜エンジェル組〜』は『IV』でやりすぎたことへの反省として作られた[4]。また、『4.1』と『4.2』はランスシリーズとしてははじめてFD版とともにCD-ROM版が発売された[5]一方、ヒントディスクが別売りされていたランスシリーズとしては最後となり、ヒントディスクには通常のゲームのヒントの他、「走り女II」というかなり本格的なゲームが含まれていた。
ランス5D -ひとりぼっちの女の子-編集
対応機種 | Windows専用(Windows 98/Me/2000/XP 日本語版対応でWindows 95での動作は保証されない) |
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発売元 | アリスソフト |
ディレクター | TADA[4] |
キャラクターデザイン | 織音 [5] |
シナリオ | TADA[4] |
発売日 | 2002年10月25日 |
『ランス5D -ひとりぼっちの女の子-』はランスシリーズ第5作である。同作は ランスシリーズ本編としてははじめてWindows専用となり、メディアもCD-ROMに限定された。
- あらすじ
- ランスとシィルは、最後の一人が脱出不能という「玄武城」に入り込み、城の中に閉じ込められていたリズナという女の子と出会う。
- システム
- 移動・戦闘など、すべての行動に乱数的要素が用いられているほか、章ごとには制限時間が設けられている[4]。アイテム入手は装備を含めてほとんどドロップに頼らなければならず、持てる数も20個程度となっており取捨選択も必要。このため運に左右される部分が大きいが、サイコロやルーレットの出目をある程度操る事も可能。また、女の子モンスターを捕まえてパーティに組み込む事も出来る。
- 開発
- 『鬼畜王ランス』の次回作となる『Rance V』の開発が開始されたが、大ヒット作である前作を超えようとするあまり、なかなか作品が完成しなかった。完成作である『ランス5D -ひとりぼっちの女の子-』のタイトルに「5D」が入っているのは、5Aから5Cまでの計画が途中で潰れたことに由来する[5]。『V』の開発が頓挫した他の理由には、むつみまさととTADAとの間で方向性の相違が生じたことも一因だった[4]。『V』の開発で疲弊していたTADAは『大悪司』の開発の中で、原画家の織音が積極的に働く姿を見て元気を取り戻し、最終的に『ランス5D』の開発に乗り出し、織音を『5D』のメイン原画家として起用した[4]。『5D』でメインの原画を務めた織音は、以降シリーズ各作品の原画も担当することとなった[5]。
- TADAは『電ファミニコゲーマー』とのインタビューの中で織音との相性の良さを認めており、織音がTADAに合わせてくれたのかもしれないと振り返っている[4]。また、TADAは『5D』のプログラムとシナリオも手掛け[4]、『5D』はボードゲームとカードゲームを合わせた低価格帯の作品として作り上げられた[5][4]。
- 反響
- 『5D』はシリーズの再出発作として知られ、多くのファンに受け入れられた[4]。一方で、TADAは初期のランスシリーズのような作風故に評判が良くなかったとインタビューの中で話している[4]。
Rance VI -ゼス崩壊-編集
対応機種 | Windows 98/Me/2000/XP 日本語版対応(Windows 95での動作はサポート外) |
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発売元 | アリスソフト |
ジャンル | 3DダンジョンRPG |
発売日 |
2004年8月27日 廉価版:2009年3月19日 |
ゲームエンジン | System4 |
メディア | DVD-ROM |
備考 | 通販特典CD:「Rance 6 -collapse of Zeth- 通販特典ディスク -しばらくここでやっかいになってもいいか?-」 |
映像外部リンク | |
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ランス6 OP |
『Rance VI -ゼス崩壊- 』は、2004年8月27日に発売されたアダルトゲームで、ランスシリーズの6作目にあたり、シリーズで初めて開発にSystem4というゲームエンジンが用いられた。 後日談である『Rance VI -ゼス崩壊-その後』は、2004年に発売されたファンディスク『ALICEの館7』に収録されている。
- あらすじ
- 魔法使いが権力を持ち、魔法が使えない者を奴隷同然に見る魔法王国ゼス。そこで、投獄されてしまったランスは、レジスタンスの勧誘を受け、その一員としてゼスに対して活動を開始する。
- システム
- ダンジョンRPGである『VI』は、最大16人のパーティーで探索を行う。うち戦闘可能な人数は6名までで戦闘中でも自由に交代出来るが、キャラクターには戦闘可能回数が決められている他、逃亡コマンドが使える者も僅かなため、上手く戦力を分配する必要がある。魔法や必殺技は使い放題だが、多くの技には溜めが必要でありこの最中に攻撃を受けるとキャンセルされてしまう事もある。
- イベント進行や女の子とのHには3種類の玉を使用し、ダンジョン探索によって手に入れる。Hはキャラクターの能力を上げたり才能限界を伸ばす効果があるため非常に重要である。ランス自身は自慰で強化出来る。
- 今回も女の子モンスターを捕獲出来るが、捕まえる度に調教師に引き渡してその顛末を聞いたりCGを見るという物になっている。
- クリア後はやり込みモードによって、やり残したイベントや強敵への挑戦が可能。ここで物語の黒幕と決着する事も出来るが、アリスソフト側はあくまで本編クリアで十分としている。
- 開発
- 本作はランスシリーズとは別の3DダンジョンRPGの企画を元に開発された[5]。当時、社内で3D技術の導入が進められていたほか、スタッフの一人が映像的なインパクトの強さから、TADAに3Dの導入を積極的に勧めていた[3]。TADAは、『ウィザードリィ』のような作品をまだ作っていないことに気づき、3DダンジョンRPGの開発に乗り出した経緯がある[3]。
- その他
- 通販特典CD:「Rance 6 -collapse of Zeth- 通販特典ディスク -しばらくここでやっかいになってもいいか?-」には、『ランス1』、『ランス2』のダイジェスト版とランス4の音楽なし版や織音による本編登場キャラの立ち絵全身、また未登場の魔人のラフ画像などが収録されている。ディスク内の追加プログラムを実行すれば、ゲーム本編に『大悪司』の岳画殺を登場させることが可能になっている。また、SYSTEM4で作られたミニゲーム「殺ちゃんディスク」には前述の殺や本編登場キャラに関連した短編5本が収録されている。
- 反響
戦国ランス編集
『戦国ランス』は、2006年12月15日に発売された。 同作は、ランスシリーズ本編の7作目であると同時に、番外編『鬼畜王ランス』に続く、地域制圧型シミュレーションの第2作目でもある。
ランス・クエスト編集
対応機種 | Windows XP/Vista/7 |
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発売元 | アリスソフト |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2011年8月26日 |
メディア | DVD-ROM |
対応機種 | Windows XP/Vista/7 |
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発売元 | アリスソフト |
ジャンル | RPG |
発売日 |
2012年2月24日 2018年9月28日(統合版) |
メディア |
DVD-ROM ダウンロード販売のみ |
備考 | 『ランス・クエスト』はアペンドディスクのため、プレイには『ランス・クエスト』の本体が必要である。 |
『ランス・クエスト』は、2011年8月26日に発売されたアダルトゲームであり、ランスシリーズ本編の8作目にあたる。 ユーザーからの要望を受け、2012年2月24日には、アペンドディスク『ランス・クエスト マグナム』が発売された。 また、2018年9月28日には「ランス・クエスト」と「ランス・クエスト マグナム」がセットになった廉価版「ランス・クエスト マグナム 統合版」が発売。ダウンロード販売のみで配信が開始された。
- 概要
- 本作は『戦国ランス』に続くRanceシリーズの正史であり、タイトルロゴのシルエットにもRanceVIIIという文字がデザインされており、ホーム画面などの右下にも表示されている。3Dグラフィックで構築されたフィールド(ただし構造はおおよそ2Dの鳥瞰)探索+コマンドタイプのRPGとなっている。
- 2012年2月24日に発売された『ランス・クエスト マグナム』は、『ランス・クエスト』のアペンドディスクで、プレイには『ランス・クエスト』の本体が必要である。キャンペーンシナリオ・CG・アイテム・MAP・の追加、ゲームバランスの見直し等、様々な追加要素が加えられている。また、『鬼畜王ランス』以外で創造神ルドラサウムの存在と本性が語られた初の作品でもある。さらに、『ランス・クエスト マグナム』では、『ランス・クエスト』で結末が描かれなかった、汚染人間を作り出す謎の組織「導く者」や「ムーラテストの行く末」を中心としたストーリーが展開するほか、『ランス・クエスト』とは異なった結末が用意されている。
- あらすじ
- 『戦国ランス』において、ランスは「JAPAN」統一を果たすが、彼をかばう形でシィルが呪いで氷漬けにされる[9]。解決策を探していたランスは、モンスターに襲われていた所を助けた女の子サチコと共に自由都市群にある「コパ帝国」を訪れた後、シィルの呪いを解く為に「カラーの村」を訪れる。だが、彼は逆にカラーの女王によって「レベル34以下の女の子と性行為ができなくなる」呪い、禁欲モルルンをかけられてしまう。
- システム
- 数々のクエストをこなしながら、時としてレアアイテムを集め、時として女の子と性行為をしたりもしつつ、ストーリーを進行させて行く。キャラクターはファイター、ソーサラーなど7種類の職業に分類され[10]、パーティーへの参加人数は5名まで。回数制限があるものの、クエスト中にも控えメンバーとの入れ替えが可能[11]。各キャラクターの持っているスキルにも各々使用回数が設定されているため、スキルを無駄使いにしないようにしなければならない[11]。
- レベルアップがこれまでのキャンプ画面でのLV神召還時ではなく、戦闘後にその場でレベルアップが行われるようになった。ただし、レベル神システムが廃止されたわけでは無く、レベルアップ時にレベル神が登場する演出が発生する。
- ランスにかけられた呪い・禁欲モルルンはレベル34以下の女性相手に勃起を維持できないもので[9]、それによって性行為が制限されるが、レベル35以上の女性とは性行為が可能である[9]。その際、呪いの効果で女性はレベル1となる代わりに限界レベルが3向上、さらにモルルン回数×2のボーナススキルポイントを得、特殊アイテム欄に装備していたアイテムを吸収しその効果を得る、といった一種のパワーアップが可能。
- 『ランス・クエスト マグナム』では本編終了後のやりこみプレイを前提とした調整が施されており、戦闘中のメンバー交代、新規スキル追加や初期スキル「待機」、控えにも経験値が入る仕様が追加された。またゲーム中のクエスト内で所持金を消費することで、プレイヤが新規登録したキャラに能力やスキルを付与することが可能になった結果、ゲーム攻略の助けになるようなキャラを作ることが可能となった。
- 開発
- TADAは開発にあたり、『ソーサリアン』を意識したと電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で述べている[3]。
- 当初は、ヘルマン、リーザス、ゼス、JAPANの四国を題材とした後に、これらの作品の登場人物の中から好きな者を選べるRPGを出す予定であり、ヘルマン帝国を舞台とした『RanceIX』が『クエスト』の前に来る予定だったが、最終的には順序を入れ替えられた。
- メインシナリオのライターには『Rance02 -反逆の少女たち-』や『大帝国』に参加したヨイドレ・ドラゴンが起用された[3]。
- 発売後に寄せられたユーザーからの意見を受け、TADAは彼らが求める方向性を理解し、アペンドディスクの開発を決定した[3]。
Rance IX -ヘルマン革命-編集
対応機種 | Windows XP/Vista/7/8 |
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発売元 | アリスソフト |
ディレクター | ぷりん[4] |
シナリオ | ぷりん(パットン編)、TADA(ランス編)[3] |
ジャンル | タクティカルRPG |
発売日 | 2014年4月25日 |
画面サイズ | 1280*720 |
備考 | ワイド画面対応 |
映像外部リンク | |
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「ランス9 ヘルマン革命」ゲーム紹介ムービー |
『Rance IX -ヘルマン革命- 』は、2014年4月25日に発売されたアダルトゲームであり、ランスシリーズの第9作目にあたる。 同作のストーリー構築手法およびゲームシステムは『ママトト』と同様のものが採用されており、シナリオはヘルマン帝国の皇子パットンを主人公とした「パットン編」と、ランスを主人公とした「ランス編」の二つに分かれている[3]。
- あらすじ
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- プロローグ
- 前作ラストでシィル復活の為、ランスはヘルマン帝国に乗り込むも、政情不安定の為移動がままならず、とんぼ返りをするはめになった。そこへ、『6』で共闘したバットンから「ヘルマン帝国を解放の為に力を貸してほしい」と頼まれる。ランスは謝礼などのいくつかの条件を飲ませる代わりに依頼を受け入れ、監視の為に付いて来ていたかなみや、旅の途中で偶然出会ったマリアと志津香と共に、バットンと合流するために旅を始める。その道中、ランスは奴隷商人からルシアン=カレットという少女を救う。やがて、ルシアンの正体がヘルマン帝国の皇帝シーラ・ヘルマンであると判明したことから自体は一変する。
- システム
- 今回はヒロインとの恋愛パート「ランスモード」と『ママトト』のようなタクティカルSLGの戦闘パート「タクティカルモード」、ストーリーパートである「イベントモード」から構成されている。
- タクティカルモードや自由戦闘にて得た猿玉を消費してランスモードでヒロインを攻略していき、それが終盤のストーリー展開にも影響していき、正史とIF展開の個別ヒロイン展開に分岐していく。
- タクティカルモードや自由戦闘では、移動要塞「浮要塞」の心臓部を守りながら勝利条件達成をめざすママトト風の戦闘も存在し、「浮遊城モード」でカスタマイズすることにより、耐久値の向上や戦闘での援護攻撃などを図ることができる。
- また、タクティカルモードでは一定条件下でヒロインが倒されると、ヒロインの凌辱が描かれたバッドイベントに進むことができる。バッドの条件が成立した場合セーフイベントも同時に発生するようになっており、そちらを選ぶとヒロインが運良く助かったという事でバッドイベントが消滅しそのままストーリーが進むようになっている。
- 開発
- 当初は、ヘルマン、リーザス、ゼス、JAPANの四国を題材とした後に、これらの作品の登場人物の中から好きな者を選べるRPGを出す予定であり、『RanceIX』は『クエスト』の前に発売される予定だったが、諸事情により『クエスト』が先に発表された[3]。
- 『IX』の二つのシナリオのうち、「パットン編」は、ヘルマン帝国に関連する設定を長年構築してきたぷりんが担当し、ランス編はTADAが担当した[3]。TADAはぷりんに「パットン編」のシナリオを任せたことについて肯定的に考えており、「僕だと、どうしてもまっとうな格好よさからズラしたくなってしまいますから。ぷりんは、格好良く正統派の物語でまとめてくれました。ですからズレたほうを楽しみたい方は、ランス側のシナリオをご覧くださいと(笑)。」と電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で振り返っている[3]。
- 反響
- 『Rance IX -ヘルマン革命-』は、Getchu.comが主催する「美少女ゲーム大賞2018」の総合部門の15位[12]に、システム部門の3位[13]にそれぞれ選ばれた。
Rance X -決戦-編集
『Rance』シリーズの完結編であり、2018年2月23日に発売された。
番外編編集
鬼畜王ランス編集
対応機種 | Microsoft Windows 95 |
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発売元 | アリスソフト |
発売日 | 1996年12月19日 |
メディア | CD-ROM |
備考 |
「配布フリー宣言」対象ソフト 初回限定版には設定資料集等が付属 |
1996年12月19日に発売された『鬼畜王ランス』は 、シリーズの外伝であると同時に、アリスソフトが提唱する地域制圧型シミュレーションの第1作目でもある。
- 開発
- TADAはシリーズが進むにつれ世界設定が膨大になってきたことに気づき、このまま進めても説明不足になると考えた[5]。そこで彼は、「もしもランスが王様になったら…」というif設定を基に、これまで構築してきた世界設定をいっぺんに出すことにした[5]。開発計画のスタート時にはこのゲームは「ランス5」と仮称されていた。
- TADAは自分の記憶力だけを頼りにネタを継ぎ足す形で『鬼畜王』のシナリオを構築していたと電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で振り返っており、2019年の時点で同じような作品を作ることが出来ないと話している[4]。
- 前年にアリスソフトを退職したYUKIMIに代わり、1990年の『D.P.S SG』に初めて参加したむつみまさとがメイン原画を務めた[4]。ファンタジーの流行に疎かったYUKIMIに対し、むつみまさとは正統派のファンタジーが好きだったため、作品の世界観がさらに強化された[4]。
- 当時はWindows95の普及に伴い、PC向けゲームも一般に広まっていたが、TADAはユーザーのプレイ環境に合わせて作ることはあまり考えていなかったと電ファミニコゲーマーとのインタビューの中で振り返っている[4]。また、Windows95では配列や関数などが使えるため、TADAが望んでいたシミュレーションゲームの開発が実現した[4]。開発にはNTベースのマシンが用いられており、製品としてはWindows 95用ではあるがCD-ROM内にWindows NT用のインストーラーが実行ファイルの形で入っており、それを使用すればMicrosoft Windows NTでプレイすることが出来、後に発売されたNTベースのOSであるWindows 2000やWindows XPにも対応できるようになっていた。
- ランダムイベントが多すぎて完全な形でのデバッグが断念され、ランダムイベント以外だけのデバッグだけで発売された。
- 2011年7月22日にニコニコ動画で放映された、アリスソフト組曲「ランス・クエスト」スペシャルでの作曲担当Shadeのコメントによると、当初ゲームOP曲はマーチのような専用曲が作曲されたが、それが没となりクライマックス曲「Rough Edge」が割り当てられ、現在の形にまとまったという。
- 開発(『鬼畜王』)
この節の加筆が望まれています。 |
- あらすじ
- ヘルマンの僻地にある盗賊団の退治を請け負ったランスは、盗賊団の首領を倒したついでに組織を乗っ取って好き放題していた。だが、あるとき返り討ちに遭い、シィルも捕らえられ、部下もすべて失ったランスは一人で逃走を続けていた。何とかヘルマンを脱出したランスは、かなみに見つかり、リアのもとに連れてこられた。ランスはシィルを取り戻すためにヘルマンに攻め込むからリーザスの軍隊を貸せというと、リア女王は「あなた個人のために軍隊を動かすことは出来ません。でも私と結婚すればあなたはこの国の王様、何でもやりたいようにできます」と言った。そこでランスはリアと結婚することにした。
- システム
- 『鬼畜王ランス』は、王となったランスがリーザス軍を指揮し、世界統一を目指す内容となっている。後に発表された『戦国ランス』と同じく軍事やコミュニケーションがメインとなっており、収入は所有領地に比例して多くなる。戦争は序盤を越えると頻繁に魔人が遊撃して来るが、ある程度の時期までは他の国家はこちらから開戦しない限り行動しないため、入念な準備やイベント消化が出来る。
- 多くの登場人物が条件次第で部下になり、女性キャラクターはランス専用のハーレムにおいてHを楽しめるほか、ハーレムに加入できるキャラクターの中には非戦闘員も含まれる。同時にハーレムに入れたり部下にしたり出来ない(場合によってはそもそも登場すらしない)組み合わせが数多くあり、何度でも違った形でのプレイを楽しめるようになっている。
- エンディングはマルチ方式で、ベストエンドのためにはそれなりの試行錯誤を要する。これとは別に、主要な女性キャラクターには「幸・不幸モード」が設定されており、エンディング時にそれぞれの人物が幸福になったかそれとも不幸になったかが表示される(どちらにもならない場合もある)。複数の登場人物の間で幸福が両立しないことが多くある。
- 音楽CD・攻略本
- ゲーム本体に先行して1996年11月に「鬼畜王ランス 音楽CD」が発売された。
- 「鬼畜王ランス公式設定資料集」がソフトバンクから出版された。設定資料集という名称であるが内容は攻略本である。
- メディアミックス
- 尾山泰永と大宮ひかりにより、「鬼畜王ランス外伝」がコミックファンタジェンヌ Vol.1から連載された。
- 反響(『鬼畜王』)
- 『鬼畜王ランス』は売り上げ・評価ともに非常に高かった[5]。
「世界設定を同じくする」とされているもの編集
同じ世界の話であるとされているもの。ただし、矛盾点も見られる。
- さらわれた美樹ちゃん
- リトルプリンセス (Little PRINCESS) - 1987年11月発売
- リトルヴァンパィア (Little Vampire) - 1988年5月発売
- 以上はいずれもチャンピオンソフト時代のソフトである。魔王ガイ(に相当する存在)がドラキュラと呼ばれている。『鬼畜王ランス』では容姿と基本設定のみ継承という感じだったが、ランスシリーズの正史においてはこれら2作での健太郎と美樹の性格も受け継がれることとなった。
- なお、『リトルプリンセス』と『リトルヴァンパィア』は後に「配布フリー宣言」対象となっている。
- かえるにょ・ぱにょ〜ん
- 同時代のパランチョ王国の話とされており、『ランス9』及び『ランス10』に、一部のキャラクターが登場している。
- 乙女戦記(ファンクラブ限定配布ソフト)
- 同時代のJAPANの話とされている。『戦国ランス』の発売で信長の設定も変わったため、『鬼畜王ランス』と世界観が共通のパラレルワールドという扱いになった。
- 闘神都市
- 『ランス4』から約25年後の闘神都市での話とされている。大会参加者にランスの名前が存在するが、ストーリーには大きくかかわっていない。その一方、『闘神都市』第1作の黒幕YORAが若き日の姿で『ランス4』・『ランス10』に登場しており、同一人物であることが示唆されている。
- なぐりまくりたわあ(ALICEの館2収録)
- にせなぐりまくりたわあ(ALICEの館3収録)。
- 以上はいずれも同時代のパットンが主人公の話とされている。
- イブニクルシリーズ
- 幾つかに分かれた世界が舞台のゲームシリーズで、『ランス・クエスト』を元にしたシステムが使われている。ルドラサウム大陸とは別の物語であるものの、ハニーやランスなど、『ランス』シリーズに由来する種族が登場する。また、『ランス10 第二部』ではイブニクルの主人公アスタとヒロイン達が登場する。その一方で、『イブニクル』シリーズの特典として収録されているディスクはランスと主人公としたIFシナリオであり、本編とのつながりはない。
「世界観を流用したパラレル」とされているもの編集
- 闘神都市2
- 闘神都市2-そしてそれから-
- 闘神都市3
- 隠れ月(非18禁)(Alice Blueブランド作品)
- 王子さまLV1(Alice Blueブランド作品)
- 王子さまLV1.5(18禁)(Alice Blueブランド作品)
- 王子さまLV2(18禁)(Alice Blueブランド作品)
- GALZOOアイランド
「設定やキャラクターの流用」とされているもの編集
同名のキャラクターやモンスターが出てくるが、設定やキャラクターの一部が流用されているに過ぎないとされている。
- ままにょにょ
- ママトト
- DALK
- PERSIOM
- DiaboLiQuE
- 王道勇者
- ぱすてるチャイム -恋のスキルアップ-
- 俺の下でAGAKE
- SDらんす-犯人は、誰だ-
- ランス外伝
- おかゆフィーバーの逆襲
- SFらんす
- 学園モノありす
登場人物編集
世界設定編集
『Rance』の世界設定はアリスソフトの基本的な世界設定であり、『闘神都市』『かえるにょ・ぱにょ〜ん』などと共通している。
概略編集
どこかの宇宙に浮かぶ閉じられた空間にある一つの大陸、そこは唯一無二の強さを誇る魔王と、魔王の僕たる24体の魔人による絶対支配の世界であった。
人類は永らく奴隷状態であったが、先代魔王ガイは人類に関心を示さず、魔王継承直後に大陸の東半分に人類を解放した。自由を得た人類は各々国家を作った。それから1000年、現在の主な勢力はヘルマン、リーザス、ゼスの三大国、多数の都市国家からなる自由都市連合、大陸東端の離れ島国JAPAN。
魔王はおよそ1000年の寿命が尽きると後継者に血を与え次の魔王とするが、ガイが後継者に選んだ来水美樹は魔王としての覚醒を拒み姿をくらます。主不在となった魔人たちは、ガイの遺志を継ぎあくまで美樹を魔王にしたいホーネット派と、美樹を殺し自ら魔王にならんとするケイブリス派に分裂し、内戦状態である。ケイブリス派が勝利すれば人類は再び奴隷化する瀬戸際にあるが、このことを知る者はほとんどおらず、相変わらず国家同士の闘争に明け暮れている。
この混沌の時代に一人の男が現れる。その男は、救世の英雄たりえる資質を持ちながら、その力を己の欲望のためにしか使おうとしない自分勝手で乱暴でわがままでスケベな鬼畜戦士であった。
大陸編集
- ランスの活躍するこのゲームの舞台は、どこぞの空間に浮かぶ大陸となっている。この大陸は、ルドラサウムという意識集合体が自らの遊び場として作った物である。ルドラサウムは、自分の生命の一部を分けて大陸に生き物を作り、それを眺め楽しんでいる。この大陸は、ルドラサウムが作った遊びの為の箱庭でもある[14]。
- 大陸は、ルドラサウム配下の4体の聖獣により支えられている。彼らが動くと地震が起こり大陸に大被害を及ぼすので、いつもはじっとしている[14]。
- 大陸の回りには、太陽と月がぐるぐると回っていて昼と夜が作られる。1日は24時間、一年は365日となっている。
国・勢力編集
リーザス王国編集
大陸東方の豊かな大国。『I』と『III』のメイン舞台。かつてはヘルマンの一部であったが分離独立した。君主である女王リア・パラパラ・リーザスがランスに惚れこんでいることから、シリーズの多くの作品においてランスの強力な味方として登場する[3]。実質的に国を切り盛りしているのは筆頭侍女マリス。
- 第1軍・黒の軍
- 黒の軍はリーザスの主力軍であり、その将はリーザス軍の指揮全てを執る。
- 団長はバレス・プロヴァンス。
- 第2軍・青の軍
- 青の軍は防御力に特化した軍であり、極めて堅固な防御力を誇る。
- 団長はコルドバ・バーン。
- 第3軍・赤の軍
- 赤の軍はリーザスでも優秀な戦士のみを集めた軍団であり、戦場では敵陣を切り開く先鋒を務める。その将はリーザス一の戦士が就任することになっている。
- 団長はリック・アディスン。
- 第4軍・白の軍
- 白の軍は遊撃を担当する軍であり、機動力を活かした縦横無尽な戦いを得意とする。
- 団長はエクス・バンケット。
- 親衛隊・金の軍
- 美しい女性のみで構成されており、金色の甲冑も相俟って、大陸で最も華やかな軍と言われる。
- 団長はレイラ・グレクニー。
- 魔法軍・紫の軍
- 後方支援を担当する軍だが、リーザスの魔法技術は隣国ゼスなどと比べると著しく見劣りするため、立場は低い。
- 団長はチャカ・カドミュウム(アスカ・カドミュウム)。
ヘルマン帝国編集
北の軍事大国[3]。『IX』のメイン舞台[3]。君主は女王シーラ・ヘルマン。魔法力では三国中最低である半面、大陸屈指の軍事力を誇る。一方で土地が痩せている上、政治の腐敗により民の生活は貧しいことから、豊かな土地を求めリーザスに度々侵攻するがいつもうまくいかない。『III』では、皇子パットンを総大将としたヘルマン軍が一時リーザスの制圧に成功したが[3]、最終的に失敗した。その後、『IX』にて、王位継承権を剥奪されたパットンによる革命が起こり、独裁政権が崩壊した[3]。
鎮台制をとっているらしく、各地方ごとに軍団が常駐し、その管区内で治安維持など、ある程度の軍政を敷いている。 とはいえ、中央の腐敗のために、各地方の軍団は資金難にあえいでいるため、地方に行けば行くほど盗賊などがはびこっており、『鬼畜王』ではヘルマンの地方都市に対してランスが恒常的に略奪を働いていた。
正規軍のほか、自発的に結成された市民兵軍や、遺跡警備の軍がいる。
ゼス王国編集
南の魔法大国[3]。『VI』のメイン舞台[3]。かつての聖魔教団の影響がいまだに強く、豊かではあるが、魔法が使える者は一級市民、使えない者は二級市民として身分差別があり、貧富の差は激しい。ガンジーは魔力の高さから国王に選ばれた[3]ものの放浪癖があり、実際は四天王と上級官僚が国を動かしている。また、四天王も魔力だけを基準に選んだために政治を不得意とする者がほとんどであり、唯一まともに政治が行える山田千鶴子がほとんど全てを取り仕切っている。『VI』以降は一級市民と二級市民の身分格差が取り払われ、四天王も魔法力にかかわらず政治力を前提に選出されるようになった。 魔法力では三国中最高であり[3]、いざ戦争の際には奴隷兵を壁にして、その後ろから魔術師が魔法を飛ばすという戦法を採る。西側に魔族の住む魔界と言われる地帯との長い境界線があり、マジノラインと呼ばれる強力な魔法防衛線で魔族やモンスターの侵入を阻止している。
自由都市地帯編集
リーザス南方の小都市国家群。それぞれ特色のある街づくりをしている。
- カスタム
- 『II』の舞台となった。魔法使いラギシスと4人の弟子の戦いの余波で地下に沈んでしまったが、マリアの科学技術(この世界ではほぼマリア独自の技術)によるハイパー都市として再建されている。
- アイス
- 『4.1』『4.2』の舞台となった。キースギルドやランスの家があった。「世色癌」シリーズ等を製造している世界最大の製薬会社「ハピネス製薬」の本社工場もここにある。
- 闘神都市
- 聖魔教団が作った浮遊要塞(イラーピュ)がLP2年にIVの事件で自由都市地帯に墜落した場所に出来た都市。後の「闘神大会」の舞台。
- ポルトガル
- JAPANとの連絡口。
- レッド
- セル・カーチゴルフの教会がある赤レンガの町。
- Mランド
- 遊技施設のみで出来た街で、評判は良いのだが遊ぶためには高額の金が必要なので利用者は少なく、経営状態はあまりよくない。『VI』でコパンドンに買収され、ランス好みの遊園地と化した。
- ラジール
- マリア秘密工場がある小都市国家。
- 火星国
- 火星大王が治める国。『鬼畜王ランス』のみの登場。
- ハンナ
- 篠田源五郎の住む町。
- コパ帝国
- LP4年頃、世界一の富豪となったコパンドンにより買収、建国された国。建国後、さらにMランドや周辺都市の買収合併も行われている(建国した目的はおそらくランスを迎え入れる為)。
- 国家元首であるコパンドンが率いるドット商会、さらにコパンドンが引き抜いたキースを長とする冒険者ギルド、アマズサが社長を務める黒い土建屋「アマズサ組」、ランスの居城である「ランス城」等がある。
- パランチョ王国
- 『かえるにょ・ぱにょ〜ん』の舞台。
- ゴモラタウン
- 小さな独立村。ランスが幼少時代を過ごした村、14歳での村長の娘の姉妹の妹との初体験を切っ掛けにプレイボーイと化したランスは二股劇を繰り広げた挙句に追い出された。なお、村長の娘の姉妹の姉がランスにとっての初恋(のようなもの)であり、現在にも通じる年上のお姉さんタイプに対する微妙な態度のとり方の理由でもある。
- コー
- 『III』のみ登場。何かの呪いのために、突然住民が誰一人居なくなってしまった街。『鬼畜王』では名前自体出てこない。
- ロックアース
- グラッグ・アルカポネ率いるマフィア「DX会」が存在する。
- 川中島
- この世界最大の宗教であるALICE教(AL教)の本部がある。他の都市との交易もほとんど無い要塞都市になっている。
- 『ランス・クエスト』冒頭において教皇ムーララルーが死去し、次期教皇を選出するためのムーラテストが実施され、前法王の娘でもあるクルックー・モフスが新法王に選出された。
- シャングリラ
- 人間世界の中央部にある砂漠の中にある都市。簡単にはたどり着けない。
JAPAN編集
『戦国ランス』の舞台。はるか昔、真面目に大陸を支えずに遊び歩いていた聖獣オロチが、散歩中に誤って大陸に衝突した結果、大陸の一部が割れてできた大陸東方の島国。大陸とは違う独自の文化を発展させている。自由都市ポルトガルとの間に架かる天満橋によってのみ大陸と繋がっている[3]。天下統一を巡って大名達が争い、戦国時代の様相を呈していたが、魔人ザビエルが倒された現在は、織田家がJAPANをまとめている(if世界である鬼畜王では織田信長がほぼ統一している)。領土は小さいものの、非常に高い才能限界値を持つものが多く存在している。また、JAPANには、魔界の魔王に相当する帝がおり、JAPANの人間と妖怪に対して絶対命令権を持つ一方、帝がいないと一つに纏まることは難しい。さらに、オロチが島の間に挟まる形で支えているため、オロチが動くと地震がおきる。 かつて藤原石丸の下、人類統一目前まで勢力を伸ばしたことがあるが、当時の魔王ナイサチに討伐を命じられた魔人ザビエルと魔軍により人類統一は破綻する。大陸にはJAPAN風の名前の人物が多数存在するが、それは藤原の進出時代の移住者達が大きな原因のひとつである。
- 妖怪
- 思いや情念が形を持ち、生き物となったもの達。魂を持たないルドラサウムの魂循環のシステム外の存在。
- 地獄の穴
- かつてオロチによって引き起こされた地震によって、JAPAN中に開いた地獄と繋がる穴。鬼達が闊歩し人々を喰ったが、GI0460年ごろより北条家により次々と封鎖、鬼も調伏されていった。数百年がかりの大事業の結果、LP暦に入った現在ではほぼ封鎖が完了している。
- 藤原家
- NC0680年代のJAPANの盟主。後に藤原石丸に率いられJAPANを統一し、大陸に攻め込んだ。モデルは藤原氏。
- 天志教
- JAPAN最大の武闘派仏教組織。人間の魂を効率良くラサウムの元へ送る事を目的に、月餅により創設された。ルドラサウムの存在に気づいており、ALICE教団の真の目的を知っている。その為ALICE教団を敵対視しており、打倒ALICE教団を掲げている。信者は死の直前に帰依の術を使う。帰依の術を使えば、仏の下に送られると信じられているが、実際には創造神ルドラサウムとの輪廻を切り離され、悪魔王ラサウムの下へ送られる。
- 足利家
- GI0455年〜GI0910年に安定した統一国家をJAPANに打ち立てた。当主は代々尊氏の名を継ぐ。モデルは室町幕府。
- 巫女機関
- 足利家によるオロチと地震の研究の結果、負を背負った者を喰わせる事で地震規模を縮小できる事が確認された際、負を集めオロチを鎮める事を目的に設立された機関。負の感情を凝縮した巫女を作り出すこと、それを生贄に捧げる事などを取り仕切っている。巫女が男性に抱かれることで負の感情を移し変えることにより、負の感情を集められるが、それなりの修練が必要になる。オロチの生贄となった巫女はオロチっことして未来永劫オロチと魂だけで生き続けることになる。
- 織田家
- かつてはJAPAN最大勢力だったが、現在の信長が当主になってから弱体化の一途をたどっている。のちに一部が足利家と組んで織田家から独立し、原家という国家を樹立する。
- モデルは尾張国。
- 北条家
- 陰陽道の組合が力を持ち、一定の勢力となった国。モデルは伊豆国。
- 上杉家
- 国自体は男女平等だが、他の国が女性差別する国が多い為に優秀な女性が集い出来た女性中心の国。自らの欲望の為に勢力を拡大する大名達が他国に攻め込む不義の戦を見つけると、自国からどれだけ離れていても、利益が無くとも現れ、攻め込まれている国に加勢する義の集団。モデルは越後国。
- 武田家
- てばさきによる強力な騎馬隊を有する。モデルは甲斐国。
- 今川家
- ハニー達が戦国武将ごっこをするために作った国。モデルは駿河国。
- 徳川家
- 狸の妖怪達に乗っ取られてしまった国。モデルは三河国。
- 伊賀
- 伊賀忍者の頭領である犬飼が、忍者の身分と権利を守るために織田家から独立した国。モデルは伊賀忍者。
- 種子島家
新兵器である鉄砲を生産出来る。
- 明石家
- 毛利家に大敗して大多数の武将を失う。ぬへと呼ばれる人工生命体を封印している。家紋と武将ネーミングのモデルは阪神タイガース。
- 毛利家
- 毛利元就が呪い付きになってから、勢力を拡大したちんぴら集団で、かつて尼子家を滅ぼしたことがある。
- モデルは安芸国。
- タクガ軍
- 鬼が闊歩する流刑地。死国を管理する北条家の混乱に乗じ、坂本龍馬らが独立した。
- 島津家
- 島津四兄弟が誰が一番モテるか競争していたら、アフリカ地方を統一してしまった国家。モデルは薩摩国。
昇竜山編集
ヘルマン帝国や魔人領と隣接しており、その周囲はカラーの森というカラー達の隠れ里がある広大な森に囲まれている。山の本体は最強種族であるドラゴン達の住処であるドラゴンの王であるKDもここに住んでいる。未だ人間で山頂に到達した者は存在しない。
- ペンシルカウ
- カラー達の都であり、現女王パステル・カラーが住まう隠れ里。リーザスとは同盟関係に、ヘルマン帝国とは対立関係にある。
- 3代前の女王フル・カラーが作り出し、3種の神具によって強化された結界と女王のみに使える大量虐殺用の呪いであるモルルンBに護られており、カラーに招待でもされない限りたどり着くことは不可能とされている。
- また、歴代女王の眠る水中神殿マザーカウというダンジョンが地下に存在し、ここに納められた歴代女王の遺品たる3種の神具は、カラー女王専用の無敵装備たり得る。
- ココ数代の女王は「フル・カラー」「ビビット・カラー」「モダンカラー」そして当代「パステルカラー」。パステルの補佐として事務総長「サクラ・カラー」警備隊長「イージス・カラー」が存在する。
魔人領編集
大陸の西半分を占める、魔王を頂点に24体の魔人、魔人の僕である使徒、その他様々なモンスターが支配する世界。魔王は魔血魂と呼ばれる血の塊を他の生物に与える事で魔人を作り出す。魔人となった生物は著しく強化され、不死となる。血の契約により魔人は魔王に対して絶対に逆らえない。だが現魔王の来水美樹は魔王として未覚醒のためその効力がなく、野心家の魔人ケイブリスに命を狙われている(継承資格があるものが魔王を殺しその血を飲むことで新しい魔王になれる)。前魔王ガイの娘で、美樹を擁立して人間との共存を続けたい魔人ホーネットは、ケイブリスと二派に分かれて争っている。
- 魔王
魔王(英名は「Vampire of Blood Pool」)は、プランナーによって破壊と混乱を招き世界が安定しないように作られた存在。天界の存在と比較した場合には一級神以下、悪魔においては三魔子以下の実力であるが、地上では最強の存在。原則として1体のみがいる。地上のあらゆる生き物から選出されるが、魔王として覚醒すると邪悪に染まり破壊衝動にかられるようになる。魔王は通常の剣や魔法による攻撃を無効化する「無敵結界」を持つ。魔王の血を受けた魔人も同様[15]。そのことが人類にとって彼らをより一層脅威としている。魔王や魔人にダメージを与えるには無敵結界を無効化する武器(現在知られるのは魔剣カオスと聖刀日光の二振りのみ)が必要であるが、彼らの戦闘力は非常に高く、それらの武器を用いても倒すのは容易ではない。また勇者・魔王・魔人・神の軍勢(エンジェルナイト等)、悪魔の攻撃には結界の効果は無い。無敵能力を得たスラル以降の魔王の寿命は約1000年であり、その間は不老不死である。魔王は寿命を迎える前に適格者を探し出し、全能力を継承しなくてはならない。継承後は元の種族に戻る。継承しなかった場合には、やがて魔王の力に飲み込まれ消滅する。魔王になると外見が変化する。仮想設定も含め、現在まで魔王はメインプレイヤー(丸いもの・ドラゴン・人)から、すべて輩出されている。
- 魔人
魔人(英名は「Dark Lord」)は、魔王から魔血魂を与えられることによりなる。魔王と同じ無敵結界と不老の能力を持つが、魔王には絶対服従。最大24人存在する。魔人になると能力が上がる(メインプレイヤー以外の種族のときは技能レベル・才能限もつく)。外見も変化し、中には性別まで変化するものもいる。魔人はモンスター・異星人・鬼など多岐に渡る。
- 使徒
使徒は、魔人が自分の血を与えて作る僕。不老だが、魔王と魔人の関係と異なり、絶対服従ではなく無敵でもない。それでも通常の人間で勝つことはほとんど不可能。使徒の数に制限はないが、多くなるほど魔人の力と使徒への支配力は弱くなる。使徒になると外見が変化する。メインプレイヤー以外のものが使徒になったときは、技能レベル・才能限界がつく。
圧倒的な魔王・魔人の力だが、これに対抗する存在として勇者がある。勇者はランダムにある人間が選ばれ、覚醒すれば魔王と互角に戦えるだけの力を持つと言われている。実は勇者の能力は、人類が魔王によって殺された数によって増減するように、プランナーによって設定されている。実際に魔王を倒すためには、少なくとも2/3の人類が死滅していなくてはならない。また勇者は20歳で定年となり、勇者としての能力を失う。
ランスの世界では年号として魔王の名前を冠しており、現在の美樹の時代はLP(リトルプリンセス)、ガイの時代はGIである。 魔王が死ぬと神がAL教教皇を通じて人類に年号を伝える。
聖魔教団編集
かつてガイが人間に対する不干渉を決めていた頃、人間たちの中に天才的な魔術師ルーカ・ルーンが登場した。ルーンは桁はずれの魔力の扱いを知らなかったが、フリークに師事することで扱い方を覚える。やがてルーンはM.M.(マジック.マスター.)ルーンと呼ばれるほどの史上例を見ない天才となる。師でもあり友であるフリークを死から救うため、ルーンはバイオメタル(生命と機械との融合させる技術)を開発した。永遠の生命を生み出すことが目的だったバイオメタル技術を応用し、人間を改造した闘将と呼ばれる戦闘兵器を生み出す。ルーンを頂点に24人の魔法使いが指導する魔教団を作ると、闘将の力を使い、人類世界の統一を果たした。魔教団は聖魔教団と改名し、魔王からの完全独立を企図する。聖魔教団は魔人に対抗するため、闘将以上の力を持った闘神という巨大兵器を生み出した。闘神は浮遊要塞(都市)である闘神都市を動かし、その破壊力は絶大であった。しかし、これらの技術は魔人側の興味を引いてしまい、魔軍からの強襲という形で聖魔教団は戦力が整っていないにも関わらず、戦端が開かれる。人類史上最悪と語り付かれる魔人戦争が始まる。30年以上に渡り聖魔教団は善戦したが、闘神の力を持ってしても魔人の無敵結界を突き破ることは出来ず、魔人たちを一人も仕留められずに終わる。
長い戦争に疲弊し、魔法が使えない人類(聖魔教団側の呼称は蛮人)は、最終的に聖魔教団を裏切り魔王側と同盟を組んだ。このことによりルーンは発狂し、人類殲滅を命令する。親友フリークは狂ったルーンを倒すことを決意し、黒髪のカラーハンティ、魔法が効かない闘将ミスリーと協力することで、ルーンを倒す。フリークによって闘神・闘将は封印され、聖魔教団は壊滅した。
聖魔教団は人間でありながら人類世界統一を果たした唯一の国である。卓越した魔法加工技術により、戦闘には闘神・闘将を、農業には魔農民を作り出し、文明がもっとも発達していた。通常は上げることが不可能な技能レベルを上げる手段も持っていた。これらの技術は聖魔教団の壊滅とともに失われたが、魔法使いの国ゼスはその遺物を使って、他国にはない文明を営んでいる。量産タイプである聖骸闘将はモンスターとして世界に残っている。
闘神都市は各地に落下し、地下に埋まって遺跡になったものもある。『IV』でランスたちが行ったのはその中でいまだに浮いていた闘神都市である。
- 闘神都市Γ(ガンマ) ゼス国の首都を護る「王者の塔」の地下にある。現在はレッドアイが寄生している。
- 闘神都市Ι(イオタ) ゼス国の首都を護る「日曜の塔」の地下にある。
- 闘神都市Κ(カッパ) ゼス国の首都を護る「跳躍の塔」の地下にある。
- 闘神都市Ο(オミクロン) ゼス国の首都を護る「弾倉の塔」の地下にある。
- 闘神都市Δ(デルタ) ゼス国を護る「マジノライン」の地下にある。
- これらはいずれもマナバッテリーの動力源として使用されている。
- 闘神都市Υ(ユプシロン) 完成間近で戦争終結を迎えそのまま放置され、謎の浮遊都市「イラーピュ」として空に浮かんでいたが、LP2年に自由都市地帯に墜落。その場所が「闘神都市」になる。
- 闘神都市Ω(オメガ) ヘルマン国シベリアの北の雪原に埋もれている。未完成の闘神都市。フリークの闘神の本体がここに眠っている。
エターナルヒーロー編集
魔王ジルを倒し、奴隷とされていた人類を解放するために旅立った、5名のパーティ。しかし、魔王・魔人は元々人間とは比べ物にならないくらい強く、加えて無敵結界があるため、歯がたたなかった。そこで魔王・魔人を倒す方法を求め、ついにヒントを得る。それはこの世の法則を司る神プランナーとの謁見だった。GL533年にブリティシュを除き、エターナルヒーローのメンバーは願いを叶えてもらう。彼らは願いは叶えてもらったものの、各自想像していたものと違ったため、それを期に分裂する。ブリティシュ以外の4人のメンバーは願いの不可抗力により不死になったため、ブリティシュは呪いにより、1000年以上経たLP歴になっても生きている。
神々編集
ランスの世界での神々は、ルドラサウムの世が楽しくなるように、世界のルールを管理する存在であると同時にルドラサウムの一部である。
厳密には、創造神ルドラサウムとその生命力から作られた三超神「プランナー、ハーモニット、ローベンパーン」は神ではなく、神や悪魔を超える存在とされている。
神は階級の存在しない永遠の八神、その下に1級から13級までの神(天使含む)に分かれ、ある一つの社会を持っている。魔王はあくまでも地上においてでしか最強でないため、魔王は1級神に太刀打ちできない。
神にスカウトされれば、人類から神になることは可能である。元人類の神は、ウィリスとみかんが確認されており、両名ともレベル神である。宇宙人も一名レベル神になっていて、火星大王が確認されている。一方で、人類(もしくは宇宙人)から悪魔になるという設定は確認されていない。カラーは天使か悪魔のどちらにもなれる。
- 創造神 ルドラサウム
- 白い鯨のような姿をした意識集合体。超機構とも呼ばれる。
- その身体自体が生命力の塊であり、この世界のすべてである。地上の生命、たとえ主人公のランスであろうともルドラサウムの生命力の一個に過ぎない。
- 「人間、カラー、男の子モンスター、女の子モンスター」などの世界に生きる魂をもった生き物(虫、妖怪など以外)や大陸は、すべてルドラサウムの生命力を切り離して作られたものである。死亡した生き物は地獄にいる鬼によって汚れた魂(生命力)を洗われ再びルドラサムの元に送られる[16]。
- ルドラサウムはまず始めに自分の生命の一部を分けて大陸を作った。それだけでは寂しく退屈な為、自らの生命力の一部を使い生き物を作り、その生命力の輪廻のシステムとして神や鬼なども作った。ルドラサウムは、それらの生き物の争いを見て余興としたが、その生き物の進化が面白くなくなったり、飽きたらすべてを滅ぼし始めから作り直したりもしている。実際に年表では、ドラゴン達により大陸統一国家トロンが結成され、恒久的な平和が訪れた翌年のAV0060年にルドラサウムが飽きた為世界が崩壊している[17]。
- LP歴においては文献に残るのみだが、古には創造神ルドラサウムを信仰する宗教があり、死ぬと魂がルドラサウムに還るという世界の真実を伝えていた。
- 三超神
- ルドラサウムが生み出した三体の分体。
- 永遠の八神
- 生物というものが希薄していた時代に、三超神のハーモニットによって生み出された神性。それぞれの能力は強大で地上界で無敵を誇る「魔王」ですら遠くおよばない。彼らは全て不老不死であり、唯一の例外を除き殺す事が出来ない。八神はお互いが対立状態にあるが(光の神が闇の神と、炎の神は水の神と敵対しているといった具合に)、仲が悪いという程度で殺しあうなどといった行為にはいかない。
- 以上のことから、独自のゆったりした時間の中で彼らは生きており、よほどのことにしか関心をもたず心を動かすこともく、地上を支配することも考えていない。
- 第1級神〜第13級神
第1級神〜第2級神
- 永遠の八神直属の部下。彼らの仕事は上司ともいえる八神の完全な下僕で逆らうことは考えた事すらない。
- 地上界に影響を及ぼす行いをしたり、他の八神の行動を管理している。「永遠の八神」一人に対して、部下である第一級神、第二級神は一人か、二人でこれより多い部下をもつ者は「永遠の八神」の中にはいない。
- 伝承に出てくる神は大概ここまで、永遠の八神はその存在すら知られていない
- 第1級神と第2級神の間には圧倒的な差がある。第1級神はレベル1に戻す(ランスは『4』で実際にされた)、時間改竄、原始分解等、次元の違う力を持っていて、魔王でさえ太刀打ち出来ない。
第3級神〜第6級神
- 1、2級神の部下。階級認定をする管理職や悪魔と戦う時に隊長クラスがこの階級に当たる。
第7級神〜第13級神
- レベル神や、悪魔と戦ったり魂を回収する天使等、地上にかかわる神。
- レベル神
- レベルアップを司る神。神がつくレベルは才能がある程度あるもののため、基本的に担当が決まっている。経験値に基づいてレベルアップをさせるが、経験値がなくともレベルアップをさせることは可能。レベルダウンをさせることは任意でできる。違法ではあるが、通常はあげられない才能限界をあげることもできる。女性体のレベル神がレベルが上がるとストリップをするのは、就業規則に定められているため。
悪魔編集
悪魔王ラサウムは、ルドラサウムが三超神を作った際に残り滓から生み出された。 ラサウムにより悪魔界が作られ、ラサウムの息子達である三魔子(さんまし)と、その下に壱階級から壱拾弐階級までの悪魔がいる[18]。ラサウムは自分がルドラサウムに取って代わる為に悪魔達に輪廻の輪から死者の魂を掠め取らせ、自らの力としている。 新しい悪魔の誕生方法は3つ確認されている。カラーが悪魔になる。男性体の悪魔が、女性体の悪魔に子どもを産ませる。女性体の悪魔がフセイ(人類でいう生理)のときに、人類の男が性行為をする。
- 零階級魔神(悪魔王) ラサウム
- ルドラサウムの敵対者。いつかラサウムがルドラサウムに取って代われるように魂を掠め取っている。魂を集めた数で昇格する。
- 無階級魔神 テェロ・エティエノ
- 特階級魔神(三魔子)
- 第壱階級魔神〜第参階級魔神
- 悪魔界の区画を治める領主の位の上級悪魔。部下に集めさせた魂を三魔子に献上する仕事を担っている。
- 第四階級魔神〜第八階級魔神
- 地上に現れる一般的な悪魔。ラサウムのためにルドラサウムの輪廻から魂を掠め取る仕事を担っている。
- 第九階級魔神〜第壱拾弐階級魔神
- 悪魔界の一般的な住人。無能者や生まれたばかりの悪魔が与えられる階級。
種族編集
人間以外にも、この世界にはさまざまな異種族がいる。ゲーム中ではモンスターと同じような扱いを受けることも多い。
神編集
- 神・天使
- ルドラサウムと三超神を除く神。
- 永遠の八神以下、ルドラサウムを楽しませる為に世界を管理している。
- 上位の神が下位の神をつくる、人類・宇宙人からスカウト、カラーが天使になる等で産み出される。男女ともにおり、性行為は可能であるが、繁殖は確認されていない。
- 鬼
- 鬼王を頂点に、地獄と呼ばれる場所で、神の回収した魂を洗浄し、ルドラサウムに還す仕事をしている。
- 地獄は魂の洗浄場であり、ルドラサウムの輪廻システム上、死んだ人間は全員問答無用で地獄に送られる。
- 男しかおらず、人類の女を使って繁殖する。
メインプレイヤー編集
メインプレイヤーとは、三超神の一人ローベン・パーンによって生み出された、地上世界の主役となる存在。ルドラサウムを楽しませるために作られた存在であり、ルドラサウムが飽きてしまえば滅ぼされる運命にある。
- 丸い者
- 最初に創られたメインプレイヤーで、魂をそのままに形成した生命体。メインプレイヤーとしては失敗作とされた。ケイブリスの出身種族である「リス」などさまざまな変種がある。最初の魔王ククルククルはこの種族出身。
- ドラゴン
- 2番目に創られたメインプレイヤー。基本的に男だけで繁殖能力はなく、唯一の女はプラチナドラゴンのカミーラのみ(後に魔人になる)。あまりに完璧な生命体で、魔王さえ下し平和な世界を作ってしまったため、ルドラサウムに飽きられて滅亡した。2番目の魔王アベルはこの種族出身。
- 人間
- 3番目に創られた、現在のメインプレイヤー。3番目の魔王スラル以降は、全て人間出身の魔王となっている。
その他種族編集
- 聖女の子モンスター
- 聖女モンスターとも呼ばれる。すべてのモンスターを生み出す存在。厳密には彼女達はモンスターではなく神に分類される。
- ハニー
- 埴輪の形をした謎の生物。非常に多種にわたるが、共通しているのは割れると死ぬということ、ハニーフラッシュという必殺技が使えること、そして魔法が一切効かないこと。人間の目に付かない所で人間社会を上回る規模で社会を形作っている。どこかに全てのハニーを統括するハニーキングというハニーがおり、その強さは未知数。また不思議な力も使う。
- カラー
- 女性だけしかいない種族。人類の男を使って繁殖する。青い髪にエルフのような耳を持ち、額にクリスタルが埋め込まれている。死んだ時または、「変化の時」を迎えた時には生前の行動によって天使または悪魔に生まれ変わる。額のクリスタルは処女だと赤く、そうでなければ青いが、変化の時を迎えると色が固定化され、以後処女が非処女になったとしても色は変わらない。青いクリスタルには絶大な魔力が宿るため、クリスタル目当てに狙われることが多い。
- アベルの時代
- 新たな天使供給源としてカラーが作られる(この時はドラゴンカラー)当時はドラゴンとほぼ同様に生活していた。ドラゴンに代わり人類が新たなメインプレイヤーに決められると、ドラゴンカラーは抹殺処分される(すでに天使になっていたドラゴンカラーも同様)。
- その後、新しく人類と似た容姿の人型カラーが作られ、翔竜山の麓に作られた森で最初は多数存在していたが、一通り天使の需要(天使は死なないのである程度の数がそろうともう必要ない)が整うと急速にその数を減らす。
- スラルの時代
- 魔王によりカラーの娘が魔人に変化させられ、のちに性転換を行い魔人ケッセルリンクとなる。
- ナイチサの時代
- カラー王国が作られ、勢力を伸ばして人類の一部を支配するが、人類の反発を受けて撃退される。
- その際にカラーの持つクリスタル効果が判明し、以降積極的なカラー狩りが行われるようになり、カラーは各地で隠れて過ごすしかなくなる。
- ジルの時代
- 一時は人間に刈られまくって滅亡しかけたカラー達だが、インデックスとハンティが中心となりカラー達が安全に暮らすカラーの村(ペンシルカウ)が建設された。これにより人類とは完全に距離を置いて独自で生きて行くようになる。
- ガイの時代
- 聖魔教団が勢力を伸ばした時期には同盟関係を結ぶ(M・M・ルーンは魔法を使う全ての者の地位向上を目的とし立ち上がった)。闘神都市を浮かべる際の大量の魔力供給に、カラーも参加。蛮族(その他の人間)が教団との戦いにクリスタルを利用しようとカラーの森の大侵攻を決行するが、教団から派遣された闘将達により完全に撃退されている。しかし、聖魔教団が滅んだ後は、人類によるカラー狩りが一層激しくなり、再びカラーにとって暗黒の時代となる。
- 運命を拒む暴れん坊女王フルが天使か悪魔への変化を拒み英霊となる。以降、歴代女王が自ら英霊となり村を守る結界となる制度が定着した。
- ビビッドが女王になり各種の掟が整備される。人間を精液タンクとして本格的に使い出したのはこの頃から。
- ホルス
- 翼を持つ種族で、高速で飛び回る能力を持つ。この世界で生まれたのではなく外の世界から来た。
- ポピンズ
- からくり工作が得意な小人族。
- ムシ・サカナ
- 聖獣の老廃物から自然発生した生物。 誕生にはルドラサウムが関わっていないため、魂はない。
用語編集
- 才能レベル
- 経験値を溜めることで上げることのできる、一般的なRPGで言われる「レベル」で、才能限界値はその上限に当たる。才能レベルが上がると、HPなどのステータスがアップしたり、新しい技が使えるようになったりする。レベル神を呼ぶか、町のレベル屋で上げてもらう。現実と同じように修行をサボると下がるし、実戦で勘を磨かねばある程度より上の実力を維持し続けることは難しい。
- レベルが限界値に達すると、どんなに経験値を溜めてもこれ以上にレベルアップは出来ない。限界値は生まれつき決まっていて変更は出来ないが、ハイレベル神に賄賂を贈るなどの裏技を使えばある程度上げることも可能。才能限界値はこの世界を支配する絶対的な法則なのだが、ランスだけはリミッターが外れており、才能レベルが無限に上昇する。ランスとHした相手も才能限界値がアップすることがある。レベル上限が無いことについて、特殊な遺伝子を持つせいと表現されランスクエストで登場するランスの娘(リセット)は父・ランスと同様に才能限界が無限大(∞)となっている。
- 技能レベル
- 剣技・魔法・料理など、それぞれのカテゴリにおける極め度、あるいは不運・フクマンなどのような属性の強さ。複数の技能レベルを持つ者もいる(例えばランスは剣戦闘Lv2、盾防御Lv1)。生まれつき決まっており、変更は出来ない(ただし聖魔教団には技能レベルを上げる方法があったという)。Lv1はそれなりに熟達した状態であり、Lv0でもまったく使えないということではない。Lv3は故人・魔人を含めても数えるほどしかおらず、魔法系以外のLv3至っては希少。ただし強力な必殺技は才能レベルがある程度あがらないと覚えられない。技能レベルが高いものは、才能レベルの数値も高いのが一般的。
- 技能レベルによる違い
- 技能Lv1 そこそこ使いこなしている。一人前から並みの達人まで。魔法でいえば「炎の矢」「ヒーリング」などが使える。
- 技能Lv2 必殺技を使える。天才の域。魔法でいえば「白色破壊光線」などの強力な必殺技が使える。
- 技能Lv3 伝説の域。魔法でいえば異次元空間などが作りだせる。
- 技能Lv3一覧
- 魔法Lv3 ホ・ラガ、アニス・沢渡、ハンティ・カラー、魔人レッドアイ
- 執事Lv3 使徒アレフガルド
- 報道Lv3 クリちゃん
- 陰陽Lv3 北条早雲(初代)
- 剣戦闘Lv3 上杉謙信(帝状態)
- ハニーLv3 ハニーキング
- 栄養士Lv3 3G
- フクマンLv3 名取
- くのいちLv3 鈴女
年表編集
魔王システム前史編集
- 数万年前 ルドラサウム、暇つぶしのために大陸を創造する。
- ルドラサウム、世界管理のシステムを構築させるために三超神を創造する。
- その際の残りカスより悪魔王ラサウム誕生。
- ラサウム、悪魔界を創り出す。その後自分の体からテェロ・エティエノを創り出し妻とする。
- 超神ハーモニット、永遠の八神を創り出す。
- 超神ローベン・パーン、メインプレイヤーとして丸い者を創り出す。
- 超神プランナー、魔王のプロトタイプとしてトロスを創り出すがトロスが部下である魔人に倒されてしまう。これを教訓に魔人は魔王に絶対服従という設定が付け加えられる。
魔王ククルククル時代編集
- KuKu0001年 超神プランナー、魔王システムを創り出す。初代魔王として丸い者の王ククルククルが選ばれる[19]。
- kuku0200年 丸い者の亜種である小さくて弱いリス族のケイブリスが魔人となる[20]。
- 超神ローベン・パーン、新たなメインプレイヤーとしてドラゴン族を創り出す。
- 魔王ククルククルとドラゴン族との戦いが始まる。
- kuku2014年 ククルククル倒される
魔王アベル時代編集
- AV0001年 偶然魔王ククルククルに止めを刺したアベルが新たに魔王となる[21]。
- 魔王アベルがドラゴン族の決闘の勝者が所有する事を許された、唯一の女ドラゴンであり、生きた王冠であるカミーラをマギーホアの城から誘拐し魔人とする。
- メガラスが魔人となる。
- AV0011年 アベルの掟破りの行為にドラゴン族激怒。ラストウォー勃発。ドラゴン族が団結して魔王アベルに挑む[22]。
- AV0056年 ラストウォー終結。魔王アベルがドラゴン王マギーホアに倒され牢獄に幽閉される[23]。
- AV0059年 大陸統一国家トロンが建国され、恒久的な平和が訪れる。
- AV0060年 ルドラサウム、ドラゴン族に飽きる。世界崩壊。
- AV0061年 天使によるドラゴン狩りが始まる。
- AV0721年 超神ローベン・パーン、新たなメインプレイヤーとして人類を創り出す。
魔王スラル時代編集
- SS0001年 スラルが魔王となる[24]。
- 魔王スラル、プランナーに魔王、魔人を無敵の存在にすることを願う。
- ガルティアが魔人となる。
- SS0420年 ケッセルリンクが魔人となる[25]。
- SS0500年 魔王スラル、実験段階の無敵能力が加わった事で魔王の血のキャパシティを超え魔王の血に飲み込まれて消滅する[26]。
魔王ナイチサ時代編集
- NC0001年 超神プランナーによりナイチサが新たな魔王に任命される[27]。
- レッドアイが魔人となる。
- パイアールが魔人となる。
- NC0321年 東部超大型地震発生。大地の一部が大陸から割れて外れる。
- NC0440年 天満橋が造られ、東の島と大陸が繋がれる。東の島はJAPANと命名される。
- NC0700年 JAPANの藤原石丸が一時的に世界の大半を支配する。
- NC0705年 魔王ナイチサ、魔人ザビエルに藤原家を討伐を命じる。魔人と魔軍により、200万の軍勢を持つ藤原家だったが、人類統一直前で崩壊。
- NC0706年 魔人ザビエルが藤原石丸、黒部、月餅と戦う。藤原石丸は殺され、黒部破壊されるが、その隙に月餅が魔人ザビエルを封印する事に成功する。
- 魔人ザビエルの使徒、玄武が武家の娘、和華に一目惚れ。異次元空間を作りだし和華をそこに住まわせさんざん尽くしたが、和華は玄武には全くなびかなかった。
- NC0901年 死滅戦争勃発。東部オピロス帝国が魔王ナイチサに戦いを挑む[28]。
- NC09??年 魔軍により人類の大多数が死滅。これにより勇者のリミッターが外れ魔王殺しの能力が発動。ナイチサが大ダメージを受ける。
- NC0960年 勇者によって受けたダメージが原因で瀕死となったナイチサは、適合者であったジルに血の継承を行う。
- 勇者リミッターの存在を知ったナイチサが、継承に際してジルに警告を残す。
魔王ジル時代編集
- GL0001年 ジル、ナイチサの跡を継ぎ魔王となる[29]。ナイチサに勇者の存在を教えられる。
- GL0002年 ジル、勇者の能力を無効化する為全ての人類の国家を破壊し人類を奴隷化する[30]。これにより人類は「数」だけなら後の時代以上に繁栄する。
- このころノス、レイ、ジーク、メディウサが魔人となる。
- 超神プランナーと超神ローベン・パーン、2級神ラ・バスワルドを2つに分けて魔王ジルに与える。ラ・サイゼル、ラ・ハウゼルが魔人となる。
- GL0498年 盗賊カオス生まれる。
- GL0512年 日光生まれる。
- GL0515年 カフェ・アートフル生まれる。
- GL0533年 エターナルヒーロー、プランナーと面会[31]。怪我をしていたブリティシュ以外は願いを叶えてもらう。
- GL0550〜0560年頃 ブリティシュ、過去に戦った魔女エイナの部下であるシンの罠にはまり禁呪をかけられる。以後、(現在の)盗賊の洞窟のコンクリートの中で過ごすことに。
- GL1000年 魔王戦争勃発。延命処理を施し、永遠に魔王であり続けようとしたジルと魔人筆頭ガイが戦う[32]。
- GL1004年 魔王戦争終結。魔剣カオスによってジルは封印される[33]。
魔王ガイ時代編集
- GI0001年 ガイが正式に魔王となる[34]。
- GI0001年 魔人ザビエル、1度目の復活。天志教により再度封印される。
- GI0020年 シルキィが魔人となる[35]。
- GI0024年 人類と魔王の新協定が成立。人類が魔物の奴隷から条件付きではあるが解放される[36]。
- このころバボラ、ワーグ、カイトが魔人となる。
- GI0294年4月7日 フリーク・パラディン生まれる[37]。
- GI0350年 ルーカ・ルーン(M・M・ルーン)、魔法バイオメタル(メタルマミー)を生み出す[38][39]。
- GI0353年 ルーカ・ルーン、24人の魔法使いたちと魔教団を結成[40][41]。
- GI0360年 魔教団、当時最強の軍事国家であったバルシン王国に宣戦布告(鉄兵戦争)3日で圧勝し、バルシン王国の跡地に魔都デトナルーカを建設[42][43]。
- GI0362年 大陸全土を支配した魔教団により、JAPAN全土が占領される。
- GI0363年 魔教団、人間界を統一[44][45]。
- GI0370年頃 闘神都市アルファ建造開始。
- GI0373年3月10日 ヴォルグ・ラウゼン・ストマウス生まれる[46]。
- GI0389年 闘神都市アルファ完成。魔教団、聖魔教団と改名する[47][48]。
- GI0420年 聖魔戦争(魔人戦争)勃発[49][50]。
- GI0420年 ケッセルリンクが魔人となる[51]。
- GI0420年4月13日 ディオ・カルミス生まれる[52]。
- 魔人たちの間で闘神落としが流行る。
- GI0440年12月15日 レプリカ・ミスリー生まれる[53]。
- GI0451年 蛮人たち(魔法を使えない人)、魔物たちと戦うことに耐えられなくなり、聖魔教団に反旗をひるがえす。このことを知ったM・M・ルーンは発狂。残存している闘神都市に蛮人抹殺命令を出す[54][55]。
- GI0452年 闘神都市ユプシロン、とある王国を壊滅させる。その際死亡したミスリー姫を魔法使いであったその兄が闘将レプリカ・ミスリーへと作り替える[56]。
- 魔人レキシントン、闘神落としをするため闘神都市ユプシロンに来襲。しかし闘将たちとの戦闘中に現れた魔人ノスに倒されてしまう。
- フリークとハンティ、魔法を無効化する体を持つレプリカ・ミスリーの協力を得て、M・M・ルーンを倒すことに成功する。
- 聖魔戦争終結[57]。聖魔教団は魔軍に無残な敗北を喫して終わる。
- GI0452年 JAPAN各地で反乱が発生。多くの戦国大名が生まれ、第3次戦国時代へ突入
- GI0452年 足利尊氏がJAPANを統一する
- GI0460年 JAPANで参勤交代がスタートされる。北条家により、地獄穴封鎖の試みが開始される
- GI0500年 魔人ザビエル2度目の復活。天志教の事を想定して蘇ったザビエルが、玄武、朱雀、白虎、青龍と共に暴れまわる。日光を持った勇者と天志教によって3度目の封印をされる。
- GI0532年 ザナゲス・ヘルマン、各国の王に領土を賭けた一騎討ちを次々と挑み、62連勝して61の地域を制圧し、ヘルマン共和国を建国する[58]。
- GI0533年 ザナゲス・ヘルマン、無理な連戦により体を壊し死亡する。
- GI0534年 ヘルマン共和国の各地で反乱発生。大規模な戦いの後、反乱軍のリーダー、グロス・リーザスが新国家リーザス王国を建国する[59][60]。
- GI0544年 第1次HL(ヘルマン・リーザス)戦争。ヘルマン共和国がリーザス王国に侵攻。ヘルマンが圧勝するものの征服には至らず[61][62]。
- GI0554年 第2次HL戦争。ヘルマンがリーザスに再び侵攻。10年に1度のお祭り戦争が始まる[63][64]。
- GI0564年 第3次HL戦争。またヘルマンが遊び半分でリーザスを蹂躙。破壊と略奪を繰り返す[65][66]。
- GI0574年 第4次HL戦争。リーザスを甘く見たヘルマンがリーザスの奇策により撃退される。ついに勢力が拮抗する[67][68]。
- GI0584年 第5次HL戦争。ヘルマンが再びリーザスに攻め込むが撃退され、和平条約を結ぶ[69][70]。
- GI0618年 JAPANにてオロチと地震の関係が明らかとなる。巫女システム開発、巫女機関設立
- GI0762年 バボラ蘇る[71]。
- GI0797年 南部の小国のダラス国探索隊が闘神都市ユプシロンを探検する[72]が、魔物によって帰る手段を無くしてしまい、以後カサドの街を作りそこに住み着くことになる。
- GI0800年 南部代理戦争勃発。それぞれの勢力にリーザス、ヘルマン、魔人が後押しする[73][74]。
- GI0802年 魔法使い達が使徒ルーシーの協力や聖魔教団の技術を得て外部勢力を一掃。魔人の後押しを受けた勢力が勝利。ゼス王国が建国される[75]。
- GI0808年 ゼス王国、モエモエ王国を併合する[76]。
- GI0813年 ケイブリスダーク発生。ケイブリスが3ヶ月にわたりゼス王国を荒らし回る[77]。
- GI0815年 メディウサダーク発生。メディウサが1年にわたりゼス王国を荒らし回る。ゼス王国では今後の魔軍への対策として、マーゼルラインの建築計画が立てられる[78]。
- GI0816年 ゼスヘルマン戦争。ヘルマン共和国、中央大地を横断してゼス王国に侵攻。ゼス軍は相次ぐ魔人の侵攻で疲弊していたが、全国民の力を終結させて迎撃。最終的にはゼス王国は禁断の魔法を使い、中央大地を砂漠化、ヘルマン共和国の侵入を防ぐとともに、以後ヘルマンが侵入できないようにした[79][80]。
- GI0845年 ゼス王国、マーゼルラインを完成させる[81]。
- GI0847年 ゼス王国、マーゼルラインにより魔軍の侵攻を防ぐ[82]。
- GI0850年 ガイと人間の間にホーネットが生まれる[83]。
- GI0859年 サテラが魔人となる[84]。
- GI0860年 ホーネットが魔人となる[85]。
- GI0885年 山脈攻防。久しぶりにヘルマン、リーザス間で大規模な戦争となるが双方痛み分けで終わる[86][87]。
- GI0888年 ゼス・リーザス戦争。領土の大半を支配しリーザスの首都まで迫ったが、暴君だった当時のゼス王が暗殺され講和が成立する[88][89]。
- GI0898年 サテラ、シーザーを完成させる。
- GI0910年 足利家崩壊。JAPANで第四次戦国時代が始まる
- GI0912年 レッドアイダーク発生。マーゼルラインをレッドアイに乗っ取られたため、ゼス王国はまたしても魔軍に侵攻されることとなる[90]。
- GI0913年 ゼス王国にて反魔法使い勢力による内乱が発生するがすぐに鎮圧される。この事件を機に魔法使いと一般市民の間に大きな身分差が生じるようになった[91]。
- GI0940年 ゼス王国、マーゼルライン爆破作戦を決行。レッドアイの体と化していたマーゼルラインに勇者が挑みレッドアイを撃退する[92]。このとき、カミーラの使徒アベルトが行方不明となる。
- GI0956年 ゼス王国のレジスタンスのまとめ役としてペンタゴンが設立される[93]。
- GI0960年3月12日 ビッチ・ゴルチ生まれる[94]。
- GI0971年8月8日 リズナ・ランフビット生まれる。
- GI0980年 ゼス王国、マジノラインを完成させる[95]。
- GI0986年 リズナ、応用学校卒業試験の際に転移トラップに引っかかり、学友数名と共に玄武の異次元空間へと飛ばされる[96]。先に捕まっていたマリモローンに騙され代わりに玄武城に捕らわれることに。
- GI0988年10月10日 ヒューバート・リプトン生まれる[97]。
- GI0990年2月3日 リック・アディスン生まれる[98]。
- GI0995年9月23日 デンズ・ブラウ生まれる[99]。
- GI0996年3月22日 レイラ・グレクニー生まれる[100]。
- GI0996年8月22日 イオ・イシュタル生まれる[101]。
- GI0997年9月9日 バード・リスフィ(バード・リスフーイ)生まれる。
- GI0998年1月5日 ランス生まれる[102]。
- GI0999年1月30日 魔想志津香生まれる[103]。
- GI0999年9月8日 マリア=カスタード生まれる[104]。
- GI1000年2月10日 シィル・プライン生まれる[105]。
- GI1000年12月13日 メリム・ツエール生まれる[106]。
- GI1001年4月29日 ジュリア・リンダム生まれる[107]。
- GI1001年6月3日 見当かなみ生まれる[108]。
- GI1002年 ランス、片腕の騎士に連れられて自由都市地帯にある村「ゴモラタウン」に現れる。騎士はそのまま死んでしまったのでランスは村長の家に預けられる[109]。
- GI1003年8月11日 アリシア及びシンシア生まれる[110]。
- GI1008年頃 邪魔者ハンターというゲームがはやる。
- GI1009年 自由都市地区の街カスタムの町で魔導士ラギシスが弟子を取り塾を始める[111]。
- GI1009年頃 ハピネス製薬設立される。
- GI1011年 ゼス王国、当時のゼス王の命令で国内の異文化撲滅政策を実施されムシ使い一族が数人を残して全滅する[112]。
- GI1011年 ランス、性に目覚める。この頃より村の問題児になりはじめる。
- GI1012年 ランス、初体験(相手は村長の次女(和姦))この頃より女の子にたいして見境がなくなる。
- GI1012年 ランス、村長の娘など村の複数の女の子に手を出しているのがばれ、村を追い出されてしまい、21歳の女戦士に付いて行き、しばらく女戦士と冒険生活をすることになった[113]。
- GI1012年 JAPANにて妖怪大戦争が勃発。九尾の狐を中心とした妖怪が人類に戦いを挑む。当時最大勢力だった織田家が梵天丸とともに事件を終らせるが、これにより織田家は当主を失い弱体化する
- GI1013年 ガンジーがゼス国王に就任する[114]。
- GI1014年 ランス、一緒に冒険していた女戦士が冒険中に死亡してしまったため一人になるが、アイスの街のキースギルドに所属し1人で生活を始める[115]。千鶴子、ナギ、マジックがゼス王国四天王に就任する[116]。
- GI1015年 魔王ガイ、継承者として来水美樹を次元3E2から誘拐してくる。魔王継承の儀式が終わった後、ガイは小川健太郎によって殺される[117]。魔王親衛隊長レーモン・C・バークスハム、美樹を完全に覚醒させるために悪の塔に連れ込む。美樹を取り戻しに来た健太郎が使用した、魔法アイテム「赤い涙」によってバークスハムは撃退される。バークスハムは弱っていたところをノスにとどめを刺される。今後の方針を巡り、独自路線を突っ走るますぞゑと、元の体に戻ろうとしているザビエル以外の魔人達が、ホーネット派とケイブリス派の2派に分裂。以後魔人同士で抗争をすることになる。
魔王リトルプリンセス時代編集
- LP1年 ケイブリスとホーネットが方針の相違により、対立。魔人間で大規模な内乱が始まる。魔王リトルプリンセスこと来水美樹、一時的にリーザスに身を寄せる[120]。
- LP1年4月 拉致され奴隷として売られていたシィル・プラインがランスに買われる。
- LP1年8月 リーザスの名家ブラン家の長女、ヒカリ・ミ・ブランが行方不明になる事件が起こる[121]。
- LP1年10月 自由都市地区の街カスタムが陥没する事件が発生[122]。ノス、ジル復活計画を実行に移す。アイゼル、サテラをそそのかし、ホーネット派を離脱する。パットン、3人の魔人たちにそそのかされリーザス侵略を決意する。
- LP2年3月 ヘルマン第3軍、リーザス城を占領する。かなみ、ランスにリア救出及びリーザス奪回を依頼する。
- LP2年4月 パットン王子率いるヘルマン第3軍が魔人ノスと手を組みリーザス全土を一時的に制圧。一時は自由都市地帯のラジールまで制圧したが、その後リーザス解放軍にカスタム侵攻戦、ジオ大会戦、リーザス城防衛戦と相次いで破れ第三軍は壊滅した[123]。名将トーマ・リプトンも戦死。リーザス解放軍、ゴールデンランス作戦によりリーザス城内部への進入成功。ランス、リーザス城地下にあった魔剣カオスを手に入れるが、それによってジルの封印が解けてしまい、魔王ジルが復活する。カオスの封印を解いたランスが魔人アイゼル、ノス、サテラを倒し、魔王ジルも再度封印しようとするが[124]、それを嫌ったジルの自分もろともランスを異空間に引きずり込む作戦により、異空間にシィルと共に閉じこめられる[125]。長い間病に伏していたヘルマン国王が死去(暗殺説もあるが真偽は不明)。[126]
- LP2年5月 ヘルマン共和国評議会、ビッチの提案により闘神都市ユプシロン探索を決定。
- LP2年6月 リア・パラパラ・リーザスがリーザスの新しい王となる。名実ともに最高権力者へ[127]。同日、シーラ・ヘルマンがヘルマンの新皇帝に即位、共和制から帝政へと移行しヘルマン帝国と国名を改める[128]。ヘルマン、闘神都市探索隊出発。
- LP2年7月 異空間を漂っていたランス、光の神のブロマイドを踏みまくったせいで、闘神都市ユプシロンへと飛ばされる。リーザス(+カスタム)、ランス捜索隊出発[129]。
- LP2年8月 フロストバイン、あてな2号を完成させる。ビッチ、闘神ユプシロンを起動させる。ユプシロンは停止前の命令に従い人類を攻撃しようとする。ランス、ユプシロンを破壊。その結果、闘神都市ユプシロンも全機能を停止し墜落する[130][131]。カサドの街の住人、闘神都市ユプシロン墜落地点に街を作り、闘神都市と名付ける。ジョセフ、エンジェル組アイスの街支部から、ウェンリーナーを誘拐。エンジェル組アイスの街支部、ウェンリーナーを誘拐された報復にハピネス製薬本社工場地下にモンスターを送り込む。
- LP2年10月 ランス、キースギルドからハピネス製薬のモンスター退治の依頼を受ける。モンスターを送り込んでいたのはエンジェル組だと判明。ドハラス社長、ランスに事件解決を依頼[132]。
- LP2年12月 ランス、キースギルドから依頼を受けるが、洞窟探索中に玄武の異空間へと迷い込む。ゼス王国にて12月革命が起こる。ペンタゴンが反ガンジー派の貴族達とともにクーデターを起こすが鎮圧される。穏健派のレジスタンスとしてアイスフレームが結成される[133]。
- LP3年1月 カミーラ、10万の大軍を率いてゼス王国に侵攻しようとするが、稼働したマジノラインによる圧倒的な火力の前に5万の損害を受け撤退する[134]。
- LP3年1月 アイスフレーム、2級市民の大規模救出作戦に失敗し、壊滅的損害を受ける[135]。
- LP4年 マリア・カスタードが発明したチューリップ1号がJAPANの種子島家に伝来しこれを基に後に鉄砲が発明される。
- LP4年3月 ランス、キースギルドの依頼を受けてゼス王国にやってくる。
- LP5年 魔人ザビエルが織田家の当主信長に乗り移り復活するも、ランス達に倒され、魔王美樹に吸収されて完全消滅する。
関連商品編集
ノベライズ編集
あかほりさとる・オリジナルストーリー、長谷川勝己・文によるノベライズ。
- ランス1 極寒のパンドーラ(1996年5月10日、ワニブックス) ISBN 4-8470-3185-7
- ランス2 灼熱のドゥマ城(1997年2月10日、ワニブックス) ISBN 4-8470-3221-7
- ランス3 虚空の魔少女アミィ(1997年12月15日、ワニブックス) ISBN 4-8470-3261-6
コミック編集
ランス・クエスト編集
- 『電撃姫』2012年03月号から休刊となる2015年2月号まで連載され、その後『電撃姫.com』終了まで連載された。作画は白根戴斗。既刊3巻。
- ランス・クエスト(1) (2012年09月15日、アスキー・メディアワークス/電撃ジャパンコミックス) ISBN 978-4-04-886972-0
- ランス・クエスト(2) (2013年10月15日、KADOKAWA/電撃ジャパンコミックス) ISBN 978-4-04-891916-6
- ランス・クエスト(3) (2014年11月15日、KADOKAWA/電撃ジャパンコミックス) ISBN 978-4-04-869019-5
ドラマCD編集
- Rance 〜真実のランス〜(1996年4月30日発売、コンパス) CBCS-13
OVA編集
Rance 砂漠のガーディアン編集
1993年12月25日に徳間ジャパンコミュニケーションズから『Rance 砂漠のガーディアン』のタイトルで発売されている。
- スタッフ
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- 原作 - アリスソフト(「ランス」より)
- オリジナルストーリー・脚本 - あかほりさとる
- キャラクターデザイン・作画監督 - 山田捨吉、猫野乃々美
- 絵コンテ - 秋山健士
- 演出 - 富井恒
- 美術監督 - 横瀬直士
- 撮影監督 - 岡崎英夫
- 音楽 - 武井浩之
- 音響監督 - 渡辺淳
- プロデューサー - 菊川幸夫
- 制作プロデューサー - 沢登昌樹、加藤長輝、野村和史
- 制作協力 - A.P.P.P.
- 制作 - アニメイトフィルム
- 製作 - 徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 主題歌
-
- オープニングテーマ「ためいきのスターライトファイヤー」
- 作詞 - 朝倉京子 / 作曲 - KIM / 編曲 - 武井浩之 / 歌 - 須藤まゆみ
- エンディングテーマ「太陽が見ている」
- 作詞 - 水野礼子 / 作曲 - 伊美夏 / 編曲 - 武井浩之 / 歌 - 倉橋宇多子
- シリーズ
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- MAIL ORDER VIDEO ANIMATION 『Rance 砂漠のガーディアンI』 1993年12月25日発売 LD:TJM-12
- MAIL ORDER VIDEO ANIMATION 『Rance 砂漠のガーディアンII』 1993年12月25日発売 LD:TJM-13
- 『Rance 砂漠のガーディアン』 1994年7月22日発売 VHS:TKVA-1010
- 『Rance 砂漠のガーディアン』 1994年12月25日発売 LD:TKLA-50156
ランス01 光をもとめて THE ANIMATION編集
2014年から2019年にかけてDVD及び全話収録のBlu-ray Disc、ゴールドディスクが発売された。ダウンロード版は単品動画として配信されている。
- キャスト
-
- ランス - 由嘉鈍[136]
- シィル・プライン - 高橋さや
- 堀川奈美 - 黒井音瑚
- パティ・ザ・サマー - 青葉りんご
- ミリー・リンクル - 藤森ゆき奈
- ウィリス・藤崎 - 羽瀬らいる
- ネカイ・シス - 御苑生メイ[137]
- マリス・アマリリス - 加賀ヒカル
- パルプテンクス・フランダース - かわしまりの
- 謎の忍者/見当かなみ - 真中海
- メナド・シセイ - 桜川未央
- ユラン・ミラージュ - 壱伊なるせ
- リア・パラパラ・リーザス - 萌花ちょこ
- ヒカリ・ミ・ブラン - 星咲イリア
- ラベンダー - 雪村とあ
- キース・ゴール - 雨戸武治
- ボブザ・フランダース - 戸塚和也
- ライハルト - 浪速辰
- 窃盗団A - にしかわけんご
- 窃盗団B - 鎌田かける
- ナレーション - 勅使河原冬子
- アナウンサー - 星ノこてつ(NOモーション。)
- ニンジャマスター - 矢野ともゆき(NOモーション。)
- スタッフ
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- 原作 - アリスソフト(「ランス01 光をもとめて」より)
- 企画 - ふじけん
- プロデューサー - 吉田松陰、堀江拓
- 監督・作画監督・キャラクターデザイン・演出 - 西川貴史
- 脚本 - うだたん
- 絵コンテ - 西川貴史、堤抄子
- 美術設定 - 西ビー
- 色彩設定 - 吉澤大輔
- 撮影監督 - 堀川和人
- 音響監督 - 郷歩みゆき
- 編集 - 新海コウキ
- 題字 - 梅津僚介
- 世界地図 - 堤抄子
- ボブザの描いた絵図 - ラッシャーヴェラク
- 原画 - 小原和大、宮嶋仁志、安本学、長田信博、西川貴史、伊藤陽裕、野沢弘樹、田中淳次、高力台地、中川貴裕、zhao cunzhen、鬼島、大飛龍狂一、山あつし、西ビー、小幅寛之
- 第二原画 - 小澤宏貴、田中和貴、金田雅俊、黒満ことみ、千川早一郎、おかざきゆきお、hong sun ho、kim jun hwan、lee se bo、park si youn
- 動画検査 - 高円寺東尾
- 動画 - 陽陽動画、おかざきゆきお、DNA
- 色指定・検査 - 吉澤大輔
- 仕上げ - 陽陽動画、おかざきゆきお、DNA
- 美術 - NAMU animation
- 撮影 - 堀川和人、高田誠
- 編集スタジオ - 柳編集室
- 音響編集 - 諏訪田谷
- 録音調整 - 恵比寿義人
- 録音助手 - 五反田篤志
- 録音スタジオ - ST-U2-SAM
- 広報 - 早漏上、舞美真淫、蘭子・dx、青山学淫
- アドバイザー - 小椋俊介
- 制作担当 - 入谷竜雄
- ピクセルアニメーション - いまざきいつき
- 制作 - (株)セブン
- 製作 - ピンクパイナップル
- シリーズ
- DVD
-
- 第1話「ランス、起つ!!」 2014年12月26日発売 JDXA-57271
- 第2話「進行!! リーザス中枢」 2015年6月26日発売 JDXA-57275
- 第3話「ランス、断つ!!」 2016年1月29日発売 JDXA-57276
- 第4話「そして、王道へ…」 2016年6月24日発売 JDXA-57277
- Blu-ray Disc
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- 「ランス01 光をもとめて THE ANIMATION」 ブルーレイ 完全版 2017年12月22日発売 JDBA-57454
- ゴールドディスク
-
- 「ランス01 光をもとめて THE ANIMATION」ゴールドディスク 2019年5月31日発売 JDXA-57524
スタッフィング編集
OVA版『ランス01』は、ピンクパイナップルのプロデュースの元、アニメーションスタジオ・セブンによる制作が行われた[136]。 ピンクパイナップルのプロデューサーである吉田小陰は、自社の『恋騎士 PurelyKiss』などの監督を務めた西川貴史に、ビッグタイトルの監督を任せたいと考えていた[136]。同時期、アリスソフトが『Rance』のリメイクである『ランス01』を発売したことから、吉田はチャレンジの意味を込め、西川に同作のアニメ版を監督してもらう企画を打ち立てることを思いついた[136]。 企画書は、西川の手によるイメージボードを添えた状態でアリスソフトに提出され、最終的にアリスソフトから映像化の許諾がおりた[136]。 吉田はTG Smartでの対談にて、「普通は原作がある作品のアニメ企画書につけるイラストは、原作の絵をトレースした程度のものが普通なんですが、西川さんはすでにアニメが作られているかのような、架空の劇中の場面カットのラフを何十点も描かれたんですよね。そのため、おもしろく映像化できるというイメージをアリスソフト様にも伝えやすかったのが、企画が通った大きな理由だと思います。」と許諾を得られた理由について推測している[136]。また、セブンの代表取締役で、同作のプロデューサーを務めた堀江拓も、「(前略)イメージボードは、本来現場に絵のイメージを伝えるためのものなんですが、『ランス』の企画書の絵を見て「これが実現したらすごいな」と純粋に思いましたね。また企画書のイメージがあったため、『ランス』の現場も非常にスムーズに滑り出せたと思います。」と前述のインタビューの中で振り返っている[136]。 脚本作成後の絵コンテは、スタッフの友人である漫画家の堤抄子が担当した[138]。
セッティング・キャスティング編集
アニメ化に際し、「いかにファンに届くか」に重きが置かれた。ユーザーの目線を重視する一環として、スタッフの知り合いの『Rance』シリーズファンへの聞き取りや、ファンサイトの調査が行われた[136]。 特に、キャスティングに関しては細心の注意が払われ、ファンの意見、西川のイメージ、アリスソフトの意見をすりあわせた上で選定された[136]。 西川は本格的なファンタジーは初めてだったことから、自分が幼少期に親しんだ『ロードス島戦記』をはじめとする一昔前のファンタジーアニメの面白さを表現することに注力した[136]。 一方で、設定が西川一人の手でおえないところがあることから、美術設定は長年の『Rance』ファンが起用され、設定の検証も行われた[136]。
ランスのデザインは企画書用に書き起こされたデザインがほぼそのまま採用された。また、女性ファンからも好かれるようにするため、鬼畜でありながらも明るい少年のようなところをもつキャラクターとして設定された[138]。 また、ランス役の由嘉鈍は、アリスソフト側のイメージと西川のイメージが一致する形で選ばれた[136]。
ヒロインのシィル・プラインはメインヒロインながらも、なかなか一番人気になれないという現況を鑑みた西川により、ほおに髪の毛をかけるなどして色気を出す試みが行われた[138]。
ランスを振り回す道具屋のパティ・ザ・サマーは明るい性格を表現するため、じっとしているときでも髪の毛が跳ねているように描かれ、耳が隠れないようにした[138]。また、西川は旅館「氷砂糖」の女主人・堀川奈美のについて、着物の柄に苦労したものの振り袖のおかげで華やかになったと、前述のインタビューの中で振り返っている[138]。
盗賊のネカイ・シスの衣装はファンタジー色の強いデザインが施された[138]。西川は彼女のデザインについて「パーツが多いから、色の塗り間違いなども起こりやすくて大変でしたけど、見栄えはよくなったと思います。」と、前述のインタビューの中で振り返っている。また、堀江も「左右でパーツが違ったりもするので、描くのは大変でしたね。」と振り返っている[138]。 初期の段階からネカイ役には御苑生メイが起用されることが決まっており、西川は作画時にイメージしやすかったと前述のインタビューの中で振り返っている[138]。 御苑生はTG Smartとのインタビューの中で、リメイク元である『Rance』は美少女ゲームを知るきっかけになった作品であると述べており、「当時は声がついていないゲームだったんですが、その作品がアニメになって自分が声をあてられるということにすごく驚いて小躍りすると同時に、私などが出演して、みなさんの思い出を汚してしまうことにならないだろうか? と心配になりました(笑)。」とも話している[137]。 演技をする際に意識したことについて、御苑生は「(前略)それで台本を読んだときは「酸いも甘いも嚙み分けた、大人っぽいエロスなお姉さん」という印象を受けたので、最初は少し大人っぽく色っぽく演じようと思いました。 その後、外見がかわいらしかったので、それに合わせて大人過ぎず、幼過ぎないところからエロスが出せればよいなと思って演じたら、OKをいただきました。結果的に、自分の声に近い自然体で演じることができましたね。」と振り返っている[137]。 また、 御苑生は「私は収録の際は、「主人公から見てこの娘はどういうキャラクターか?」と、男性キャラクターの視点でいつも考えるんですが、ランスは理解しやすい個性あるキャラですし、アニメでのランスの声も私のイメージ通りだったので、その点からも演じやすかったです。」とも話している[137]。
とらわれの町娘であるパルプテンクス・フランダースは、西川の監修のもと、ピンクパイナップルの別作品で監督を務めた小原和大がデザインを手がけた[138]。
トレーディングカード編集
- ハーレムマスター
- ティーアイ東京が制作したアリスソフトのゲーム全般を題材としたトレーディングカードゲーム。現在Ver.6までリリースされている。
- オフィシャルガイドブックが出版されている。「ハーレムマスターオフィシャルガイド」(メガストア編集部編集、コアマガジン発行、2001年1月5日発行) ISBN 4-87734-419-5
- キャラクターカードの「所属」がランスシリーズ以外の場合には『ママトト』、『DiaboLiQuE』、『ぱすてるチャイム -恋のスキルアップ-』、『DARCROWS』などと作品ごとになっているが、ランスシリーズの登場人物だけはリーザス(これはさらにリーザス王室、リーザス親衛隊、リーザス魔法部隊、リーザス軍、リーザス一般人などと細かく分かれている)、ヘルマン、ゼス、JAPAN、自由都市群、魔人界、異世界の住人などと細かく分かれており、ランスシリーズ中心の構成になっている。
- リセ
- シルバーブリッツのカードゲーム、Lyceeに参戦している。収録エキスパンションは、Alicesoft1.1など。
資料編集
- ランスコンプリート(2004年12月10日 メディアワークス発行 角川書店発売)ISBN 4-8402-2859-0
- Rance VI -ゼス崩壊- ラフ画集(2004年9月11日 FOX出版編集 虎の穴発行)
- 鬼畜王ランス初回限定版付属ブックレット
- 鬼畜王ランス音楽CD付属ブックレット
- アリスソフトユーザークラブ会報「アリスの部屋」、「アリスのでんちばくだん」、「はに報」、「火星救急車」、「ハニホン」
- 戦国ランスROM内のデータ「埴輪文書」
- 鬼畜王ランス公式設定資料集(1997年2月、ソフトバンククリエイティブ発行)ISBN 4-7973-0210-0
- アリスソフト公式完全必勝ガイド2(1999年9月10日、コアマガジン)ISBN 4-87734-271-0
- 戦国ランスパーフェクトガイド アリスソフト公式(2007年8月8日、コアマガジン) ISBN 978-4-86252-167-5)
- アリスソフトBlog
脚注編集
- ^ “スタッフ一覧”. ランスワールドノート. アリスソフト. 2013年9月20日閲覧。
- ^ 「ランスなぜなに質問箱」『ハニホンX』アリスソフト、2018年8月、p. 43
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 今俊郎,黛宏和 (2019年8月1日). “【ゲームの企画書】エロゲー業界の重鎮アリスソフトのTADA氏が駆け抜けた現場30年。平成に始まり平成に終わった『Rance』シリーズを完結させた「作り続ける人」が向かう先(2ページ目)”. 電ファミニコゲーマー. 2019年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 今俊郎,黛宏和 (2019年8月1日). “【ゲームの企画書】エロゲー業界の重鎮アリスソフトのTADA氏が駆け抜けた現場30年。平成に始まり平成に終わった『Rance』シリーズを完結させた「作り続ける人」が向かう先(1ページ目)”. 電ファミニコゲーマー. 2019年8月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 福山幸司 (2019年6月7日). “平成元年に始まり平成で終わった美少女ゲーム『ランス』シリーズを振り返る。各種文献から見るアリスソフトとTADA氏の軌跡” (日本語). 電ファミニコゲーマー. 2019年6月12日閲覧。
- ^ “【発売直前コメント付き!】8/28(金)発売『ランス03 リーザス陥落』(アリスソフト)続報!”. TGSmart. エンターブレイン (2015年8月25日). 2019年8月18日閲覧。
- ^ “2004年MOEゲーランキング 総合部門”. Getchu.com. 2019年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ “2004年MOEゲーランキング システム部門”. Getchu.com. 2019年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月20日閲覧。
- ^ a b c “ランス・クエストとは”. アリスソフト. 2012年6月26日閲覧。
- ^ “ランス・クエストってどういうゲーム? 第6回「パーティー編成は職業次第」”. アリスソフト. 2012年6月26日閲覧。
- ^ a b “ランス・クエストってどういうゲーム? 第2回「女の子を沢山連れて行こう」”. アリスソフト. 2012年6月26日閲覧。
- ^ “美少女ゲーム大賞2014 総合部門 結果発表”. 2018年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月18日閲覧。
- ^ “美少女ゲーム大賞2014 システム部門 結果発表”. 2018年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月18日閲覧。
- ^ a b 『鬼畜王ランス 設定、小説本』3ページ
- ^ 魔人なら魔法で封印する事も可能だが、比較的弱い魔人でなければ現実的な手段ではない。強力な魔人ザビエルを月餅という僧侶が封印した例もあるが、月餅の正体は人でなく悪魔だった。また窒息すれば、死にはしないが一時的に活動不能になる事もある。
- ^ 『鬼畜王ランス設定、小説本』2ページ
- ^ 『Rance VI -ゼス崩壊-』OPより
- ^ 神側の階級と似通っているが、ラサウムが永遠の八神と同格、三魔子が2級神以上1級神未満といった具合に、その実力は落ちる。
- ^ 「魔人界 年表 kuku0001」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 kuku0200」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 AV0001」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 AV0011」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 AV0056」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 SS0001」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 SS0420」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 SS0500」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 NC0001」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 NC0901」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GL0001」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GL0002」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GL0533」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GL1000」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GL1004」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GI0001」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GI0020」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「魔人界 年表 GI0024」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「キャラクター設定 フリーク・パラディン」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 58。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI350年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 36。
- ^ 「聖魔教団 年表 GI0350」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 35。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI353年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 36。
- ^ 「聖魔教団 年表 GI0353」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 35。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI360年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 36。
- ^ 「聖魔教団 年表 GI0360」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 35。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI363年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 36。
- ^ 「聖魔教団 年表 GI0363」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 35。
- ^ 「キャラクター設定 ヴォルグ・ラウゼン・ストマウス」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 61。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI389年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 36。
- ^ 「聖魔教団 年表 GI0389」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 35。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI420年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 37。
- ^ 「聖魔教団 年表 GI0420」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 35。
- ^ 「魔人界 年表 GI0420」『ランス ザ・コンプリート クロニクル』p. 36。
- ^ 「キャラクター設定 ディオ・カルミス」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 59。
- ^ 「キャラクター設定 レプリカ・ミスリー」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 60。
- ^ 「現在知りうる闘神物語 GI451年」『Rance IV -教団の遺産- マニュアル』アリスソフト、1993年12月、p. 38。
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- ^ a b c d e f g h i “【ピンパイ】『ランス01』制作者インタビュー【後編】”. TG Smart (2014年12月10日). 2019年7月7日閲覧。