彦坂正道
日本の物理学者
彦坂 正道(ひこさか まさみち、1944年1月11日 - )は、日本の物理学者。専門は高分子物理学。超高性能プラスチックの研究で知られる。広島大学名誉教授[1]。
父は原子核物理学者で新潟大学名誉教授の彦坂忠義。兄は社会評論家、翻訳家、社会運動家の彦坂諦。母方の祖父は西洋史学者の阿刀田令造。
経歴 編集
超高性能プラスチック 編集
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厚さ10分の数mm。透明で成形しやすく、自動車の車体やガラスの代用品などとして応用が見込める。通常のプラスチックとほぼ同じ値段ででき、不純物がないためリサイクルしやすい利点がある。従来のポリプロピレンより、引っ張り強度が7倍以上の230MPaに増していた。この強度は同じ重さの鉄鋼の2〜5倍という。自動車の車体を鉄鋼でなく今回の素材に置き換えると、コストが全体の3分の1から4分の1で済む[2]。